「アフリカ布の帯」

「アフリカ布の帯」暑き7月にあう、赤道直下の中央アフリカの裂よりお仕立てした帯をご紹介致します。
前回のブログに載せましたヨーロッパ旅行にて仕入れた裂です。
「ンチャク」というブジョング族の手によるアップリケです。
布を柔らかくする為、槌で叩き出来る穴を補修した事が始まりとのこと。
6~7mのこの腰布を幾重にも巻くとは驚きです。
一生の間に数着しか完成することができず、どれほど重要な布かと思いさせられます。
その斬新なデザインは、パウル・クレーなど近代美術にも影響を与えたそう。
ラフィア椰子の繊維ですので、麻の着物との相性も相応しいものです。
右手の帯は、無地の麻地にアフリカの布の一部をアトリエにて縫い合わせてみました。
それぞれのピースが積み木にも見え、アフリカの大地の色を思わせます。

アフリカブジョング族アップリケ付帯  126000円
麻無地にコラージュ名古屋帯    71400円

銀座店  斎藤

「金魚づくし」

「金魚づくし」

金魚の柄を目にすると、金魚すくいが楽しみだった子供の頃を思い出します。
なかなかすくえず、いつも金魚屋のおじちゃんがおまけに2、3匹持たせてくれました。

そんな懐かしい幼少期を思い出す、きれいな金魚のきものと帯が入荷しました。

金魚がきものの柄として登場するようになったのは、大正、昭和になってから。
しかしその歴史はとても古く、中国では八宝の一つとされたそうです。

きものは、水色の絽縮緬地に涼しげな流水と金魚の文様の小紋。
尾びれをひらひらと優雅に泳ぐ様は、涼をよぶ夏の風情そのものです。

帯は、黄色の絽地に水草と金魚が描かれた名古屋帯。
柄の所々には刺繍が施されていて華やかな印象です。

是非、店頭にてご覧ください。

おもちゃ尽くし錦紗縮緬祝い着おもちゃ尽くし錦紗縮緬祝い着おもちゃ尽くし錦紗縮緬祝い着

絽縮緬金魚柄小紋 189000円
身丈3尺9寸5分(約149.5cm) 裄1尺6寸2分(約61.5cm)
お仕立て直し 231000円(商品代込)
※お仕立て直しご希望の方はご相談ください。

絽金魚柄名古屋帯 58800円

銀座店 北島

灯屋2小劇場・満員御礼申し上げます!

灯屋2小劇記念すべき第2回目の灯屋2小劇場が、定休日の4日水曜日の夜に幕をあけました。
今回は、チェリスト竹花可奈子さんとギタリスト蓮見昭夫さんによる演奏会チェロとギターの夕べです。
2部構成の1部は、なんとお着物でのチェロ独奏!!
紫色のぼかし錦紗の単衣に華やかな丸帯をお召しになってチェロを奏でる姿は、言葉にならない美しくおだやかな絵のようです。
そしてこの日お持ちになったチェロは、300年以上も前の楽器だそうです。童話にあったのではと思うほど目をうばわれる愛らしいフォルムです。

一竹一竹・浜辺の歌・海の底で・蝶の道行・少年時代とオリジナルを含む5曲。
その後サプライズに弾いてくださった七夕のメロディーに会場からは、笹の葉さらさら、軒端に揺れる=と思わずお客様の口ずさむ大合唱となりました。
1曲目の一竹一竹は、可奈子さまのお母様である万貴さんが、故久保田一竹さんの帯留めを長年創作なさっていた事からのご縁で生まれた曲で、最初のドから9上がったレの音で一、九、一、九すなわち一竹一竹と、とても思いを込めてらっしゃるお話もなさっていました。
蝶の道行は、お母様の帯留写真集にある作品のひとつからイメージされた曲で、連れ添った蝶が仲良く飛び舞う様を道行とよぶ事から生まれたメロディー。
可奈子さん最初は、羽織物の道行はご存知なかったそうです。なんだかほほえましいですね。
ふたつのチェロ演奏でメロディーを表現なさる時もあるそうですが、今回はギターとのデュエットでした。

浜辺の歌よりギタリストの蓮見昭夫さんも参加され、1部の最後は蓮見さんのギターソロによるジャズ・サマータイムとアルゼンチンタンゴ・ロドリゲスのラ・クンパルシーター。
軽快なリズムに思わず足を鳴らしたくなるほど!!
会場は、熱気に包まれたところで時間もちょうど19時をまわり、ここで休憩時間をはさみます。
お弁当を召し上がる方もいらして、まるで歌舞伎の幕間みたいです。(笑)

灯屋2小劇2部は、カザルス鳥の歌からはじまりました。
プログラムには、バッハの無伴奏組曲・G線上のアリアと書かれていましたが、店主渋谷の鳥の歌が聴きたい!の声にその場で曲を変更。
アンコールにと思っていらしたようですがさすがです。
カタルーニャ地方の民謡、このメロディーまさしくチェロを聴くです。
バッハのG線上のアリアも、カザルスによって、練習曲から、チェロの演奏といえばだれもがこの曲をあげるほど聴きたくなる代表的なものになったそうです。
プレリュードと大きく書かれていますね。けれど伸びやかで深い音色をきけば心を持っていかれてしまいます。
2,3曲目の・プラザカテドラル・プラードからの祈りは、可奈子さんのオリジナルでチェコ、スイス、スペインと修行のうち、カザルスが奏でる平和への願いを胸に創られた曲だとお話されていました。

2部になり真紅のドレスで現れた可奈子さんにふさわしく4,5曲目は、・ピアソラのりベルタンゴ・チックコリアのラ・フェイスタとつづきます。
この後もアンコールの拍手は鳴りやまず、愛の賛歌・マイウエイとお客様みなさま大喜びの一夜でした。
参加くださったみなさま本当にありがとうございました。
可奈子さんのHP・竹花可奈子オンステージで検索いただけましたら、ブログの掲載もございます。
また近日中にYouTubeにもアップ予定!だそうです。ご覧くださいませ。

さて灯屋2小劇場第3弾は、秋深まるころ津軽三味線の音がきこえてきそうです。
好期待くださいませ。

芸能部長 白井でした

たまには礼装で!

単衣の一つ紋
 
知人のお嬢様のご婚礼の招待を受けました。
当日はお天気にも恵まれ、単衣の一つ紋でお出かけ。

昭和初期の錦紗には透かし紋が入り、波間に千鳥が優しく飛んでいます。
いまどき、礼装となりますと定型で固い文様となりますが、昔の着物ならではの意匠と優しい着心地を満喫した1日でした。

店主 渋谷

「魚の帯」

魚の帯 本日は新入荷の魚の帯のご紹介です。
どちらの帯も紗の生地に熱帯魚の文様が織り込まれています。
熱帯魚は昭和初期に流行し、きものや帯の文様としても多く見られました。
当時はまだ種類も少なかったようですが、その珍しさと美しさから俳句にも多く用いられたそうです。
カラフルな熱帯魚が、きらめきながら身をひるがえし泳ぐ様子は今も昔もかわらず親しまれているのですね。

水色地熱帯魚名古屋帯  33600円
黒地熱帯魚開き名古屋帯 48300円

銀座店 北島

「海鳥の夏帯」

海鳥の夏帯気温も高い日が多くなり、夏と云えば海に行くのも待ち遠しいものです。
いつもの町並にいる鳥達は小さな子が多いですが、海沿いにはその広さに負けない程に大きな翼を持つ海鳥も多く、ご紹介の帯はその迫力を感じる絵柄となっております。

青い空にカモメの白い羽は目にも涼しげなカラ―のコントラストで、盛夏に相応しく見えます。
上布に、絽・紗にと、皆さまがお持ちの着物に合わせお楽しみいただけます。
波千鳥は縦絽に染柄、カモメは紗の織り柄となっております。

・カモメの図紗名古屋帯  25200円
・波千鳥の図縦絽名古屋帯  29400円
・カモメの図紗名古屋帯  46200円
(左から時計回りにて)

銀座店  斎藤

パリの骨董屋

「麻の半幅帯」6月中旬に灯屋2スタッフで社員旅行に出かけた時の写真です。
パリのクリ二アンクールでお店番をしていた男性が、まるで自分の部屋でくつろいでいるかのように見え、思わず撮らせてもらいました。
正方形くぎられたそれぞれのショップは、店主の選ぶ品物でしつらわれ、お店というよりオブジェで飾られたボックスのようで、見て回るだけで愉しくなります。
もちろん買い求める事ができます。

よく食べ、笑う、楽しい旅を満喫しながら、私達にとって布との出会いも、また心躍るひとときです。
いつもとちがう場所で今度もまたちがう顔をした布と出会う事ができました。
銀座店にいらしていただけば、旅の写真やお土産話もございます。
お立ち寄りになられたら、お気軽におっしゃってみてください。

パリの街並みパリには2日間の滞在でしたが、はじめてパリに行った私は、オペラ座周辺の建物に圧倒されてしまいました。
歴史ある建物が、同じ高さでずう~と並んだオペラ座の通りに言葉がでないまま・・すっご~い としばし感動です。
遠く時を距てた場所に心は、一瞬にしてワープしてしまいました。
日本も古き良き建物を後の人達にもっと残していければよいのにな・・という思いも胸に込み上げます。

今回は、着物を持っていきました。
パリで?と思った時に迷わず選んだのは、明治時代の薄い藍・江戸小紋と小袖くずしの開き名古屋帯。
いつもより衣紋を抜き、衿元はすっきりと華やかにしたくなり、そうなると胴前もかなり広めにして、と着こなしました。この着方、心地よくて、はまりそうです(笑)
晴天ののみの市をゆっくりと着物で歩きました。
日本の染色の美しさをよろこんでいるのは、彼らの笑顔で感じ、メトロで出かけたオランジェリー美術館では、フランスのお嬢さんから「あなたの、着物は、美しい」と日本語で言ってもらいました。

そう日本の着物は、美しい。 
私も、胸をはって、そう思いました。 

銀座店 白井

「麻の半幅帯」

「麻の半幅帯」梅雨の時期ですが、お着物姿のお客様も多く見られます。
皆さま梅雨の季節、暑い季節の着こなしを工夫されていてとても勉強になります。

本日は、麻の半幅帯のご紹介。
夏のお着物に半幅帯もなかなか粋な着こなしです。
麻は通気性も良く、とても涼しげ。

帯結びによっては帯留めをしたり、根付を付けたりとお楽しみ頂けます。
ハリのある素材ですので形も作りやすいと思います。
はじめは少しかたく締めづらいかもしれませんが、麻は使えば使うほど柔らかくなり味も出てきます。

是非この夏お試しください。


「麻の半幅帯」

麻無地半幅帯 18900円
麻縞半幅帯   22050円

銀座店 北島

「越後上布」

「越後上布」 今回は新潟地方の越後上布をご紹介致します。
“雪中に糸となし、織り、雪上に晒す”ともいわれています。

宮古上布同様、苧麻の糸が使われ、反物は雪に晒す”布晒し”により、特有のやわらかい白さがでます。
使われる素材、創られる過程も雪と太陽の力、人と自然が調和して生み出されたもの。

今回紹介する着物は特に絣柄が楽しいもので、サイコロの目が並んでいるようにも見え、沖縄のミンサー織にも類似する模様が見てとれます。
“いつ(五)の世(四)までも末永く”という意味があるそうです。

画像では、涼しげに見える藍の麻帯と合わせてみました。
店頭には色々な絣柄を揃えておりますので、ぜひご来店下さい。

・越後上布  126000円
        身丈 4尺1寸(約155.8cm)
        裄  1尺7寸5分(約66.5cm)

・藍染め麻名古屋帯 52500円

銀座店 斎藤

「夏の簪」

「夏の簪」 小学生の頃、朝食後には母に髪を結ってもらう事が日課でした。
始めての親元を離れてのお泊りをきっかけに、数日前から一生懸命自分で下手ながらも結ぶ練習をした思い出があります。
丸いプラスチック玉やリボンの付いたゴム選びも、楽しみの1つでした。

腰まであった長い髪もショートにしてみたり色々な髪形にもしましたが、お着物を着るようになりまた長い黒髪に憧れ、簪を選ぶ時あの頃の嬉しさがまた蘇るようです。

銀座店 斎藤