訪問着・付下・小紋
着物が最も美しい時代が、今に遺したもの
明治の凛とした3つ紋の礼装、着物文化を謳歌した大正のはんなりとしたお出かけ着、そして世界の流行を取り入れた昭和初期の躍動美にあふれた普段着…
それらを化粧直しをする思いで洗い張りや仕立て直しをして、現代によみがえらせた着物を中心に揃えました。
着物文化が最も花開いた時代の確かなものをお召しいただきたく、ご紹介しています。
あんずの付下
33,000円(税込)
着物22-05-01
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺6寸5分(約62.7cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸5分(約32.2cm)
前巾:7寸(約26.6cm)
後巾:8寸(約30.4cm)
通信販売可
「あんずの花は、気まぐれで、花咲く時期がわからない」という歌にもあるように、手にいれるのは、たやすくないあんずの実。
上前には、丸い実をつけたあんずの樹、下前には、常葉樹であるつわぶきが、可愛い黄色の花を咲かせた姿が、友禅と刺繍あしらいで裾模様に描かれているなんとも、洒落た素敵なお着物です。
「可愛いあんずの地色が、灰色なんだろう?」と幼稚で野暮な疑問が、浮かびましたが、抑えた色が、品よく美しい明治時代から、モダンを上手に着こなし、表現した大正時代。
灰色の現代では、渋いといわれる色は、着る人を美しく照らしていたのでしょう。
ちなみに大正2年1月に掲載されている、高浜虚子の「あんずの落ちる音」という短編があるそうです。
あんずは、現代より、もっと身近な存在だったのは確かですね。
湿原にナベツル単衣訪問着
99,000円(税込)
着物22-04-43
お仕立て直し
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸5分(約32.2cm)
前巾:6寸5分(約24.7cm)
後巾:7寸8分(約29.6cm)
通信販売可
型染めですが、染め方を駆使して訪問着にしています。
一度藍に入れてから丹殻染めを施し、鶴だけを残してノリ伏してから、再度藍染めしたものと思われます。
最後に又、裾の鳥だけ丹殻染めをしています。
愛らしくも奥ゆかしいこの訪問着は、松原工房の作品かと思われます。
松原工房作 地白扇面に菊と藤中型
88,000円(税込)
着物22-04-41
お仕立て直し
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺8寸(約68.4cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:9寸(約34.2cm)
前巾:6寸(約22.8cm)
後巾:7寸5分(約28.5cm)
通信販売可
美しい白地に何枚もの型紙で染められた中型。
高度な技術をもつ松原工房のものと思われます。
白地に扇面がリズミカルに配され、菊と藤が青一色で染められ美しい景色となっています。
柴垣にダリヤ文様の散歩着
90,000円(税込)
着物22-04-15
身丈:3尺9寸5分(約150.1cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸8分(約33.4cm)
前巾:6寸(約22.8cm)
後巾:7寸5分(約28.5cm)
通信販売可
変わり石畳紋に、裾は白いお花の咲き誇るお庭の様子です。
初夏に咲く多年草のダリヤの花は、昭和の中頃まで、どちらのお庭にも賑やかでした。
垣根の中には小菊を配していて、秋にもお召しいただけるお出かけ着になっています。
芽吹きのお散歩着
132,000円(税込)
着物22-04-14
お仕立て直し
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:9寸(約34.2cm)
前巾:6寸3分(約23.9cm)
後巾:7寸5分(約28.5cm)
通信販売可
早春が、薫ような、芽吹き色の江戸小紋。
春を告げる福寿草を一越しちりめんの裾に灯屋2の刺繍で咲かせました。
春の陽射しに美しいクラシカルなムードのお散歩着になりました。
薄香色花兎紋色無地
88,000円(税込)
着物22-04-13
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄:1尺7寸2分(約65.4cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸8分(約33.4cm)
前巾:6寸1分(約23.2cm)
後巾:7寸3分(約27.7cm)
通信販売可
縫い取り織りで、花うさぎが並んでいます。
春秋花丸文様の訪問着
100,000円(税込)
着物22-04-12
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
袖丈:1尺8寸(約68.4cm)
袖巾:8寸8分(約33.4cm)
前巾:6寸2分(約23.6cm)
後巾:7寸3分(約27.7cm)
通信販売可
瑠璃色の素地には、大きな蜀江文様に壺たれの景色が見えます。
肩に袖や裾に配された花丸文は、四季のとりどりのお花に満たされて、芳しく匂うが如くの美しさを放っています。
八掛は、春の若竹色をえらんでみました。
山水文様一方付け袷
71,500円(税込)
着物22-04-11
身丈:4尺5分(約153.9cm)
裄:1尺7寸2分(約65.4cm)
袖丈:1尺2寸5分(約47.5cm)
袖巾:8寸5分(約32.2cm)
前巾:6寸(約22.8cm)
後巾:7寸8分(約29.6cm)
通信販売可
しののめ縮緬地に、木版染めの様なやさしいタッチで、山水の風景が描かれています。
水の流れにかわいい花々が散って、春に誘われてお出かけするのにふさわしい、和やかな着物です。
一方付けというのは、こだわりのない、軽いお出かけの時、ご年配の方にも重宝なお着物のようです。
段変わり文様江戸小紋
88,000円(税込)
着物22-04-10
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:9寸(約34.2cm)
前巾:6寸2分(約23.6cm)
後巾:7寸7分(約29.3cm)
通信販売可
文様が複雑に入り混じって、繰り返しが来るまで探しましたら、なんと4尺、150センチもありました。
色も2色ですし、一体何枚の型紙を使うのでしょうか、その魂胆に驚かされます。
白い帯で、清々しく、お召しになってください。
明治期江戸小紋
100,000円(税込)
着物22-04-09
お仕立て直し
ご商談中
身丈:4尺(約152cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸4分(約32cm)
前巾:6寸5分(約24.7cm)
後巾:7寸7分(約29.3cm)
通信販売可
ぽってりとした縮緬に、今となっては見たこともない、縄を編んだ様な型が染められています。
かたばみの大きな染め3つ紋があり、往時の着姿が偲ばれます。
お仕立て直しの際、八掛を同時代の縮緬の裾模様と、遊んでみました。
アオモミジの訪問着
132,000円(税込)
着物22-03-09
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸7分(約33.1cm)
ご商談中
通信販売可
璃寛茶と言われる芝翫茶よりも少し暗い色は、この見事なアオモミジのために選ばれたのでしょうか。
サビ青磁の葉っぱたちが、渋い落ち着きのあるベースに支えられて、みごとに輝いています。
こんなにおおわれても、なお余裕のある風情を見せてくれる訪問着です。
竹雀の付下
49,500円(税込)
着物22-03-08
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
通信販売可
薄いグレー地に、手描き友禅で、新緑の竹が伸びやかに、雀たちが愛らしく描かれています。
バランス感覚が程よく、墨を加えた竹の色が爽やかです。
雀には刺繍が入って立体感が出ています。
ヤブコウジの付下
88,000円(税込)
着物22-03-11
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸7分(約33.1cm)
通信販売可
太い縞が1本入った山繭の楊柳地に、ヤブコウジの刺繍を刺してみました。
渋い御納戸色の着物がかわいい赤い実に誘われて、春のお出かけ着になりました。
よろけ縞に更紗文の散歩着
140,000円(税込)
着物22-02-15
お仕立て直し
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm)
裄:1尺7寸8分(約67.6cm)
袖丈:1尺4寸(約53.2cm)
袖巾:9寸(約34.2cm)
前巾:6寸7分(25.5cm)
後巾:8寸7分(約33.1cm)
通信販売可
行儀小紋の間を縫ってよろけ縞が走っています。
裾には花唐草が、友禅と刺繍とで描かれています。
寒色系なので、水ぬるむ頃のおしゃれ着としてお勧めします。
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140,000円(税込)
着物22-02-15