単衣の楽しみ

前回のブログで単衣の時期に楽しめる紋錦紗のご紹介をしましたが、本日も引き続き単衣時期に楽しめる絽縮緬の染帯をご紹介いたします。

絽目がありますが絽縮緬ですので薄物ではなく単衣に合わせて頂け6月にちょうどお使い頂けます。

三本絽が10段あり同じだけ平織りされているため、涼しさの中に暖かみがあり、単衣時期にぴったりの織物です。

本手刷りの型友禅で染められた扇面柄の中には、萩、撫子、朝顔、桔梗、そして鮎でしょうか?お魚も泳いでおりこれからの季節を待ちわびるような、優しい名古屋帯です。

元は引き抜き帯でしたので、簡単にお太鼓が結べるよう柄を切り替え名古屋帯に仕立て替えました。

お着物はぼかし染めの上に銀糸で波が織り込まれ、上前と右肩にかわいいトンボが飛んでいます。

こちらも単衣で、目にも涼しく6月にピッタリです。

この季節しか楽しめない贅沢、手にして頂けるととても心が華やぐと思います。

  

波紋にトンボの単衣付下(着物19-5-09)90,000円+税
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺6寸8分(約63.8cm)

扇面散らし絽縮緬名古屋帯 20,000円+税

雲形桔梗(光長)帯留め 25,000円+税 素材:四分一