日別アーカイブ: 2021年4月2日

4月3日初日、歌舞伎座三部「桜姫東文章」で仁左衛門玉三郎が共演

桜の花吹雪が、あまりに美しく、お子さま達も歓声をあげている場面に出会いました。

春色のお着物に花籠の帯をつけて、心まで軽やかに足どりも踊るようです。

紫縮緬のお着物は、縮緬なのに軽い着心地がおすすめ。写真よりも,明るく柔らかい色合いなので、帯の藤の花が引き立ちます。

気温も上がってまいりましたので、単衣紬も合わせてご紹介します。

単衣は、野蚕の紬、芽吹きにぴったりと季節を纏うようですね。

身丈もたっぷり、裄も1 尺8寸5分までお召しいただけます。

4月大歌舞伎のご紹介もさせていただきます。

桜姫東文章は、鶴屋南北の人気作。仁左衛門、玉三郎の若き日の孝玉コンビにこの演目はぴったり。 そして、36年ぶりの再演です。

仁左衛門は高僧の清玄と、悪党の権助のニ役。清玄は若き頃、稚子の白菊丸と道ならぬ恋に落ち、心中をします。しかし、自分だけ生き残ってしまうのですね。

玉三郎の桜姫は、家が没落し出家をしようとしていましたが、実は、名前も顔もわからない相手に、密かな恋をしています。その目印が,犯された時に見た,腕に彫られた桜と釣鐘の刺青。その男こそは、権助でした。さらに、清玄は、姫が白菊丸の生まれ変わりだと思っています。

この三人が出会うことで、物語は思わぬ展開をしていきます。今回は前編と言うことなので、どこまでの進展かわかりませんが、桜姫が女郎ににまで身を落とした時の言葉遣いが、とっても可愛いんです。

と言うことで,明日3日初日の観劇後に、またご報告します。

4月の着物日和には、ぜひ、お着物でお出かけください。

ご来店心よりお待ち申し上げます。

花籠の友禅名古屋帯灯屋2オリジナル88,000円(税込)

紫縮緬無地袷33,000円(税込)しつけ付き身丈4尺裄1尺7寸

野蚕紬単衣 身丈4尺3寸5分裄1尺7寸7分(1尺8寸5分可)

帯揚げ各4,300円(税込)丸ぐけ各4,500円(税込)