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灯屋2 冬の感謝セールのお知らせ 16日(土)は13時開店となります

いよいよ明日から!灯屋2では、日頃のご愛顧に感謝を込めて、初めての冬のセールを開催いたします。欲しかったあの帯も、あの着物ももしかすると割引になるかもしれません!ぜひ、気になっていたあの品物を手に入れてください!

HP紹介商品は夏物も含め、8月までに掲載の商品が対象となります。また、通信販売は16日14時よりお電話にて承ります。

尚、明日は勝手ながら開店時間を13時とさせていただきますので、お間違いのないように、お越しくださいませ。

2023年12月16日(土)〜24日(日)営業時間11時〜19時(16日は13時開店)

※セール商品はお客様都合での返品はできません。

皆様のご来店をお待ち申し上げます。

割引になる商品の一部をご紹介いたします。これ以外にも何とアンティークの柔らか物や夏物も。丸ぐけ、帯揚げ、帯留、半衿など小物も対象です。

コンサートへのお誘い

「こうげいを探る」展には大勢のお客様にお越し頂き、楽しそうなお顔を拝見できて、我々も嬉しかったです。

「志村ふくみの仕事」講座では、最後にもう少し時間を取ってゆっくりとご覧にいれたかったです。行き場のない余韻が漂って居ましたものね。

最終日にお願いしたカメラの長岡さんの写真は銀座店にダウンロードしてますので、いつでもご覧頂けます。

さて11月ともなると、秋は深まり芸術の季節です。

そこで、みなさまお馴染みの、帯留彫金作家竹花万貴子さんのお嬢さん、加奈子さんのチェロコンサートに行きませんか?

加奈子さんは、源氏物語など自作の曲も多く、お着物でエレガントに奏でたりもします。

ご興味のある方は、銀座店までお問い合わせください。

ENCORE 珠玉の愛奏品集

2023年11月18日(土)17:30開演18:00開演 紀尾井町サロンホール

前売4000円 当日4500円

出演: 竹花加奈子 作曲/チェロ、蓮見明夫 ギター

演奏曲目: 竹花加奈子 オリジナル曲集、クラシック小作品、映画音楽/ポップス/ラテン

 

営業時間変更のお知らせ(10月17日)

営業時間の変更と銀座店臨時休業のお知らせです。

10月17日(火)は15:00閉店とさせていただきます。18日(水)は定休。
10月19日(木)~22日(日) 10:00~18:00(最終日は17:00迄)は銀座洋協ホールにて展示会「こうげいを探る」を開催。会期中銀座店は休業とさせていただきます。
灯屋2銀座店TEL/FAX:03-3564-1191、080-8135-9161(会期中のみ)ぜひ、皆様、洋協ホールへお出かけください。

 

 

秋の展示会のお知らせ 『こうげいを探る』

工芸とは「伝統に根ざした職人技を駆使し、美的感覚を持って創作したもの」

灯屋2の眼を持って集めた着物や帯などを、あの銀座洋協ホールで再び展示できる機会が巡ってきました。
会期内には楽しいイベントもご用意しました。

志村ふくみ・古澤万千子・浦野理一などの作家もの、絞りや型染・刺し子などの民藝もの、琉球を含む諸国の織物、幕末明治の江戸小紋など。
帯では、和洋更紗、丹波木綿、江戸小袖や明治期の裂崩し、作家ものなど。
幕末明治から近代までの作品や再生品を広い会場に美しく展開します。

今回は、お仕覆の山田英幸さんと、染色工芸の稻田まゆさん がジョイント参加です。
灯屋と灯屋2のスタッフも皆でがんばりますので、ぜひのご来場をお待ち致します。

会期:10月19日(木)〜21日(土)10時〜18時
22日(日)10時〜17時

会場:銀座洋協ホール
東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6階

会期中のイベント
☆浦野理一継ぎ帯ワークショップ
第一回 10月21日(土) 10時30分〜12時30分 満席となりました。
第二回 10月22日(日) 10時30分〜12時30分
会費 税込¥110000
各回10名 お申し込み順で締め切ります。
〈内容〉六通名古屋帯の型紙に合わせて裂を選んで頂き後日当店で仕上げます。その他の内容については銀座店にお問合せください。
お使い頂ける裂や、過去のお客様の作品の画像もご覧頂けます。

その他のイベントもご用意しますので、確定しましたらお知らせ致します。

お客様ご出演公演のお知らせ

本日はお客様の公演のお知らせです。

まずは、いつも素敵なお着物姿とキュートな笑顔で当店のお客様にもファンが多くていらっしゃる一色采子さん。ご出演のツルゲーネフ「初恋」の朗読劇が明日まで絶賛開催中です。

主人公ウラジミールをテレビでもお馴染みの藤本隆宏さん、ヒロインの令嬢ジナイーダを注目の歌舞伎女形、中村壱太郎さんが演じます。素顔の一色さんとは真逆のヒロインの母親の伯爵夫人役とのこと。美しい生のリュートの演奏も印象的な舞台。東池袋の劇場あうるすぽっとにて開催です。お急ぎ下さい!

お問い合わせ:あうるすぽっと

https://www.owlspot.jp/events/performance/first_love.html

次に、やはりお客様の筑前琵琶奏者の鶴山旭祥さんご出演の公演です。

当店でご購入のお着物でご出演されるご予定、楽しみですね。西洋音楽の影響を受けず、日本人音楽的感性に基づいて発展したという琵琶の響き、幽玄な世界に浸ってみるのはいかがでしょうか?『平家物語』を語る、2023年10月7日(土)GINZA SIXの能楽堂にて開催です。お問い合わせは下記まで。

お問い合わせ:インターナショナル・カルチャー TEL:03−3402−2171(平日11:00〜16:00)

毎年恒例、夏の感謝月間のお知らせ

お暑い中をご来店くださるお客様に感謝を込めて、毎年恒例ではありますが、8月中はお買上商品価格(税抜き価格)の10%の灯屋2商品券を進呈させていただきます!

明日、8月5日(土)は銀座通り恒例の「ゆかたで銀ぶら」もあります。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

< ゆかたで銀ぶら2023>
日 時 :令和5年8月5日(土)16時~17時30分
場 所 : 銀座通り1丁目~8丁目・各商業施設・各企業及び各商店

詳しくはこちらから → ゆかたで銀ぶら2023

吉田羊さんのきもの本出版のお知らせです

灯屋2のお客さまでもあるアンティーク着物を愛する女優 吉田羊さんのフォトエッセイ「ヒツジヒツジ」が、7月7日(金)に宝島社より発売されます。

「ヒツジヒツジ」に収録されている71体のコーディネートは、すべて吉田羊さんご自身がスタイリングされたまさにお着物への情熱がちりばめられた一冊。

写真のお着物結城紬と継ぎの創作帯も当店でお求め頂いたお品物ですが、他にも灯屋2でお買い上げ頂いた帯や帯留めも多数ご紹介され登場いたします。

アンティーク着物ファンにもたまらないフォトエッセイ「ヒツジヒツジ」。

ページをめくるのが楽しみですね!

 

退職のお知らせです

いつも灯屋2をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。

この度、銀座店スタッフ白井葉子が、7月20日(木)に定年退職いたします。

灯屋2で頂いたお客さまとのたくさんのご縁で良いお仕事をさせてもらうことが出来ました事を

心より、感謝申し上げます。

これからは、お客さまとお目にかかることが出来なくなるのが、大変さみしいですが、

お店が、新体制になるこの機会に新しい道へ進もうと決意しました。

行き届かぬ点も沢山ありましたでしょうが、どうぞ、ご容赦ください。

灯屋2での経験を宝物に頂いて、これからの人生に活かしていきたいと思います。

お客さまによろこんで頂いた笑顔を拝見できた時の歓びを忘れることはありません。

 

これからも皆さまの着物の装いへの情熱が、美しくありますよう。

そして、灯屋2への変わらないエールをお願い致します。

最後に皆さまのご健康、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

なお、同時期をもちまして真鍋令子も辞めることになりました事をご報告させて頂きます。

7月の出勤予定です

白井:(月)(木)(土)20日(木)まで

真鍋:(月)(土)17日(月)まで

どこかで、お目にかかれた時には、これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

銀座店 真鍋、白井

古籠がつくる小宇宙 “定家葛”の謎

5月19日〜29日、代々木の灯屋で「古籠展」が開催されました。足をお運びいただいたお客様も多いことと感謝いたします。

“唐物写し”という少し難しげな響きのある古籠たち、その繊細で超絶な技巧に驚きましたが、いくつかの籠には、圷奈保美さんによる野の花のなげいれがなされ、重厚な空間を、穏やかなものにやさしく変えていました。

茶室や大きな空間にしか置けない籠かと思いましたが、日常の暮らしの中に、小さな宇宙を感じる籠と野の花のコラボ、とても素敵でした。

その中に「定家葛」が可憐な、どちらかといえば地味な白い花を咲かせていました。これが定家葛?ほんとうに定家葛ってあるんだ! 植物にうとく、「定家葛」は能『定家』の中に象徴的に存在するものと長く思っていました。本当に恥ずかしい‥‥『定家』が先にあって、そこから名付けられたという定家葛、数あるツタカズラの中でこの小さな十字の花を咲かす蔓性植物を「定家葛」とどうして名付けたのか? 式子と定家の恋が、それほど人口に流布していたのか?

能『定家』は百人一首の選者で名高い歌人・藤原定家11621241。公家・歌人、権中納言。『源氏物語』をはじめとする古典の注釈、書写にも携さわる。その流れをくむというのが京都の冷泉家)と後白河上皇第三皇女式子内親王(11491201。歌人としての評価も高く、歌の師は定家の父・藤原俊成。京都賀茂社「葵祭」を主祭する賀茂斎院の職にもあった)の身分違いの禁忌の恋とその果ての、定家の執心が内親王の死後もその塚(墓)に定家葛となって絡まりつき式子を苦しめるという、かなり重い内容の能です。作者は世阿弥の娘婿・金春禅竹、世阿弥後の当時の時代を映した多くの能の作者で、現代でも上演されることが多い人気曲を書いています。

歴史的には式子と定家の二人の関係を明らかにする資料はありませんが、二人の交流は確かにありましたし、定家の日記『明月記』の思わせぶりな書きぶりが後世の人々の空想を掻立て、高貴な身分の女性へのあこがれ、ともなったものかもしれません。「忍恋」を代表するような内親王の和歌、恋の歌に巧みであった定家。平安末から鎌倉時代にかけて、源平の戦いあり、やがて武家に政治が移っていく激動の時代を生きた二人です。

 玉の緒よ絶えなば絶えねながらえば忍ぶることの弱りもぞする 式子内親王

 来ぬ人をまつほの浦の夕凪に焼くや藻塩の身もこがれつつ  藤原定家

杉のような大木に絡みついててっぺんまで突き抜けると青空の下、十字形の白い花をわっと咲かす、それは見事な風景、であると圷奈保美さんにうかがいました。みかけの可愛らしさ、可憐さに隠れて、実はたいへん粘り強く力強い植物なのかもしれません。やはり“定家”らしい。

定家葛はジャスミンに似た甘い香りを持っています。式子内親王は「香」にも長けていて、式子邸に伺候した定家はその香りに陶然とした、と「明月記」にもあります。でも‥‥うっかりその花びらを口にすると‥‥たいへんな毒性があるそうです。

街中でも、家の塀からひょっと伸びているのを見かけることがあるとのこと、目をしっかり開けて初夏の街を歩いてみようと思っています。

6月8日放送NHK「すてきにハンドメイド」ご案内

当店の素敵なお客様、山田英幸さんからの情報をお客様へシェアさせていただきます。

山田さんがNHK「すてきにハンドメイド」ー私の大切を包む はじめての仕覆」に講師として出演されます。

仕覆という素晴らしい日本文化を、お茶の世界、骨董の世界だけのものにしておくのはもったいない、もっと身近にカジュアルに楽しみたいと、趣味として独学で始めた仕覆作り。20年経って「山田流」としてNHKで全国放送されるとは思ってもみなかったそう。

ぜひ、皆様、放送をチェックして下さい!

放送日時:6月8日(木)21:30〜NHK  Eテレ

再放送 6月13日(火)11:05〜NHK総合・6月15日(木)13:05〜Eテレ