和更紗名古屋帯
ご売約済
帯19-7-16
灰白色の時に藍の花文様が染められた古い堺更紗を名古屋帯に仕立てました。
室町末期~桃山時代にインドから日本に伝わった更紗は稀少なものとして武将や裕福な街人に大変人気があり、陣羽織や仕覆、煙草入れに仕立てられその富や権力を誇示するものとして大切にされました。
その後江戸時代に入り、染めの中心地であった京都と、河内木綿の産地が近く室町時代から貿易港として栄え、様々な染織品が取引きされた堺で更紗の制作が始まったと言われており、それが堺更紗の名の由来となっています。
こちらは、蠟引き・砧打ちされた更紗で、やや光沢のある糸味が大変良く、近年あまり見ることのない素晴らしい逸品です。
上品な文様が着物を引き立て、古い物の良さを存分に感じられる名古屋帯です。