梅の小紋

1年で一番寒いという意味の「大寒」。

2021年の大寒は1月20日ですが、期間としては2月の始めことまでです。

大寒の頃に産まれた卵は「大寒たまご」といって、縁起が良いそうです。

寒さの厳しい時期は鶏も栄養を蓄えて卵を産むので、卵も良質になるそうです。

卵の他にも金柑や小松菜などもこの時期の旬の食材ですので、栄養のある食材を食べて寒さを乗りきりたいです。


ご紹介の着物は、アンティーク小紋です。

縮緬地に手で引き染めした上に、顔料で梅の枝が描かれています。

写真では手染めのため色むらが映ってますが、実物を見るとまったくムラは気になりません。

枝にはウメノキゴケが金泥で表現してあり、可愛らしい図柄ですがしっかりとした職人の技が見て取れる着物です。

格子の帯を合わせて、優しい印象のコーディネートにしてみました。

上質なアンティークで、その気心地をたのしんでみませんか。

 

縮緬地梅柄小紋

身丈 : 3尺9寸5分(約150.1㎝)

裄  : 1尺7寸(約64.6㎝)

格子織名古屋帯

珊瑚帯留