そのほかのお知らせ」カテゴリーアーカイブ

お客様ご出演公演のお知らせ

本日はお客様の公演のお知らせです。

まずは、いつも素敵なお着物姿とキュートな笑顔で当店のお客様にもファンが多くていらっしゃる一色采子さん。ご出演のツルゲーネフ「初恋」の朗読劇が明日まで絶賛開催中です。

主人公ウラジミールをテレビでもお馴染みの藤本隆宏さん、ヒロインの令嬢ジナイーダを注目の歌舞伎女形、中村壱太郎さんが演じます。素顔の一色さんとは真逆のヒロインの母親の伯爵夫人役とのこと。美しい生のリュートの演奏も印象的な舞台。東池袋の劇場あうるすぽっとにて開催です。お急ぎ下さい!

お問い合わせ:あうるすぽっと

https://www.owlspot.jp/events/performance/first_love.html

次に、やはりお客様の筑前琵琶奏者の鶴山旭祥さんご出演の公演です。

当店でご購入のお着物でご出演されるご予定、楽しみですね。西洋音楽の影響を受けず、日本人音楽的感性に基づいて発展したという琵琶の響き、幽玄な世界に浸ってみるのはいかがでしょうか?『平家物語』を語る、2023年10月7日(土)GINZA SIXの能楽堂にて開催です。お問い合わせは下記まで。

お問い合わせ:インターナショナル・カルチャー TEL:03−3402−2171(平日11:00〜16:00)

毎年恒例、夏の感謝月間のお知らせ

お暑い中をご来店くださるお客様に感謝を込めて、毎年恒例ではありますが、8月中はお買上商品価格(税抜き価格)の10%の灯屋2商品券を進呈させていただきます!

明日、8月5日(土)は銀座通り恒例の「ゆかたで銀ぶら」もあります。
皆様のご来店お待ち申し上げます。

< ゆかたで銀ぶら2023>
日 時 :令和5年8月5日(土)16時~17時30分
場 所 : 銀座通り1丁目~8丁目・各商業施設・各企業及び各商店

詳しくはこちらから → ゆかたで銀ぶら2023

吉田羊さんのきもの本出版のお知らせです

灯屋2のお客さまでもあるアンティーク着物を愛する女優 吉田羊さんのフォトエッセイ「ヒツジヒツジ」が、7月7日(金)に宝島社より発売されます。

「ヒツジヒツジ」に収録されている71体のコーディネートは、すべて吉田羊さんご自身がスタイリングされたまさにお着物への情熱がちりばめられた一冊。

写真のお着物結城紬と継ぎの創作帯も当店でお求め頂いたお品物ですが、他にも灯屋2でお買い上げ頂いた帯や帯留めも多数ご紹介され登場いたします。

アンティーク着物ファンにもたまらないフォトエッセイ「ヒツジヒツジ」。

ページをめくるのが楽しみですね!

 

退職のお知らせです

いつも灯屋2をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。

この度、銀座店スタッフ白井葉子が、7月20日(木)に定年退職いたします。

灯屋2で頂いたお客さまとのたくさんのご縁で良いお仕事をさせてもらうことが出来ました事を

心より、感謝申し上げます。

これからは、お客さまとお目にかかることが出来なくなるのが、大変さみしいですが、

お店が、新体制になるこの機会に新しい道へ進もうと決意しました。

行き届かぬ点も沢山ありましたでしょうが、どうぞ、ご容赦ください。

灯屋2での経験を宝物に頂いて、これからの人生に活かしていきたいと思います。

お客さまによろこんで頂いた笑顔を拝見できた時の歓びを忘れることはありません。

 

これからも皆さまの着物の装いへの情熱が、美しくありますよう。

そして、灯屋2への変わらないエールをお願い致します。

最後に皆さまのご健康、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

なお、同時期をもちまして真鍋令子も辞めることになりました事をご報告させて頂きます。

7月の出勤予定です

白井:(月)(木)(土)20日(木)まで

真鍋:(月)(土)17日(月)まで

どこかで、お目にかかれた時には、これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

銀座店 真鍋、白井

古籠がつくる小宇宙 “定家葛”の謎

5月19日〜29日、代々木の灯屋で「古籠展」が開催されました。足をお運びいただいたお客様も多いことと感謝いたします。

“唐物写し”という少し難しげな響きのある古籠たち、その繊細で超絶な技巧に驚きましたが、いくつかの籠には、圷奈保美さんによる野の花のなげいれがなされ、重厚な空間を、穏やかなものにやさしく変えていました。

茶室や大きな空間にしか置けない籠かと思いましたが、日常の暮らしの中に、小さな宇宙を感じる籠と野の花のコラボ、とても素敵でした。

その中に「定家葛」が可憐な、どちらかといえば地味な白い花を咲かせていました。これが定家葛?ほんとうに定家葛ってあるんだ! 植物にうとく、「定家葛」は能『定家』の中に象徴的に存在するものと長く思っていました。本当に恥ずかしい‥‥『定家』が先にあって、そこから名付けられたという定家葛、数あるツタカズラの中でこの小さな十字の花を咲かす蔓性植物を「定家葛」とどうして名付けたのか? 式子と定家の恋が、それほど人口に流布していたのか?

能『定家』は百人一首の選者で名高い歌人・藤原定家11621241。公家・歌人、権中納言。『源氏物語』をはじめとする古典の注釈、書写にも携さわる。その流れをくむというのが京都の冷泉家)と後白河上皇第三皇女式子内親王(11491201。歌人としての評価も高く、歌の師は定家の父・藤原俊成。京都賀茂社「葵祭」を主祭する賀茂斎院の職にもあった)の身分違いの禁忌の恋とその果ての、定家の執心が内親王の死後もその塚(墓)に定家葛となって絡まりつき式子を苦しめるという、かなり重い内容の能です。作者は世阿弥の娘婿・金春禅竹、世阿弥後の当時の時代を映した多くの能の作者で、現代でも上演されることが多い人気曲を書いています。

歴史的には式子と定家の二人の関係を明らかにする資料はありませんが、二人の交流は確かにありましたし、定家の日記『明月記』の思わせぶりな書きぶりが後世の人々の空想を掻立て、高貴な身分の女性へのあこがれ、ともなったものかもしれません。「忍恋」を代表するような内親王の和歌、恋の歌に巧みであった定家。平安末から鎌倉時代にかけて、源平の戦いあり、やがて武家に政治が移っていく激動の時代を生きた二人です。

 玉の緒よ絶えなば絶えねながらえば忍ぶることの弱りもぞする 式子内親王

 来ぬ人をまつほの浦の夕凪に焼くや藻塩の身もこがれつつ  藤原定家

杉のような大木に絡みついててっぺんまで突き抜けると青空の下、十字形の白い花をわっと咲かす、それは見事な風景、であると圷奈保美さんにうかがいました。みかけの可愛らしさ、可憐さに隠れて、実はたいへん粘り強く力強い植物なのかもしれません。やはり“定家”らしい。

定家葛はジャスミンに似た甘い香りを持っています。式子内親王は「香」にも長けていて、式子邸に伺候した定家はその香りに陶然とした、と「明月記」にもあります。でも‥‥うっかりその花びらを口にすると‥‥たいへんな毒性があるそうです。

街中でも、家の塀からひょっと伸びているのを見かけることがあるとのこと、目をしっかり開けて初夏の街を歩いてみようと思っています。

6月8日放送NHK「すてきにハンドメイド」ご案内

当店の素敵なお客様、山田英幸さんからの情報をお客様へシェアさせていただきます。

山田さんがNHK「すてきにハンドメイド」ー私の大切を包む はじめての仕覆」に講師として出演されます。

仕覆という素晴らしい日本文化を、お茶の世界、骨董の世界だけのものにしておくのはもったいない、もっと身近にカジュアルに楽しみたいと、趣味として独学で始めた仕覆作り。20年経って「山田流」としてNHKで全国放送されるとは思ってもみなかったそう。

ぜひ、皆様、放送をチェックして下さい!

放送日時:6月8日(木)21:30〜NHK  Eテレ

再放送 6月13日(火)11:05〜NHK総合・6月15日(木)13:05〜Eテレ

灯屋 古籠展のお知らせ

此度の企画展は花籠の原点と言える唐物写しを中心に、山野草と相性の良さそうな古籠を展示販売致します。

会期中はなげいれの圷奈保美氏に挿花をお願いしてしております。

併せてお楽しみ頂ければ幸いです。

会期

・5月19日(金)〜22日(月)

・5月26日(金)〜29日(月)

10時30分〜18時30分

会場   灯屋

東京都渋谷区代々木4−8−1 小田急線・参宮橋駅東口より徒歩3分

03−3465-5578  www.akariya.co.jp

 

 

 

夜もアクティブ、銀座

すっかり人通りも以前と同様になった銀座中央通り。本日は夜の様子をご紹介致します。

灯屋2の斜向かいにあるルイ・ヴィトン。

昼間は人の賑わいが絶えませんが、夜になると何ともインパクトのある草間彌生さんのアートがショーウィンドから浮かびあがってきました。

そしてその真向のビル、シャネル。昼間はシンプルな黒の壁面ですが、夜になるとエッフェル塔とお馴染みのシャネルマークが浮かびあがっています。

そして、銀座のシンボル4丁目の和光はいつも存在感がありますが、

夜もいきいきと泳ぐ鱗のディスプレーが楽しい。

デパートのディスプレーも夜中にお召し替え。

JAPANブランド日産ビルも華やかにライトアップされています。


夜もすっかりアクティブになった銀座が皆さまをお待ちしています。

灯屋2も夜7時まで営業しています。ぜひ、お立ち寄り下さい。

 

ガラス帯留めワークショクに行って来ました

3月のまだ肌寒い頃、お元気なお客さまたちと、先にご紹介したガラス工房へ、帯留め製作に行ってきました。パートドベールという手法で、粘土で型を作り、石膏を詰めて20分程焼く、その後粘土の塊をほぐしながら掻き出す。そこに色ガラス粉を詰めていきます。と、ここまでが初日の作業でした。

ガラス張りの大きなアトリエの中で、先生ご夫妻のお力を十分にお借りしながら、皆さまのほっとした、まるで作家さんになったようなお顔。

1ヶ月後にできあがった作品を磨き上げるという一仕事をして完成、となりましたが、その時は各自で伺ったので、人さまの作品を見ていない訳です。

という訳で、ここでそのお手並を拝見、そして広くお客さまにご紹介させて頂くことになりました。個性的で味のある、手作り感たっぷりの作品がならびました。

K様『浜辺の記憶』

涼しく見える水色を選びまたした。デザインはその場で単純な六角形に少し中央をくぼませ、柄を彫りましたが少し彫りが浅くなりました。

W様『六花』

白い紙の上に、白い帯留めで写真写りが心配ですが、体験教室とても楽しかったので第二弾も参加したいです。

N様『瑠璃色のクロス』

T様『すずらん』

I様『縄文糸巻の想い』

モデルとした縄文出土品の糸巻の遺物とは似てもにつかないものになってしまいましたが、初めてガラス作品に挑戦して楽しかったです。

Y様『ソーダ水』

最後に店主の作品『翡翠への憧憬』

 

いかがでしたでしょうか?

再チャレンジのご要望も伺ってますので、どうぞご希望の方はご一報ください。

 

灯屋2銀座店 - 販売ギャラリー
水曜定休
営業時間11時~19時
東京都中央区銀座2-6-5 アサコ銀座ビル2F
03-3564-1191

 

 

ご来店お客さまの装い 〜ツバメ

桜模様の絞りを紫根で染めた軽やかな小紋に燕の帯をお召しです。

桜の季節も年々早くなりますが、春の日が、新緑の季節へと移っていきます。

玄鳥至(げんちょういたる)新緑の爽やかな季節が、はじまります。

銀座の柳も風に揺れています。

黒い頭でスマートに飛ぶ、燕たちの飛来も、もうすぐです。

水辺に遊ぶ燕の姿、風に乗り、心が透くような美しいフォーム。

軽やかな単衣羽織のようです。

 

いつもご愛顧賜り、ご来店誠にありがとうございます。

灯屋2銀座店は、ゴールデンウィークの5月3日(水)も営業いたします。

皆さまのご来店、通信販売のお問い合わせ、ご注文を心よりお待ち申し上げます。

GW期間 4月29日~5月7日は休まず営業します。
閉店30分前までのご来店にご協力お願いします。

灯屋2銀座店 販売ギャラリー

中央区銀座2-6-5 アサコビル2階

営業時間11時〜19時

電話 03-3564-1191