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鮎はのんびり泳いでいますが、蛇籠が水流を思わせてくれます。
もう少し早い夏の着物ですが、次のシーズンはすぐやってきます。
背中に小穴がありましたので、補修してあります。

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沢鷹は、葉っぱの形のおもしろさから江戸旗本たちの家紋として大流行し、歌舞伎界にも残っています。
裾に仲良し夫婦の象徴であるオシドリを配して、どこかユーモラスでアールデコ的なきものの誕生となりました。
きれいな緑というのも稀な色留袖に入るでしょう。
蔦の染め5つ紋があります。

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夕闇迫る中、擬人化した虫たちが行列して先を急いでいます。
月夜のパーティーが待っているのです。
我々日本人は、万葉の昔から虫の音に心癒されてきましたが、幕末から明治にかけて大流行した意匠です。
このきものは、紋の大きさから昭和中期のものと思われます。
丸に覗き木瓜の染め5つ紋があります。

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水辺文様に蛇籠は、古来より好まれて意匠に出てきます。
この曲線と、網目文様とに、自然界の風物がお似合いだったのでしょうか。
桐の染め5つ紋がありますので、格式あるお着物だったのでしょう。

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京都光悦寺の垣根から付けられたこの文様に人気があるようです。
広いお庭には秋のお花が咲き誇って、垣根越しに満開のさまを呈しています。
お袖も長く、地紋が織り込まれているので、昭和初期のエレガントなお出かけ着となります。

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お庭の様子にも、うちわ絵の中にも涼しさがみなぎっています。
透かしの地紋も水紋となっています。
ソフトピンクなので、ちょっとしたお出かけにお気軽にお召しになれます。

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楊柳錦紗の柔らかな風合いが、初夏の肌に心地良い単衣着物です。
地色もやさしい藤色で、軽いお出かけにお勧めの一枚です。

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扇の中に桔梗、萩、女郎花が、色とりどりに染めれ、刺繍された華やかな単衣の訪問着。
単衣の訪問着は、なかなか、沢山はありませんが、やさしい地色に品の良い美しいお着物です。
裄も大きくなりました。

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明るくて、優しい感じの色柄に引き込まれて、単衣をお仕立てしてみました。
糸がしなやかで軽く、初夏の街着として、白い帯をしてお出かけになって頂きたいです。

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青紅葉の中、霞の合間をぬって、ツバメが勢い良く飛んでいて、季節感溢れる付下です。
白緑色の地には、かわいい萩文様が透かしで入っていて、鋭いツバメたちの動きに和みを分けています。
お袖が長い分、身頃が短いのが残念です。

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秋草の友禅に薄ベージュの紗がかかった、穏やかで品性のある訪問着です。
紗合わせは、おもに初夏にお召しになりますが、秋草を添えて、涼気を誘っているのでしょう。
内側の紗の地紋も水紋のようで、軽く涼やに見えます。

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秋野の文様が丁寧に糸目で描かれて、刺繍もしっかりと入っています。
難しい9月の準礼装としていかがでしょうか。
かわいいカタバミの5つ紋です。

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小さな縦縞が透かしのように入り、ススキが原の地紋が涼しげな夏の着物です。
明るい地色なので、夏の日差しに映えそうな、爽やかなしなやかさがあります。
居敷当て付きで、サイズも大きくなります。

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品のある鉄納戸色に深い想いが込められていそうな訪問着。
網干から感じる日々の生活と、悠久の時を連想させる苔むした岩、寄せては返す波…そして千代、八千代という言葉。
どんな方が何を思ってお誂えになったのでしょうか。
しっとりと想いを馳せたくなります。

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綺麗な紫地の裾に暈しが入り、秋の花々がカゴに盛られて、風雅な情景が醸し出されています。
七宝に蔦の染め3つ紋があります。