着物13-5-1
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄 :1尺6寸8分(約63.8cm)
1尺8寸5分可(約70.3cm
象牙色が、裾に向かって重ね染めされた鳩羽色と薄鈍色のぼかしに変っていく。
地紋には墨流しのように縫い締めしぼりがされ、そこに金糸で木目文様が織りこまれ、そこから続いていく薄色の共八掛け。
華やかな中に咲く福寿草の花は現実の世界にはない物のようにさえ思え、まわりに施された絞りからは女性らしい美しさを感じます。
「度重なる重ね染め、重厚な絞り、独創的デザイン及び色調を基調とした作品を辻が花」と呼ぶにふさわしい独特の世界感。
室町時代に隆盛を極めた絞りに出会い魅了された、久保田一竹だからこそ創れたお着物です。





