本日もお客様の装いをご紹介いたします。
こちらはアンティークの錦紗の着物。シダの葉に蕨模様で春の息吹を感じます。全体に柄のある小紋ですが、銀通しの縞も上品に入って、近年ではこのような柄行の大人向けアンティーク着物は貴重になりました。
合わされたのはラオスの織りの八寸。十字模様が効いたデザイン、ラオスのものとしては珍しい優しい色合いです。着物と八寸で春を迎えるコーディネートですね。
こちらの着心地の良さそうな横段の着物に、合わせているのはウズベキスタンのオールド・スザニ。スザニとはペルシャ語の「スーザン」(縫い針)に由来するそうで、17C頃から中央アジアで伝承されてきた手仕事。
地域ごとに独特のモチーフやスタイルがあるそうです。元々は嫁入り道具として母親が刺繍を施すこの布が帯へと変わりました。
外国布との出会い、お二人のコーディネート、とても素敵です。
皆様も着物でお出かけ下さい。