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お天気模様

台風の影響で今日は1日雨模様の銀座です。

雨の日は着物をお休みされる方も多いと思いますが、江戸時代は毎日が着物、どんなふうに雨とお付き合いしていたのか気になります。

傘や笠、簔がぱっと思いつきますが、足下はどうしていたのでしょうか。
浮世絵を見てみると、裸足に草履や下駄で着物の裾をしょいあげて、駆け足で急ぐ姿や、一つの番傘に身を寄せ合って雨をしのぐ様子が描かれています。

雪の日も下駄に裸足の描写があり、さぞ寒かったのでは?と思いますが、足下の悪い日は裸足で移動していた様子もあり、想像するだけでお腹が痛くなりそうです。
玄関に上がり框があり、上がる前に足を洗っているシーンを時代劇でもよく見かけますが、ゴム製の雨具が輸入されるまでは、足は汚れるもの、そして洗うものだったのでしょうね。

大小の霰が空から降り落ち、地面にあたっている様子の大小あられの江戸小紋。

湖畔に月が輝く江戸縮緬の名古屋帯は、老松に雪が積もっています。

 

天気にまつわる柄選びも楽しいですね。

大小あられ江戸小紋 20000円+税 身丈4尺(約152cm) 裄1尺7寸(約64.6cm)
湖畔の月縮緬名古屋帯 60000円+税