龍村製 加比丹間道半幅帯
帯18-5-16
ご売約済
龍村を代表する名物裂の一つ、間道(縞)の帯。このシリーズは紬の着物に合わせることを意識して創作されたという言われていますが、シンプルなただの縞に収まりきらないところが龍村らしさの表れで、絣柄や金糸銀糸を織り込んだ豪華で多彩な間道となっています。
天文12年(1543年)種子島にポルトガル人がい来日して以来対西洋貿易で大いに栄え、多くの文明品がもたらされました。
加比丹(カピタン、甲比丹とも記される)とは江戸時代、東インド会社が日本に置いた商館の最高責任者「商館長」のことを言いますが、ポルトガル語で「仲間の長」という意味があり、南蛮貿易の際、船長のことをさしていました。
その船長がもたらした広幅の縞織物のことを「甲比丹縞」と呼ぶようになり、今日まで親しまれてきました。
こちらはもとは丸帯だったものを当店にて半幅帯に仕立て直したものになります。
2本とも一目で龍村のものだと分かる個性ある帯ですが、それぞれ色合いが異なりますので、お好きな方をお選びになってください。