着物紹介」カテゴリーアーカイブ

年末年始のお洒落

ついに今年も最終月になりました。
あっという間ですね。
寒さも増して、紬の出番です。
半襟や小物の色合わせも、是非楽しんでください。
帯にはいきいきとした鳥の刺繍があれば心もはずみます。


茶地縦縞結城新機袷140000円+税
着物19-10-31
お仕立て直し 身丈:4尺3寸(約163.4cm)  裄:1尺8寸2分(約69.2cm)

ヤマガラの刺繍開き名古屋帯 90000円+税

7日からは「新春のきもの展」も開催されます。
さあ、まだまだ元気よくまいりましょう!

 

  企画展「新春のきもの展」

会期:2019年12月7日(土)~15日(日)

11:00〜19:00
会場:灯屋2銀座店
東京都中央区銀座2-6-5 アサコ銀座ビル2F

今回の企画展はお葉書でのご案内はしておりません。
灯屋2ウェブサイト、facebookのみでのご案内となります。

藍への愛

明治初めに来日したイギリス人化学者が、町のあちこちに見られる藍色を「ジャパンブルー」と呼んで称賛した藍。

素朴であたたかな紺色は、後にも様々なシーンで日本の色として登場しています。

世界中でも最古の藍は、紀元前3000年頃のインダス文明からと気の遠くなる長い歴史です。

藍と言えば、安土桃山時代から藩の殖産事業となった、徳島の蓼藍思い出される方も多いのではないでしょうか。

その徳島でも戦時中は、食糧増産の為、藍の栽培は禁止作物になりました。

藍は、一年草で毎年種を採り続けないと途絶えてしまう為、憲兵の目を逃れ命がけで、藍の栽培を6年間続けた方が、いらっしゃいました。

徳島で藍の母と呼ばれる岩田ツヤ子(明治39年~平成9年)という勇気ある女性です。

山の林の中で人知れず守られた「白花小上粉(しろばなこじょうこ)」は、今も本藍染め佐藤家で作り続けられています。

岩田さんの石碑は、藍が育てられた場所、美しい緑と澄んだ空の元にひっそりと建っています。

あたたかい木綿に藍染めの絞りは、触るだけでも気持ちがよく、藍の素朴さに心が癒されていくようです。

大切に手をかけ育て、染めた方々の思いが、伝わってくるかのようです。

何を着てみようかな。。と迷ったら、藍をひとつおすすめしたいです。

無地紬縫い一つ紋袷88,000円身丈4尺3寸裄1尺7寸(1尺8すん3分可)

藍絞り名古屋帯66,000円

志村ふくみ 入荷のお知らせ

なんと贅沢な、と、実は身震いしながらお知らせしています。

6点全てが志村さんの色紙、あるいは共箱が付いており、お仕立て上がりが2点、ご使用済みが1点、後の4枚は仮絵羽ですので、お仕立て付きとしてご紹介しています。

そのほとんどが昭和期の作品と思われますが、そのうち2点は、写真集でご紹介されています。

ご試着いただけますので、秋空と相談なさってお出かけになってくださいね。

志村ふくみの藍

志村ふくみ作 藍熨斗目 袷 仕立て上がり

熨斗目とは本来、江戸時代の武家で、小袖の生地とされた練貫という絹織物のことです。
その中で、袖の下部や腰まわりの色をかえたり、縞を織り出したりしたものを腰替わりといい、やがてそのデザインを指すようになりました。
そして能や狂言衣裳としても用いられたので、格調のあるデザインとしてのイメージが定着してきました。
この藍熨斗目は1975年に作られていますので、志村さん50歳頃の藍建てへの道筋が、ついた時期の作品のようです。

白地に小格子の肩裾と、明るい藍の腰替わりとが激しく呼応し合って、藍の華がほとばしり、美しさの高みへと向かっています。
清楚で、しかも生命力に溢れる作品です。
色紙と多当紙がつきます。

志村ふくみ作 花絣 仮絵羽

1979年の作品です。
優しい色の替わり格子の中に花十字が浮かんでいて、その中に、井桁絣が子供のように守られるかのように入っています。
緑と藍と紫の微妙な色が重なり合って、芳しく透明感のあるハーモニーをかもし出しています。
そして、優しさと包容力が、精緻で静謐な表現となって織り込まれています。
志村さんの、懐の深い人間力が感じられる一枚です。

志村ふくみ作 笹竜胆(ささりんどう) 袷 お仕立て上がり

笹竜胆は源氏を代表する家紋なので、源氏物語、ひいてはひかるの君をイメージしての作品かと想像しています。
深い翠に囲まれた寝殿で待つ、ひかるの源氏を取り巻く姫君たちのつのる想いは、千々に乱れ、交錯して、それでも瑞々しく浄化されていきます。
その深淵な情緒の世界を、志村さんは、ご自分の色で、心ゆくまで表現されています。
さぞかし楽しい心踊るお仕事でありましたことでしょう。
みなさまには、どうぞ、ゆっくりとご覧あれ、と申し上げます。。

志村ふくみ-天空のひかり

志村ふくみ作  紅芙蓉  仮絵羽

芙蓉の花は、この季節、初秋になると、少し庭のあるお家ではわが世の春を謳歌しています。
特に紅芙蓉はその花の色を誇りに、まさに女王さまの様な存在です。
あの色を、志村さんは思い切りの良い紅花の真紅に、紫根を入れて巧みに表現しています。
なるほど、あの夏の日差しにも負けない艶やかさが浮かんできます。
しかし実は、少しの風のそよぎにもはらりと落ちる花びらの本性も、風情として、美しい暈しで表現しています。
薄紫や亜麻色の濃淡のヨコ糸を巧みに織り込んで、ここに紅芙蓉は完成しています。
志村さんの観察眼に、改めて敬服です。

志村ふくみ作   律   お仕立て上がり

「律」とは? 全ての物事の基本となるおきてという意味のようです。
自然界を律する約束事。それを極めようとして臨んだ作品の様に理解しました。
それはまず、この作品から、染織という手仕事の持つ根幹的な質実な性格が見てとれます。
豊かで落ち着きのある絶妙な色彩感覚、基本である格子柄を中心として、しかも個性あふれる絵羽に仕上げている現代感覚。
ヨコ糸を節紬にしている所からくる、民芸調の温かみある、みずみずしい活力。
なんだか、志村さんがここに居るというオーラを放ったお召しもののようで、持ち主になられた方の着姿に思いを馳せます。

志村ふくみ作   冬青(そよご)  仮絵羽

風に戦(そよ)いで葉が特徴的な音を立てる様がそよごの由来とされています。
又、常緑樹で冬も青々としている所から冬青と書かれています。初夏に白くかわいい花が咲き、赤い実を付けます。
その可憐な姿が庭師に選ばれて、かつて代々木の店先に植えられていたことを思い出しました。
今、この作品を見て、あの葉っぱは十字絣に、赤い実はピンクのドットに昇華されたことに納得しました。
しかしこの愛らしいピンクに、心奪われない人はいません。
そして志村さんの十字には、いつも天空の光を見たり、音を聞いたりしてしまうのです。
小さな格子柄でありながら、タテ糸がわずかに控えているのにも、精緻でみずみずしい感性が感じられます。

竜田川柄 紗単衣

朝夕すっかり秋めいて参りましたね。

夏は暑すぎて…でもオシャレはやっぱり薄物よね!と皆様の想いを感じる今夏、少し落ち着いた今こそ薄物をお楽しみくださいませ!

本日ご紹介、竜田川文様の単衣は新作着物で、紗の変わり織です。

一瞬縦絽に見えますが、縦縞が染められており着物に深みを与えています。

綴れ帯にはコオロギがとまり、その芝には露が一滴二滴…真夏のきらめく水面ではなく、秋山の源流を思わせる静かな佇まいで、秋の気配を感じるコーディネートにしてみました。

  

幅が7寸4分(約28cm)と狭めですが、開き仕立てですので胴前はお好きな幅で締めて頂けます。

露とコオロギは後から刺繍致しました。

 

竜田川柄紗単衣着物 85,000円+税
身丈4尺(約152cm) 裄1尺7寸3分(約65.7cm)

コオロギの綴れ帯 (18-8-06) 20,000円+税

 

処暑わたのはなしべひらく

晩夏から初秋は、芙蓉(ふよう)や木槿(むくげ)などの1日花が、儚く美しい季節です。

今日は、可愛らしい小花達が、盛られた秋の花籠の色留袖をご紹介させて頂きます。

紫色の友禅暈しが、幻想的なやさしい気品のあるお着物です。

涼を呼ぶ透かしの刺繍にアールヌーボー風の蜻蛉の帯留めが、時を越えて、初秋の風運んでくるようです。

   

17-5-27紫暈し秋の花籠三つ紋色留袖 70200円
身丈4尺2寸裄1尺6寸8分

流水に菊、朝顔の刺繍名古屋帯 32400円

蜻蛉の帯留 17280円

夏の布

毎日うだるような暑さが続きます。

それでもなお夏着物を楽しみたいと思うのは、夏の布が魅力的だからでしょうか。

その中でも手仕事が見える布は、また特別な思いがして愛おしく袖を通します。

ご紹介の着物は、経糸も緯糸も手で紡がれた糸で織られた越後上布です。

夏真っ盛りのこの時期に、白い上布はすがすがしく清い気持ちにさせられます。

 

 

麻と思えないくらい柔らかな手触りのきものは、シンプルな格子柄だからこそ糸あじを楽しんできたい一枚です。

 

 

合わせた帯は、芭蕉布の名古屋帯。芭蕉布は暑い土地にかなった布です。張りのある布なので、帯で楽しむのも一つの手段です。藍色の絣が入っていて、その土地の大らかさを感じる帯です。

 

越後上布 100,000円+税(共布胴接ぎしてます)

身丈:4尺(約152㎝)  裄:1尺6寸6分(約63㎝)

芭蕉布の名古屋帯 140,000円+税

 

明日はセール最終日!まだまだあります、秘蔵の品

明日はセール最終日
まだまだあります、秘蔵の品

 

灯屋2好みの紬は、帯を置くキャンバスとなるものです。
決して独り立ちはしませんが、帯の気ままな個性や、品性を引き立てる名脇役となります。
季節毎に、お出かけの場所毎に、引いては、あなたの気分毎に帯を変えられます。
季節物ではありませんが、2割引の今がチャンスです。

多様の美に叶う、当店の紬をお選びください。

左から 藍色杢結城紬、グレー結城紬、水色藍手織紬、八掛大島茶結城紬
寸法など詳細はスタッフにお尋ねください。
全てお仕立て直しのお品物で20%OFFになります。

店内には他にも多数味わいある紬が揃っておりますので、是非お出かけください。

 

◆灯屋2夏にセールのお知らせ

店内商品20%OFF

日時 7月13日(土)〜21日(日)
月〜土:11時〜20時 日曜:11時〜19時

日頃のご愛顧に感謝を込めて灯屋2夏のセールを開催いたします。
みなさまのご来店お待ち申し上げます。

*「ひとえ展」以降のHP紹介商品は対象外となります
*通信販売は15日(月)13時〜 となります

 

◆灯屋2 臨時休業のお知らせ

7月25日(木)・26日(金)は社員研修のため臨時休業致します
ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします

夏のセール開催中 「知る人ぞ知る 上布の宝庫」

知る人ぞ知る 上布の宝庫

当店では、昭和中期の上質な糸で織られた越後上布や越後縮み、沖縄の宮古上布や八重山上布を安価で沢山ご用意しています。

切り繰越でお仕立て直しをする、という一手間をかけているからこそ、現代サイズでご提供できるのです。

それには、極暑の夏の素材として、愛して止まない理由があるからです。

この機会にぜひ体感してみてください。

週末から本物の夏がやって来そうです。

 

◆灯屋2夏にセールのお知らせ

店内商品20%OFF

日時 7月13日(土)〜21日(日)
月〜土:11時〜20時 日曜:11時〜19時

日頃のご愛顧に感謝を込めて灯屋2夏のセールを開催いたします。
みなさまのご来店お待ち申し上げます。

*「ひとえ展」以降のHP紹介商品は対象外となります
*通信販売は15日(月)13時〜 となります

 

◆灯屋2 臨時休業のお知らせ

7月25日(木)・26日(金)は社員研修のため臨時休業致します
ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします