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イギリス、フランス、ロシアの銅版更紗を主として構成しました。
明治後期の輸出品目録の裂帳が入手できたこともあり、これ程多くの布を集めることができ、非常に美しい帯が出来上がりました。

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繊細な縮緬の藍地に刺繍色の美しさにずっと見ていても、飽きない江戸裂。
刺繍の美しさもさる事ながら、藍浅葱に黄色を重ねて染めた納戸茶（青と緑の中間色）の葉色や紅花の朱色に時代を越えて胸がきゅんと鳴るような素敵な名古屋帯。
特別な帯になる事でしょう。

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江戸裂の構図のバランスには、どこか決して古びない、江戸人の粋を感じます。
このように中型くらいの大きさは特に、配置ひとつで大きく全体の印象が変わります。
当時考えぬかれ、加えてはそぎ落とした様式の歴史を感じさせてくれる、貴重な江戸裂。
白地は時を経て生成りのような色に変化していますが、その時間をも受け入れて身に着けたい帯です。

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抹茶色ぼかしの地に上へ向かって伸びる牡丹の花、牡丹唐草を思わせる細めの葉がモダンな雰囲気を醸し出しています。
抹茶と臙脂、シックな色合いですが、大人ならではの華やぎを感じさせるお洒落な印象。
柔らかものから紬まで、案外幅広く合わせられそう名古屋帯で、着こなしを考えるのが楽しくなりそうな一本です。

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もともとは丸帯だったものを名古屋帯に仕立て直した帯。
濃淡のグラデーションとなった臙脂色が優雅な雰囲気を醸し出し、アンティークならではの魅力が楽しめます。
光沢のある地模様が上品さを感じさせます。

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金糸が織り込まれたシックな銀鼠色の地に菖蒲の花束が配された印象的な名古屋帯。
控えめの色使いがお洒落な雰囲気です。
花束をまとめている紐がクルクルとリズミカルに弾み、春らしい華やぐ気持ちを表現しているかのよう。
シックな落ち着きと可憐な華やかさを併せ持っています。
帯揚、帯締めの小物でアクセントを付け、着物とのコーディネートを楽しめそうな一本です。

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珍しい黄色地が目を引く、アンティークならではの優雅さ漂う刺繍帯。
白をメインとした優しい色合いの刺繍が絹糸本来の美しさを引き立て、上品な魅力を湛えています。
藤の季節限定で楽しむ贅沢なお洒落…まさに日本の四季の豊かさを堪能するための一本と言えるでしょう。

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中心から広がる紅茶色のぼかしがやわらかくも全体をひきしめています。
お太鼓柄は、白藤に桔梗という珍しい組み合わせ。
前柄は藤の刺繍ですが、関西巻きにするとぼかしのみになるので、桔梗の季節は関西巻きに、お太鼓柄を少し下目に出して桔梗を主役にすることもできます。
地紋は珍しい獅子文、とても凝った紋繻子です。
巾7寸7分(約29.3cm)となっています。

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大きな牡丹と花輪のような菊の花が可愛らしい刺繍帯。
パッと目を引き菱文様が織り出された地模様が華やぎを引き立てます。
前中心には牡丹と菖蒲の刺繍が施されて、春と秋、両シーズン使えるようになっています。

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金糸が横絣のように織り込まれた地に桜や枝垂れ藤、牡丹、柳、水面に浮かぶ船が描かれた優雅な刺繍帯です。
春らしい花々が美しく競演しているかのように、それぞれの菱取りの中に収まめられ、眺めているだけで豊かな気持ちになります。
地色に黒や紺など濃い目の色が使われていますので、程良いアクセントとなり、淡い色のお着物によく合います。
垂れ先までぽってりと刺繍が施され、非常に贅沢で豪華な一本です。

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観世水の地紋の帯地にお太鼓には扇面に椿と梅が、前柄には椿と小菊、たれ先には可愛らしい水仙と四季の花々が色鮮やかな糸で刺繍された袋帯です。
身に着けていただくと、前面に刺繍が浮き出てくるような、ふっくらとした刺繍は現代にはない華やかさです。