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「浦野の布を帯にする」 その8 藍返し、藍鼠返し、茶返し

染めた色の上からまた、糊置きをして重ね染めすることを返し染めといいます。

例えば藍鼠返しといえば、地を鼠色にしておいた上から糊置きをして型をつけ、

藍を挿すと鼠色の地に藍の柄が入ります。藍で鼠を返したということでしょうか。

その型染めが3種類ありますので、今日はそれをご紹介します。

いずれも単色なので、帯はいかようにもお楽しみ頂けたことでしょう。

この小布の一枚一枚が着尺だったことを想像すると、

いかに浦野さんのお仕事が膨大で素晴らしかった事かと、再三、感動に包まれます。

 

次回は小紋のパターンのご紹介に入ります。

織物の不思議

織物の不思議

我々着物屋にとって、繊維を調べるルーペは必需品で、お店にも必ず備えていますが、今日は浦野さんの織物を覗いてみました。さりげない綿唐山の半巾帯です。

先染めなので、縦緯自在に色を入れて織り出しているのですが、目に見える色がマジックなのです。つまり紫の糸は使っていません。青い縦糸とピンクの緯糸が絡んで紫が生まれています。この時の色は、単純で無く、複雑で深い色が生まれます。

このマジックには法則があり、江戸の昔から縞帳と言う手引き書がありました。

織物の美は、縞に始まり縞に終わる、と言われています。

ルーペで遊んでみてくださいね。

浦野の赤と経節紬

諸紬地大蝶の型染め小紋と縦節紬茜色名古屋帯

諸紬地大蝶の型染め小紋と縦節紬茜色名古屋帯

「浦野理一の現代日本のきもの」の表紙を飾る女優夏目雅子の締める赤い帯。

赤い帯は、世代を問わず、女性の愛らしさや強さを映し出しているように感じます。
初期の頃作られた浦野染織工房の無地紬は、可愛らしい小さな粒のような節ですが、後に独特の経節紬が、
誕生します。
この個性的な経節を完成させるまで、仕事に厳しい浦野理一氏は、織り上がった無地の紬を何度も何度も縁側に放り投げ、浦野作品とは認めてくれなかったそうです。
それでもご子息範雄氏は諦めず、試行錯誤5年の後、浦野の経節紬が出来上がります。
無地であっても、浦野作品としての光を放つ経節紬。
型染めや絣の強い着物にも負けない印象をのこす唯一無二の浦野の帯です。
今回の浦野展では、赤、黄色、藍の経節紬の帯をご用意しております。

浦野理一作 諸紬地大蝶の型染め小紋 280,000円+税 着物18-11-04

浦野理一作  縦節紬茜色名古屋帯 ご売約済 帯18-11-23

 

浦野理一作袷とロチャン名古屋帯

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浦野理一作袷とロチャン名古屋帯
着物9-8

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追加画像・商品説明
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    質感・風合          八掛           お太鼓           質感・風合

浦野理一さんの力強い糸が織りなす茶色が味わい深い袷。
インドネシアの肩掛け布であるロチャンは100年の年月を経て、日本にたどり着き帯に生まれ変わりました。
深い茶に蝋けちの染具合が良く似合います。

店主 渋谷

浦野理一さんの作品はこのほかに4点展示いたします。
アンティーク着物の灯屋2

浦野理一名古屋帯

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浦野理一名古屋帯
帯6-18
99750円
通信販売可
展示店舗:銀座店
TEL:03-3564-1191

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追加画像・商品説明
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    質感・風合           帯裏

今回は珍しくお知らせどおりの日にちで着物、帯紹介を更新することが出来ました。
それぞれ10点くらいずつ紹介しておりますが、そのなかから1点ブログでも浦野さんの作品をご紹介。
着物だったものを帯に仕立て直しました。
縦に入ったラインが伸びやかでとても個性的です。

その他の着物、帯の写真もぜひご覧ください。

代々木店店長 菊池(カイ)

本日更新の着物
本日更新の帯