変わり立涌文様本場夏結城
着物22-06-22
お仕立て直し
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺8寸2分(約69.2cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:9寸2分(約35cm)
前巾:6寸5分(約24.7cm)
後巾:7寸8分(約29.6cm)
ご売約済
しなやかな細い糸が、杼の打ち込みも控えめに、120亀甲を織り込んでいます。
野村半平作の夏結城だと思われますが、だとしたら緯糸の20%は上布が織り込まれていると言われていますが、手に少しザラザラ感が感じられるのと、斜めから見て、本場結城にはない節が見られるのとがその証明なのでしょうか。
初夏の風を孕んで、なお爽やかにお召しいただける紬かと推薦します。
大きな十字の中に、浅葱と濃茶で唐草の絡まる立涌文様がエレガントです。
両手に軽く収まる様な質量も、上質な織物の証とも言えるのでしょう。