蛙の図麻名古屋帯
ご売約済
帯18-6-34
蓮の葉にちょこんと座る蛙を描いた染め帯です。
日本人馴染みの深い蛙柄の帯はたまに目にしますが、ここまで蛙に焦点を当てた帯は珍しいのではないでしょうか。
蓮は泥の多い池や沼に自生しますがその葉や花はとても美しく私達を惹き付けます。
近年の研究により蓮の葉には天然の自浄作用があることが知られたそうですが、古くより、仏教やヒンドゥー教では蓮は純粋さや善性の象徴とされ、中国や日本では「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と言われ特別は意味をもつ植物です。
日常の暮らしでよく目にするわけではないのに、
何故か心引かれる植物の一つではないでしょうか。
また、蛙は春に生まれ故郷に戻る習性があるため、「無事帰る=蛙」として古くから大切にされてきた動物です。
愛嬌のある顔つきが表情豊かで和ませてくれます。
こちらの帯は、染め職人の方にオーダーして仕立てた当店オリジナルのものとなります。
張りのある絽素材で、色柄のある着物に合わせやすく、すっきりと涼やかな印象となります。
*こちらは同じ図案で、絽(正絹)と麻地のものがございます。