白地に梅枝の名古屋帯
帯19-12-23
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象牙色の繻子に、紅色の梅の大輪が照り映えて、新春讃歌を詠っているような名古屋帯です。
濃茶の結城をイメージして作りましたが、お抹茶色とか、グレーにも合いそうですね。
もちもん、柔らか物にもお召しいただけます。
牡丹にヤマガラの丸帯
帯19-12-24
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艶やかな緞子地に、牡丹の花びらの重厚な趣が溶け合って、豪奢な帯のお目見えです。
お花の女王とも言われる牡丹の花に、寄り添うはヤマガラ。
ヤマガラは、木の実の乗っている誰の手にも乗ってくる、一番人懐っこい小鳥です。
そのアンバランスな取り合わせが、何かホッとさせてくれます。
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帯15-11-7
竹藪に二匹の犬がじゃれ合っている愛らしい図柄の帯。
竹と笹がリズミカルに配され、抑えた色遣いながら楽しい帯です。
所々に描かれたもポイントに。
明るい色の紬に締めて頂きたい一枚。
芦辺文様江戸裂崩し名古屋帯
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帯19-12-01
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芦辺に打ちつける波の音がザーザーと聞こえて来そうな、臨場感漂う文様です。
手前に柴垣門と向こうに網干の光景が見え、出ない所には、源氏車や桜の花も垣間見えますが、元は江戸解きの衣裳だったのでしょう。
格調が偲ばれます。
幽谷に孔雀文様名古屋帯
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帯19-12-02
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深山の、とある所に芳しい牡丹の花に囲まれて、気高く、美しい羽根を持つ一対の孔雀が住んでいます。
とある所とは、遠い大陸の南の果ての辺りでしょうか。
詮索はさて置いて、お花の女王である牡丹と、鳥類界の王者の孔雀とはお似合いです。
これも幕末頃の衣装解き名古屋帯です。
龍村平蔵製「玉の彩羽錦」丸帯
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帯19-12-03
幕末から明治にかけて活躍した漆芸家、柴田是真の金蒔絵の作品から着想を得て創作されたといわれている龍村平蔵初期の作品です。
黒に深く輝く錦の地に、龍村の色を放って織り込まれた大きな羽根が浮かび上がっています。
重厚な色使いと大胆な意匠とが、龍村の審美眼の中に弾けて、代表的な作品となりました。
ほとんど使用感のない状態です。
御簾に緋扇の刺繍丸帯
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帯19-12-04
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地面を覆い尽くすかのように、立派な刺繍のある丸帯です。
お太鼓が引き抜きでは無いので、重い芯を抜いただけで、細い方なら二重太鼓としてお使いいただけます。
黒留袖や、色留袖の格調がグーンと揚がる事、請合います。
地紙文様切り嵌め名古屋帯
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帯19-12-06
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青紫の縮緬に、江戸裂を切り嵌めています。
きりばめという技法により、布の面が平らになることによって、品位が保たれて趣が深まるように感じられます。
とても難しい技法で、すでにその職人さんはほとんどいなくなっているようです。
ドングリを食むリスの刺繍名古屋帯
帯19-12-07
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落ち葉も深まり、秋も終焉に向かおうとしています。
このころ、ドングリの実は森に無尽蔵。
リス君のお口も休まることを知りません。
生成りの繭の色が美しい、創作の名古屋帯です。
和更紗に紬の切り継ぎ名古屋帯
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帯19-12-10
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青緑に赤い唐花がかわいい更紗です。
染料で手刺ししたような手法です。
垂れ先の紬が不思議な組みあわせですが、妙に似合っていますね。
謡曲 通小町文様名古屋帯 その1
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帯19-12-11
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比叡山山麓で、四位の少将が小野小町の寵愛を受けたくて、雨の日も雪の日も、馬にも乗らずに百夜通いを続けた、というお能の通い小町を表現しています。
雪輪の中に少将が身をかがめて歩を進めています。
お能のストーリーですから、この恋は実り?ませんでした。
謡曲 通小町文様名古屋帯 その2
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帯19-12-12
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前出の通小町文様名古屋帯その1の、丸帯の裏面でした。
登場人物の身分の証明が、菅笠や矢立に現れています。
深い雪に、想いは募るばかりです。
黒地くす玉文様名古屋帯
帯19-12-13
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お太鼓に、梅と菊、前に牡丹と桜を配して、くす玉に見立てたおめでたい図柄です。
地紋は菊青海波の緞子地です。
お花も房の刺繍も見事に立体感のある、迷いの無い針仕事で進められています。
菊牡丹切り替えの名古屋帯
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帯19-11-01
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明治期の衣裳を帯にしました。
明治の中頃、まだ化学染料を使わないで、渋いけれど、品格のある友禅がありました。
雲取りのなかに春の牡丹と、向こうに菊の花がおごそかに咲き誇っています。
左側に、これも明治期の帯皮を配し、格調のある帯になりました。
鹿の刺繍名古屋帯
帯19-11-06
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前回の展示会で一躍有名になった鹿。
なんとほぼ同じ帯が入荷して参りました。
滅多にないことで、代々木店アトリエも大騒ぎ……
こちらの帯は、横のボーダーの色で刺繍がしてあるので、スッキリと品良くまとまっています。
秋深くなるまでお使いいただける楽しい名古屋帯です。
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