日別アーカイブ: 2021年4月19日

初夏に向けて

爽やかな風が吹く季節になりました。

花々が美しく咲いていく様子を眺めながら過ごしています。

ご紹介の着物は、菖蒲の小紋です。

本手刷りの型友禅で染められた図柄は、手がこんでいて味わい深い印象です。

ジョーゼットのように柔らかく体にまとわりつく昔の単衣着物は、今はなかなか味わえない質感で涼しい着物です。

帯は、菖蒲の花の上を鳥が舞う様子で合わせてみました。

初夏の景色を纏う気持ちで、楽しんではいかがでしょうか。

 

簾紋に菖蒲の単衣小紋  88,000円(税込)     (着物18-6-51)

身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄 :1尺6寸8分(約63.8cm)

 

流水に鳥の織名古屋帯  22,000円(税込)

翡翠玉帯留  16,500円(税込)

おもしろ柄のモスリン帯とすっきり久留米単衣

おもしろ柄のモスリン帯のご紹介です。モスリンとは薄手の平織り生地のこと。日本では主にウールで織られた物のことを言いますが、子供の頃に親しんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日本では、明治から戦前頃まで広く親しまれましたが、その後、化学繊維の普及で徐々にその姿を消すこととなります。

軽くて暖かいモスリンは子供の着物にも良く使われていたそう、それでこんなに可愛い絵柄があるのですね!このモスリンに、江戸好みの縞を継いでオリジナリティ溢れる帯になりました。

深めの藍がすっきりとした、非常に糸の細い薄手の久留米をコーディネートしてみました。こちらもなかなか貴重です。

春の楽しいお出かけにいかがでしょうか?

 

久留米絣単衣 66,000円 21-4-23 身丈:3尺9寸5分(約150.1cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)

おもしろ柄継ぎ名古屋帯 66,000円 21-04-27