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ふたつのパターンの渦巻きが、丁寧に横絣で入って、地色と共に、穏やかで上品な上布です。
糸質も良く、着心地や、おしゃれ感も申し分のない盛夏のお召し物です。

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重要無形文化財越後上布。
「原料は、縦、緯糸とも青苧の手績み、織機は、いざり機で織った物である。昭和」と表記されています。
上布が出来るまでに大切で、とにかく根気がいるのは、1反分の糸を※苧績みする、はじまりの糸つくりです。
昔なら、3ヶ月と聞きましたが、上布を製作している方にお尋ねすると「それは、昔の話で現在は、半年かかりますよ」と言われてしまいました。

※苧積み：青苧の1本を口を使いながら指で3本に裂き、裂いた繊維の先と根を合わせて指先で撚りをかけながらつなぐ事

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氏は東京友禅の第1人者ですが、伝統工芸に終わらず、天然自然の造形というテーマに関わってこの杢目文様を表しました。
藤色の地に蒔き糊と杢目紋のぼかしが、なぜか、霧雨をイメージさせてくれる、夏にふさわしい意匠となっています。
全体にソフトなトーンで、そこに素敵な帯が来るのが待たれます。
お仕立て付きのお値段です。

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深いグレー地に、3色の縦横絣で、重ね十字の文様が入っています。
越後上布に珍しい潔いデザインですが、惜しむらくはサイズがありませんでした。

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石畳の文様の大きさが、お召しいただくには程よく、抑えた色調の緑色と相まって、清潔感溢れる凛としたお着物です。
帯がポイントと思われますので、思い切りの良い格上のものを置きたいですね。

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しなやかなジョーゼットの中を泳ぐ琉金。
揺れる尾びれまで細やかに表現された愛らしい金魚達。
朱の漆と金銀の糸で織られているのにも驚きます。
アンティークのお着物は、まさに日本の伝統美です。

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紺碧の大海原。
天高く大空を悠々と飛ぶカモメ達。
やはり、帆船の帯を合わせたいですね！
颯爽と季節をお楽しみください。

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上質な糸で重ね菱紋が織り込まれた紋紗の着物。
紗のハリ感と柔らかさが、なんとも心地よい。
羽根をいっぱい広げた可愛い銀ヤンマが刺繍された夏の付下です。

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深緑水草のようなお着物の中を気持ち良く泳ぐメダカ達。
細い縞が、織られた中に可愛いメダカが、刺繍されたとても珍しいお着物です。
夏結城かと思われます。

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藍に飛ぶ白い大きな水玉と波。
こんなお洒落な単衣のコートをどなたかが、お召しだったのですね。
令和にお召し頂いた姿を思うとワクワクいたします。

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背中いっぱいにアサガオが咲き乱れ、夏の到来が待たれるお羽織です。
紋錦紗の透かし地紋おこしのようなデザインになっています。
未使用品の丈を長くしました。
裄は1尺7寸(約64.6cm)まで出せます。

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青紅葉の中、霞の合間をぬって、ツバメが勢い良く飛んでいて、季節感溢れる付下です。
白緑色の地には、かわいい萩文様が透かしで入っていて、鋭いツバメたちの動きに和みを分けています。
お袖が長い分、身頃が短いのが残念です。

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古今集小野小町と紀友則の短歌が染め出されています。
馬の轡と琴柱が、古の宮廷文化を伝え、几帳の飾り紐が縦に装飾的にあしらわれています。
銀糸が横に細く織り込まれて、雅で、さりげなく格調が表現された付下です。

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薄紫の暮色に包まれて、トンボが群れをなして飛んでいます。
羽根を夕日に少し染めて、光琳水の透かし地紋が涼やかさを運んで来ます。
お袖の長い小紋です。

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昔は、秋草の中に虫かごを配してその鳴き声を楽しんだと言われています。
さぞかし風流な楽しみだったことでしょう。
波頭文様が透かされて、白い暈しが、霧を含んだ朝靄を連想させてくれる、いかにも涼やかなお羽織です。