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深い緑に銀糸でエレガントな薔薇のオールドサリーを名古屋帯にしました。
インドの美術館にあるサリーがザりと呼ばれる銀の糸で織られていたのに、この糸はザりではありませんが、よく似ています。
全通の帯裏も表地と同じ、素敵なサリーの名古屋帯です。

梅雨を迎えて、「きものでオシャレ」もいよいよ難しくなっている時期と思われます。
そこで今回は、麻の半巾帯をご紹介します。
天然素材である麻は、各生産地によってさまざまな個性を持っていますが、それらをコラボして美しく継ぎ合わせてみましたので、色や絣の妙をお楽しみ下さい。
軽くて涼しくて、小物が不要で帯結びはそれぞれと、夏にこそチャレンジしてみてください。

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明治大正期の、主に紋付であった色無地の上布に会津の麻や越後上布を加えて、半巾帯にしました。
シャープなストライプに葡萄がコラージュされて、優しさが笑っています。

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シャープにカットされて、躍動感に溢れた半巾帯です。
八重山や越後上布などに合わせて、おとな感覚でお楽しみいただけます。

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絣と無地の組み合わせに沖縄の浮花織も入った穏やかな半巾帯です。
近江上布のざっくりとした味わいが、素朴でかわいらしい帯となっています。
単衣の紬に合わせてみてもよろしいですね。

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紅のよろけにグリーンを合わせて、絶妙なバランスのおしゃれな帯ができあがりました。
夏の小紋や紬にも合わせて、個性をお楽しみ下さい。

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大正昭和期の無地の麻着物を寄せ集めて半巾帯にしました。
よくも集めたり、と驚いています。
色がリズムとなって踊り出てくるような、夏の暑さがお似合いの帯になりました。

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生成りに茶の小さな格子、ベージュに白の細い縞。
どの裂もながめていて、飽きません。
無地の継ぎとの斜めラインがモダンに加速して、夏着物を軽くしてくれる小粋な半巾帯です。

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白い絣にスマートに映える、利休鼠と素鼠の無地は、明治、大正期の上布裂を継ぎました。
水浅葱（薄い青緑）が、漂う白地の小絣とシャープな線の藍絣。
斜め継ぎに心うばわれる半巾帯です。

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白地に墨色の絣模様が、リズムのように感じます。
透明な錫色（青みの明るい灰色）に自然に変化していくようなお洒落な半巾帯です。
無地の裂は、明治、大正期の上布紋付きから、大きな染め抜き紋が入ってます。

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無地の利休鼠と白地に爽やかな水浅葱、墨色の絣を中心に葡萄色と藍無地が、落ち着いた配色で継がれています。
小さなこげ茶の裂が小粋に顔をのぞかせて、斜めラインがやさしくて素敵な半巾帯です。

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青磁と梅色濃淡の明治、大正期の無地裂を継いだ、やさしくてスイートな半巾帯です。
大きな染抜き紋が見え隠れしているのが、また、魅力。
お召し頂いた着物姿がどんな風に出来上がるのか、夢見る気持ちです。

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黄と鳶色の格子が交り合う黄八丈が、江戸の錦、縮緬の端にしっくりと寄り添う名古屋帯です。
白い織り地にぽってりとした糸で刺繍された縮緬地の小袖くずし裂。
翠と赤紫、白の配色もとても美しい名古屋帯です。

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小豆色の帯地に、龍村平蔵製らしい美しい色彩の唐織りに品格を感じます。
丸帯を付帯にお仕立直しました。

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刈安（緑みのあざやかな黄）に桔梗、女郎花、撫子と秋の七草が丁寧に手刺繍された、美しく艶やかな名古屋帯です。
丸帯を名古屋帯にお仕立直しました。