秋の展示会が昨日よりスタートいたしました。
今回は例年よりも遅い晩秋の開催となりましたが、その分準備期間を十分に設けることができました。
今回ご案内のはがきに掲載しました結城紬の端裂を100枚以上繋ぎ合せて制作した袷の着物をはじめ、雀やカラスなどの刺繍帯、江戸小紋を繋ぎ合せたショールなどオリジナルの作品が揃いました。
その他にも、志村ふくみ作の着物、龍村の帯、小宮康孝作江戸小紋など作家物の逸品も揃いました。
広めの会場ならではの空間を生かしたディスプレイを心掛けましたので、いつもの店舗とは違うゆったりとした気分でご覧頂ければ幸いです。
銀座6丁目の泰明小学校向かい、ギャラリーセンタービルの6Fが会場となっております。
1Fのカフェ「オーバカナル」が目印のビルです。
11月29日(日)17時まで開催致しております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
会場の目印はこの兎の帯です。
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「結城紬と諸国渡りの布帯」 徳島市にて開催中
昨日より徳島市のギャラリーのきはにて開催中の「結城紬と諸国渡りの布帯」は、初日の昨日はたくさんの方にご来場に頂き、盛況のうちに1日を終えることができました。
会場のイメージとして写真を紹介させていただきますので、ぜひご覧ください。
古民家を改装したギャラリーに、落ち着いた色合いの紬と鮮やかな外国布の帯が良く似合います。
今日25日も午後からは晴れの予報ですので、ぜひお気軽にお出かけください。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
私渋谷は本日いっぱい、来週の金土は銀座店店長の白井が在廊いたします。
ずいぶんと久しぶりに徳島まで参りましたが、空気も水も食べ物もすべてが美味しく鮮烈で、お会いする人々もやさしく素敵で、本当に徳島に来ることができたことを嬉しく思います。
会期はまだ始まったばかりですが、つい次回のことを考えてしまうのは徳島のすばらしさのせいでしょうか…
店主 渋谷
徳島にて展示会を行います。
1月24日(土)より2月1日(日)までの期間、徳島のギャラリーのきはにて「結城紬と諸国渡りの布帯」と題して、紬と外国布の帯の展示会を行います。
ギャラリーのきはで展示会を行うのは、ギャラリーこけら落としの時以来。いったい何年ぶりかしら…と、とても楽しみにしております。
1月24日(土)、25日(日)は店主渋谷が、30日(金)、31日(土)は銀座店店長白井が会場におりますので、ぜひ皆様遊びにいらしてください。
結城紬と諸国渡りの布帯
2009年1月24日(土)~2月1日(日)
11時より17時 会期中無休
ギャラリーのきは
徳島県徳島市庄町1丁目52
Tel 088-632-6818
店主 渋谷
「調和の美」にご来場ありがとうございました。
毎年恒例の秋の展示会も無事終了いたしました。
今回もたくさんのお客さまにご来場頂き、本当に感謝しております。
皆さまにご覧頂きました商品の数々は私達スタッフにとって、一つ一つが思い入れのあるものばかりですし、想いを込めて作り上げた「作品」ともいえる、愛すべきものたちです。
それらが皆さまのもとで活躍することを祈っております。
スタッフ一同、皆様のご来場を心より感謝いたします。
ありがとうございました。
普段お見せすることのない、会場準備の風景です。
何もない状態の会場が、次第に展示会の準備が整っていくのがお分かりいただけるのではないでしょうか?
次の灯屋2の展示会は、2009年2月徳島市の「ギャラリーのきは」にて開催予定です。
四国の皆様にお会いできることを楽しみにしております。
「調和の美」会場風景
千切屋製 桑原貞吉作 紬付下と塩瀬付帯
千切屋製 桑原貞吉作 紬付下と塩瀬付帯
着物9-9
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お太鼓 質感・風合 お太鼓上部
横段の綺麗な色合いの紬に鹿の描かれた塩瀬の帯を合わせてみました。
一見、鹿の家族がリアルに描かれてるように見えますが、実際によく帯を見てみるととても可愛らしい顔をした
愛情溢れる鹿のファミリーがとても微笑ましい優しい帯です。
お太鼓の上部には雁が飛んでいる様子が刺繍され、結び方によってはまた違う帯をお楽しみいただけます。
店主 渋谷
浦野理一作袷とロチャン名古屋帯
浦野理一作袷とロチャン名古屋帯
着物9-8
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浦野理一さんの力強い糸が織りなす茶色が味わい深い袷。
インドネシアの肩掛け布であるロチャンは100年の年月を経て、日本にたどり着き帯に生まれ変わりました。
深い茶に蝋けちの染具合が良く似合います。
店主 渋谷
浦野理一さんの作品はこのほかに4点展示いたします。
アンティーク着物の灯屋2
アフリカの布から仕立てた帯
これまで3日間に渡って日本、ラオス、インド、インドネシアの帯を紹介してきましたが
展示会にて展示する帯単品の紹介はこれが最後。アフリカ マリ共和国の布で作った帯です。
明日紹介予定のクバ族の草ビロードの帯もそうですが、手織りならではのざっくりとした風合いが魅力ですが
近代化の波を受けて次第にこのような伝統的な布の作り手が少なくなり、現地アフリカでもアンティークショップに並んでいるほど…
店主渋谷が、カラ(西アフリカ農村自立協力会)の活動を支援するためにマリ共和国に行ったとき驚いたほどです。
世界が画一的な工業製品に埋め尽くされていくなか、遠くアフリカでも女性の昔ながらの仕事であった染織をやめて
より身近な現金収入である都市部での仕事を選ぶ人が多くなっていることの表れとも言えるでしょう。
そんな中、こういった素晴らしい技術の価値を私たちが認め、その布を公正な価格で購入していくことが
布を織るということが彼ら民族独自の産業として再興していく手助けでもあり、ひいては彼らの民族としての誇りを保ち
経済的に独立していくためのひとつの支えになるのではないかと考えています。
明日からはまた-調和の美-のタイトルに沿った、着物の帯とのコーディネイトを紹介します。
代々木本店店長 菊池(カイ)
マリ共和国絞り名古屋帯
帯9-11
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手織り木綿に鮮やかな渦巻きの絞りの布を帯にしました。
この帯は藍染のため色落ちする場合があります。
スコッチガードをしておりますが、汗のかきやすい季節に薄い色の着物に合わせるときはご注意ください。
ラオスの布から仕立てた帯
皆様こんにちは。代々木店店長の菊池(カイ)です。
もう展示会まで1週間をきってしまいました。代々木店3階のアトリエでは、スタッフが最後の追い込みに入っています。
本日も朝から展示会の商品の写真撮影を行いました。
新たに撮影した着物と帯のコーディネイト紹介は現在画像を編集していますので、明日以降ご紹介できる予定です。
本日は灯屋2の得意技、外国布の帯をご紹介。
ラオスの手織り名古屋帯
帯9-5
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ラオスの布織物の模様で、魔よけ、胎児と母親を結ぶへその緒、宇宙などを意味するという菱形が織り込まれた現代物のラオスの布から仕立てました。
都会的な色合いが上品な帯ですね。
ラオスの手織り名古屋帯
帯9-6
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80年くらい昔の手織りのサロンから仕立たもので、色のバランスがとても美しい帯に仕上がりました。
こちらの布にも同じく菱形模様が織り込まれています。
菱形がラオスの人たちにとっていかに重要な模様だったのかが分かりますね。
菱形模様の施された布は、生まれたばかりの赤ちゃんを包むために良く使われていたと言われます。
魚のアップリケ開き名古屋帯と江戸小袖裂名古屋帯
まず2点日本の帯を紹介しましたが、おとといの神輿かつぎの影響で右手の状態が万全ではなく
更新にちょっと時間がかかっています。
本日は全部で日本の帯を4本紹介いたします。
魚のアップリケ開き名古屋帯
帯9-3
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鮮やかな藍色の帯に銀糸で波模様を刺繍し、魚のアップリケを施しました。
青い海を気持ちよさそうに泳ぐ魚が楽しい帯になりました。
江戸小袖裂名古屋帯
帯9-4
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藍に白抜きの江戸小袖裂に縮緬を組み合わせた、ちょっと華やかな名古屋帯です。
サントリー美術館で開催された小袖展をご覧になった方も多いと思いますが、江戸小袖の裂を遊び心豊かにパッチワークで帯によみがえらせました。
ぜひお手にとってご覧頂きたい愉しい帯です。