夏のワントーン・コーデはいかが?

とっても素敵な茶系の切継ぎ上布名古屋帯が新入荷いたしました。芭蕉布と合わせてワントーン・コーデはいかがでしょうか?

お太鼓は茶とベージュの大胆な市松に。胴前もやはり茶系でまとめ、手先にアクセントのカーキがのぞきます。素材は上布ですが、お色が茶系とカーキですので、9月の遅くまで使っていただける点でも便利なお品です。

合わせてみたのは比較的柔らかな風合いがうれしい、優しい色の芭蕉布の着物です。

芭蕉布は、バショウ科の多年草糸芭蕉から採取した繊維を使って織られた布。沖縄県および奄美群島の特産品で夏の着物の高級品として知られています。

植え付けから3年、糸芭蕉の木が大きく育ち私達の身長をはるかにしのぐようになると、ようやく繊維の材料として利用できます。
着尺一反を織るためには、糸芭蕉の木を約二百本切り倒します。それから布になるまで、大きく分けて二十余りの工程があり、およそ半年かけて一反の着尺が織りあがります。

そうして作られたこちらのお着物、サイズが合えばとても大変お値打ちなお品となっております。ぜひ、お手にとってお試し下さい。

上記色の表記は日本の伝統色で茶色は栗色、ベージュは白樺(胴前は榛色)、カーキは深緑に近いです。

切り継ぎ上布名古屋帯 ¥60,000円+税

芭蕉布着物( キズ、はぎあり)裄1尺6寸8分(約64cm)、身丈4尺1寸(156cm) ¥240,000円+税