いよいよ今週末に迫りました。
寄せ裂を広く集めて、50点ばかりの帯をお披露目します。
6日木曜日夜にはHPでアップしますので、そちらもご覧になってくださいね。
今回は伊兵衛織りの寄せ裂帯を4点ご紹介します。
玉糸を天然染料で染めて手織りした、色味も手触りも心和む裂たちが集まっています。
お手持ちの紬が、穏やかで格上の着心地となりますことでしょう。
企画展2月8日土曜日〜16日日曜日
於 灯屋2 銀座店
今日はホームページのための撮影をしました。
カメルーンパミレケ布、西馬音内端縫い衣裳、浦野布をはじめ、江戸裂や外国布、おもしろ柄など色々寄せ集めて、何と43本のできあがりとなりました。
全容は6日木曜日の21時アップの予定ですが、インスタでもご紹介していきます。
今回は次の2点です。
浦野理一と結城紬+コラージュ
浦野理一を重ね、微塵格子の結城紬で斜めにカットした上に、ドクダミをコラージュしています。
存在感たっぷりな浦野布と、ドクダミの葉っぱのやさしい和更紗が、渋い結城紬によって華やかなものへと昇華しています。よく見ると、かわいいヤモリがへばりついていますよ。
雪中にツグミ ボーダーの名古屋帯
季節は巡り風に舞う粉雪の中、
赤い木の実を探して枯れ枝に集うツグミの群れ。
渋い色調が冬の情景を見事に表現しています。
ボーダーに置いた吉野格子が、イメージを増幅していて、完成度の高い帯になりました。
8日からの企画展をお楽しみに。
「楽しい寄せ裂帯」展
2025年2月8日より16日
灯屋2銀座店にて
わたしたち布好き者は、古来より、時代も生まれも違う布たちを、小さく朽ちるまで愛でてきました。そして最後は寄せ裂になり、観賞用として、又、違う用途となって活用されてきました。
灯屋2でも早い頃から、着物や帯として再生し、新しい美を創ってきました。
今回は、浦野理一の継ぎ裂展のあと、集めた布たちを寄せ裂として帯にしてみました。
当店での創作の他、秋田西馬音内盆踊りの端縫い衣裳、七条袈裟、アフリカ西海岸の小巾の織り物の剥ぎ合わせ、など色々にお楽しみ頂けます。
そして又、浦野さんの継ぎ帯も新作が登場します。
こちらは浦野理一のバージョンアップした名古屋帯です。
寒中とはいえ、温かい日もございますので、お誘い合わせてご来店くださいませ。
つづいてアフリカのカメルーン、パミレケの人たちの絞り布です。
グループや地位によって、色々な絞りの形があると言われていますが、こちらは、年月をかけて作られたものを、寄せ集めて大きな布にしてありました。さまざまな色とデザインが素朴に縫い合わさって、美しい造形となっています。名古屋帯と半巾帯が数本できあがりました。
「楽しい寄せ裂帯」展 2025年2月8日より16日 灯屋2銀座店
和ダンスはいかがですか?
姉妹店、府中の青梵ギャラリーより、耳寄りなお知らせです。
伝統工芸師の手になる総桐ダンスが、ただいま入荷しました。
三段重ねの、重厚かつシンプル、使い勝手の良さが形に現れているような優れものです。
灯屋2の着物ファンの皆さまに、まずはお知らせします。
販売時の定価は90万円で、伝統工芸士の作です。(デパートで販売された時の領収書の写真を添付いたしました)
伝統工芸師 田澤謙介 作
賀茂三つ重ね総桐衣裳箪笥
¥198000.(送料別)
サイズw 109.6109.6cm.
D 45.5cm.
H 172.5cm
お問い合わせ (有) 灯屋 青梵ギャラリー
tel042.334.5253 10時-18時(月、火休み)
又は、灯屋2 銀座店まで
さすがに“大寒”,寒さ厳しい毎日,ホッコリとしたつむぎの温かさが欲しい頃、どこか昭和の匂いもするやさしい紬と身に柔らかくまとえる帯のご紹介です。紫地の首里紬。沖縄の代表的絣紋様の滑らかな着物に、シックな色合いの木綿の縞帯
着物:88,000円 24-12-17 身丈4尺2寸 裄1尺7寸
帯:33,000円
細かな格子の中に赤と白の井桁文の掠りを織り出した新機の結城紬。帯はカラフルな占めやすい縞の帯。
着物:66,000円 身丈4尺 裄1尺6寸5分 24-11-01
帯:22,000円
紺地に細かな縞と矢羽文様を織り出した気軽に着ていただける寸法もたっぷりな着物と綺麗な無地の紬帯
着物:30,000円 身丈4尺4寸 裄1尺8寸
帯22,000円
2024年最後の新商品が21日土曜日に入荷しました。
銀座店に入荷した商品の中から、さらに、新年にふさわしいお着物と羽織3点をご紹介します。
光沢のある芥子色の縮緬におかっぱの少女が遊ぶ楽しい羽織は、型染めの人間国宝・鎌倉芳太郎の作です。
鞠つき、鬼ごっこ、走り回わる無邪気な少女たちのしぐさの可愛いこと!
市松文様の羽織もおしゃれです。
198000円 身丈2尺6寸 裄1尺7寸8分 24−12−33
紗綾形に花をあしらった地紋の生地に、葵の葉と桐の花で描く花の丸。
縁起の良い文様を重ねた訪問着です。
藤色、萌葱、珊瑚、花浅葱のやわらかなコントラストが上品で、立体感のある地紋によって重厚感が出ています。
三つ紋付き。
154000円 身丈4尺4寸 裄1尺7寸5分 24−12−30
青磁色の鮫小紋は、白と墨で加減の文様を重ねて訪問着に仕立てたもの。
静かな色合いながらも力強い一枚です。
220000円 身丈4尺3寸 裄1尺7寸8分 24−12−27
次回は帯をご紹介します。
新年は1月4日13時開店です。お茶席をご用意してお待ち申し上げます。