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今日は重陽の節句

今日は重陽の節句ですね。

五節句の締めくくりである本日、重陽の節句といえば菊の節句とも呼ばれ、平安時代より行事に菊が用いられてきました。

過去のブログでも菊をご紹介してまいりましたが、これからいよいよ秋本番!菊や栗、茄子など実りの秋を存分にお楽しみください。

今日は菊の着物と帯をご紹介いたします。

HPでも紹介されている麻の葉紋に菊枝の訪問着は、地紋に麻の葉が織りだされ、鮮やかな菊の花と枝葉がいきいきと描かれ、随所に刺繍、駒留、金銀の色がさされて華やかな仕上がりです。

袖丈は少し長めの1尺5寸とたっぷりあります。

帯はひし形に織り出された地に大輪の菊が刺繍され、朱の疋田絞りで筏が染められています。

厚みのある刺繍が存在感を放つ艶やかな一本です。

 

麻の葉紋に菊枝の訪問着 75000円+税 (着物19-10-17
身丈4尺1寸5分(約155.7cm)裄1尺6寸5分(約62.7cm)

筏に菊と紅葉刺繍名古屋帯 50000円+税(帯17-10-24

実りの秋

暦通りに季節は巡るのだろうか思ってしまうほど、残暑の厳しい日々が続きます。

少しずつ木々が色づいて、実がみのる日に想いを馳せながら……

ご紹介の帯は灯屋2オリジナルの名古屋帯です。

インドやヨーロッパなどのさまざまな更紗裂で秋の風情に仕立てました。

柿の帯留を添えて、実りの秋を楽しみたいです。

本場黄八丈  140,000円+税

身丈 :  4尺1寸(約155.8㎝)

裄      :   1尺7寸5分(約66.5㎝)

灯屋2オリジナル名古屋帯   40,000円+税

柿帯留   6,000円+税

秋の狸囃子

日中の暑さは続きますが、夜風が涼しくなって心地よいですね。

見上げると月の輝きがひときわ美しさを増しています。

日ごとに移り変わる季節、今だからこそ愉しみたい着こなしのご紹介です。

やさしい秋草の単衣着物はサイズもたっぷり。

帯も、狸だけでなく、いろいろな秋景色をお試し下さい。

秋草単衣小紋 裄1尺8寸(約68㎝)身丈4尺3寸5分(164.7㎝)

秋草と狸の灯屋2創作刺繍名古屋帯  120000円+税  帯19-10-36

 

秋草に虫灯屋2創作刺繍名古屋帯  90000円+税  帯19-11-02

 

秋草に満月灯屋2創作刺繍名古屋帯  100000円+税  帯19-10-13

カメルーン帯と久留米絣の出会い

帯で巡る世界の旅。

今日はアフリカ中部カメルーンの布で仕立てた帯です。

プリミティブでざっくりしていますが、触れると優しい木綿に心なごみます。

絵のような楽しい文様は、どんな人柄のカメルーン人が考案したのでしょう?

遙か大地と空を想像すると心弾みますね。

合わせる着物は、ほっこりとする久留米絣。

織と染に寄せるハートは同じ、意気投合。

ラブラブの出会いです。

トンボ玉の帯留めが、胸がキュンとするような愛らしさを表しているよう!

 

久留米絣単衣 60,000+税 身丈4尺(約151.5㎝) 裄1尺7寸(約64㎝)

カメルーンの絞布付帯 55000円+税 帯20-09-21

トンボ玉の帯留め 12,000+税

単衣のお洒落

秋の気配が増してくる頃です。

そろそろ柔らかな絹の衣の肌触りが恋しくなりませんか?

ご覧ください。

萩、桔梗、女郎花、撫子、菊の花盛り。

中啓とは、折り畳んで居ながら上端が半ば開くという状態で、扇のことです。

帯にも海辺の風景が扇面に描かれています。

秋の単衣着物の美しさ。

どうぞご堪能ください。

中啓と矢羽文様ひとつ紋単衣訪問着
100000円+税
着物20-04-10
お仕立て直し

身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)

 

ブルー地萩の名古屋帯
25000円+税
20-08-14

 

 

 

 

 

夏結城の帯合わせを楽しむ

暑い日が続きますが、着物好きの脳内カレンダーは季節の先取りをついついしてしまいますね。

そろそろ単衣の着物が、気になる今日この頃。

単衣時期ぴったり、あこがれのいわゆる夏結城。

こちらのお着物は肌触りがさらっとして残暑にも対応する優れものです。

真綿と麻で織られています。

少し黄みがかった生成に小豆色の糸できっちり織られた亀甲絣が、綺麗に花唐草の模様を浮き上がらせて、上質な紬の良さが、伝わってきます。

帯合わせをいろいろ替えて、単衣から10月の初め頃へとお楽しみください。

まず、9月には、微塵格子越後上布の帯を合わせ、すっきりとした後ろ姿。

型と手描きで染められた節のある糸、紬地の名古屋帯で秋の気分を味わってください。

初秋からの秋の真ん中まで、充分お楽しみ頂ける、重宝なお着物、ぜひ、お手にとってください。

単衣夏結城着物

微塵格子越後上布帯 50,000円+税

柿の図紬地名古屋帯

 

つぎの季節は綿薩摩でどうぞ

カジュアルな織の着物では、まだまだ麻が大活躍。

でも秋の気配を感じると、次の着物はどうしようとお探しではありませんか?

そんなかたへ、綿薩摩の単衣をお勧め致します。

綿薩摩は、絹のような極上の細い綿糸を使っています。

なのでこのような精緻な絣が織り出されるのです。

手触りもとてもしなやかで、木綿とは思えない薄さです。

それでいて絹よりも扱いやすく、よく知った馴染み深い頼もしさ。

あらゆる着物を楽しんだ通人が、最後に愛する衣とも言われています。

単衣に仕立て上がっているので、季節の変わり目に、ぜひお試し下さい。

外国布の帯合わせだと、初秋、初夏どちらでも楽しめます。

サイズが大きいのも嬉しいですね。

麻の葉綿薩摩単衣

ペルシャ更紗名古屋帯 80,000+税

 

 

きものの醍醐味


まだまだ続く残暑をお見舞い申し上げます。

お暑い中ですが、この時期にしか楽しめないおきものや帯もございます。

これが、まさにきものの楽しみではないかなあとひっそり思ったりもいたします。

紗の小格子は、気負いなくすっきりとお召しいただけるのが、大きな魅力。

秋の実りを一足先にお楽しみください。

8月いっぱいは、お買い上げ価格10%の灯屋2クーポンを進呈させていただきます!

銀座にいらして、ご来店頂いたら、少し涼んでひと息ついていただけます。

スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

20日(木)までは、閉店時間が、1時間早く18時までになります。

紗小格子

秋の実り絽染め名古屋帯25,000円+税

木彫どんぐりの帯留 15,000円+税 木彫柿の帯留 6,000円+税

 

夏のワントーン・コーデはいかが?

とっても素敵な茶系の切継ぎ上布名古屋帯が新入荷いたしました。芭蕉布と合わせてワントーン・コーデはいかがでしょうか?

お太鼓は茶とベージュの大胆な市松に。胴前もやはり茶系でまとめ、手先にアクセントのカーキがのぞきます。素材は上布ですが、お色が茶系とカーキですので、9月の遅くまで使っていただける点でも便利なお品です。

合わせてみたのは比較的柔らかな風合いがうれしい、優しい色の芭蕉布の着物です。

芭蕉布は、バショウ科の多年草糸芭蕉から採取した繊維を使って織られた布。沖縄県および奄美群島の特産品で夏の着物の高級品として知られています。

植え付けから3年、糸芭蕉の木が大きく育ち私達の身長をはるかにしのぐようになると、ようやく繊維の材料として利用できます。
着尺一反を織るためには、糸芭蕉の木を約二百本切り倒します。それから布になるまで、大きく分けて二十余りの工程があり、およそ半年かけて一反の着尺が織りあがります。

そうして作られたこちらのお着物、サイズが合えばとても大変お値打ちなお品となっております。ぜひ、お手にとってお試し下さい。

上記色の表記は日本の伝統色で茶色は栗色、ベージュは白樺(胴前は榛色)、カーキは深緑に近いです。

切り継ぎ上布名古屋帯 ¥60,000円+税

芭蕉布着物( キズ、はぎあり)裄1尺6寸8分(約64cm)、身丈4尺1寸(156cm) ¥240,000円+税

 

 

 

宮古上布と芭蕉布半幅帯

今日は暦の上では立秋ですが、実際には猛暑が続いていますね。着物は暑そう、とお思いの方、宮古上布がありますよ!

苧麻を紡んで作る宮古上布は本当に羽衣のような着心地。驚くような軽さで初めて羽織られた方は文字どおりびっくりされるはず。

大きな亀甲を囲んだ文様が印象的ですが、無地場が多いのでスッキリとした着こなしが可能です。文様には藍色も入っています。

合わせたのは、芭蕉布の半幅帯です。芭蕉布は今や自然布の王様と言っても良いでしょう。藍とカーキ色の入ったとても珍しい色目です。小さな柄ですので、大柄の宮古上布にしっくりきますよ。

猛暑の夏をお着物で クールにお過ごしください!

宮古上布     ¥ 120,000円+税  裄1尺6寸5分 (62.5cm+3cm位出ます)

身丈4尺(151cm) 160cm弱位までの方大丈夫です。

芭蕉布半幅帯  ¥ 110,000円+税