日別アーカイブ: 2021年4月9日

軽やかに縞の単衣とジャワ更紗帯

今日は少しひんやりとしましたが、まさしく春ですね!

皆様もそろそろ単衣を探されている頃でしょう。

新入荷の深いグリーンの粋な細縞の単衣をご紹介しますね。

お財布にも優しいこのお着物、気軽なお出かけにいかがでしょうか?

ジャワ更紗の帯を合わせてみました。

チャンチンという道具を使って、手仕事によるろうけつ染め(バティック)で、非常に繊細な文様が描かれています。

バティックは、そのほとんどが両面染めとなっていますが、制作には半年はかかるとても手の込んだもの。

綿の布地も砧打ちされた、上質で滑らかな肌さわりです。

青みがかったグリーンと辛子色に茶がアクセントで入っています。

翡翠の帯留めと三分紐ですっきりと。

ジャワ更紗帯 21-4-6

縞の着物  裄1尺7寸5分 身丈4尺2寸

翡翠の帯留と三分紐 24,000円(税込)

 

 

 

 

4月大歌舞伎『桜姫東文章』初日観劇

汗ばむような陽気が、ちょっと冷んやりしたお天気に変わりましたね。でも、一度明るくなった日差しは、私たちの気持ちを春に変えます。

そんな時にぴったりなのがサリーの帯。キラキラ感と、生地の透け感が、何とも春らしい。単衣の時期にも使えるので、今揃えておくと、とても役立ちます

さて、4月歌舞伎、初日のご報告です。

待ちに待った芝居。開演5分前になると、ドキドキしてきました。

仁左衛門と玉三郎の清玄と白菊丸が、花道に登場。その時の拍手の、なんと熱かったことか❗️このゴールデンコンビの奇跡の復活上演を、皆が、心から喜んでいるのを感じました。

6月の第2部で、今月の「上の巻」に続き「下の巻」が上演されることも発表されました。本来4時間ほどで通し上演される演目なので、予測はしていましたが、やはり嬉しい😃

いつもは借りないイヤホンガイドですが、2人の特別放送があるというので借りました。

開幕前は玉三郎丈の演目の解説。幕間には仁左衛門丈へのインタビューで、柔らかいお声が聞けて、気持ちが上がります。

桜姫は、赤い着物に、キラキラとした華やかなかんざしの「赤姫」姿。世間知らずのお姫様感、満載です。

仁左衛門丈の高僧清玄は、さすがの品格です。白塗りから化粧替えして悪党の釣り鐘権助になるのですが、なんとかっこいいことか!

この演目の最初の見せ場が、桜姫が権助と出会い、急に変わっていくところですね。恥じらいながらも積極的に迫り、権助はシメシメ。そして、ポスターにもなっている2人の濃厚な濡れ場に💕。

今回、私が新たに見つけた楽しみは、破戒して桜姫を求めてさまよう清玄です。仁左衛門様が、こんな情けない役をすることはないので、なんだか新鮮で可愛くて、すっかり好きにってしまいました。これからどんな風に役が深まっていくのか,楽しみです。

サリー名古屋帯 税込価格

抹茶色とオレンジ色 71,500円

白地 66,000円