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杢目絞りの上に大きな椿が重なって、存在感のある個性的な帯です。
花心には刺繍が刺されています。

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滝縞に降るかのような柳の枝、そして糸とんぼが飛び交う情景。
少し小粋でおしゃれな帯は、桜が終わって、さあ今からです。

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柳の間を飛び交う二羽の燕が何か楽しげな名古屋帯です。
静かな色調が、品良く美しい着姿を約束してくれます。

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大きな柳が風に騒いで、これもまた大きな燕が織り込まれています。
5月の空を映したブルーが爽やかな名古屋帯です。

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芹沢銈介に師事し、白洲正子にも重用されたと言われる立花長子さんの型絵染の名古屋帯です。
幾何学文の間に入れられた蝶々は、どこか素朴でお茶目な印象を受けます。
羽織からのお仕立て直しです。

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ナポリはイタリアの賑やかな港です。
白縮緬の上に、帝王紫に金彩を加えて夢見るような色調で、軽やかにリズミカルに港の様子を描ききっています。

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柳の古木に孤高の白鷺一羽、という風情の綴れ帯です。
目をぎょろり、嘴を長くして獲物を探しているのでしょうか。
綴れ帯は、松葉仕立てになっています。

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お太鼓には鳥甲文が絽刺しで、前には鼓文が刺繍された厳かで華やかな開き名古屋帯です。
引き抜きの丸帯をお直しして、お使いになりやすい一重帯にしました。

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茶色のトランプ柄は珍しく、紬で囲って遊んでみました。
トランプはそのデザインがエキゾチックでおもしろいのですが、その裏面がこのように凝っているのは珍しくおもしろいですね。

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個性豊かな表情の木綿布たちを、これも木綿地の江戸小紋で統括してみました。
微塵格子の本場結城も加わって、それらの魅力が時代を超えて今に甦りました。

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江戸から大正時代にかけての１０種に余る和更紗を集めて名古屋帯にしました。
優しく穏やかな、色と糸味とをお楽しみ頂けます。
渋い紬との相性が一番です。

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時計に12支と丸紋を添えて、緯のラインで重みと落ち着きを出してみました。
黄八丈や大島に合わせていただきたいです。

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明治期のやさしい紬地に蹴鞠で遊ぶ仔犬たちが丁寧に描かれています。
それを囲む和更紗たちも時代を揃えて和らぎを添えています。
お手持ちの紬に合わせてお出かけください。
笑みを誘われることでしょう。

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時計文の緞子地は角帯になっていました。
黄八丈を合わせて、キッチリスッキリと、縦にデザインを採ってカジュアルな名古屋帯となりました。

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疋田と木目絞りによって、鬘帯のイメージに柄を配した、品格が感じられる文様です。
薄い紬地ですが、落ち着きのある春先に重宝な名古屋帯です。