麗しのサリー、優しいカシミール、可愛いブロッックプリントを求めて
インド? 古代日本人が憧れた仏陀の国天竺? かつてバッグパッカーが自分探しに旅立った瞑想の国? 0(ゼロ)の発見の国?インドの数学者が0の概念を発見した7世紀は、玄奘三蔵が仏典を求めてインドに渡った、その頃日本は聖徳太子の時代・・・バラバラな情報、ワクワクと不安を抱えたまま、10月17日、1984年暗殺された首相の名を冠したデリー、インデイラ・ガンジー空港着。その広さに驚く。国内航空に乗り換えコルカタへ深夜着。
ここから“インド布愛”旅が始まりました。
コルカタの街を車の中から見ながら、お馴染みのshopへ。
街は人の熱気にあふれ、牛、ヤギ、犬も歩くパワーに圧倒されました。
ここでサリーの仕入れ。めくるめく、は決してオーバーな表現ではなく、美しいサリーの渦。色も質も刺繍、カンタワーク!目が回りそう!
早速心奪われ、時間も忘れ・・・(→インスタをご覧ください)
これらの布はどこから生まれるのでしょう?
インドは世界第7位の国土、第1位の人口、GDPは4位(日本=5位)、第6番目の核保有国。
繊維産業は世界第2位、世界の繊維生産量の10%を占め、綿花生産、伝統的な手工芸、近代的産業インフラをバックに、インド経済の重要なハシラになっているようです。
シルク生産量は世界第2位。家蚕、野蚕どちらもあり。
綿花は世界第3位、14%、綿糸、綿布の紡織品生産量は中国に次いで2位。
繊維輸出額は世界6位、350億米ドル、2030年までに1000億ドルを目指しているとか!
繊維産業はインドGDPの2.3%、工業生産高の7%、4,500万人の雇用をうむ基幹産業で、まだ発展の余地があるようです。
手工業で布を織る業者から大資本の先進的工場まで、生産形態は多様で、紡績、織物、染織、プリント、衣料製造に至っています。
街の中で、サリーを着た女性を見かけました。日本の和服着用率よりだいぶ高いのでは?と思います。
インドサリーは世界でもっとも古くから着られた民族衣装の一つで、今でもインドの75%以上の女性たちは、晴れの日だけでなく様々な場面でサリーを楽しんでいるそうです。
布にハサミを入れることを嫌う宗教的理由からと言いますが、5〜6mくらいの1枚の布を体に巻きつける着方もいろいろで何十通りもあるそうです。
都市部では“パンジャービードレス”というカジュアルなサリーが日常の暮らしでは愛用されているようです。
灯屋2銀座店では今回仕入れたサリーから、個性あふれる素敵な着物、羽織などをお作りする予定です。ご期待ください。




