海を越えて

龍袍(りゅうほう)は中国宮廷の官服として皇帝や皇族が身につけた衣装で、人々の長寿を祈る吉祥文様が描かれています。

そんな朝服を灯屋2では帯に仕立て直し、宮廷の華やかさや煌びやかな息吹が伝わってくるような荘厳な帯になりました。

龍は皇帝のシンボルとして描かれ、五本爪の龍は1番高貴な存在であることを示しています。

龍のまわりには不老不死を表す瑞雲(霊芝雲)が配され、垂先の色彩豊かな縞は大海原が表現されその波間に八宝が漂っています。

あわせた着物は伝統工芸士 下地恵康さん図案の宮古上布です。

これほどの緻密な織物が仕上がるにはいったいどれほどの時間が必要だったか、どれだけの職人の技術と想いが込められたか想像もつきません。

 

下地恵康作宮古上布 550000円+税  着物18-4-36
身丈4尺2寸5分(約161.5cm) 裄1尺6寸5分(約62.7cm)

清朝官服崩し名古屋帯 280000+税 帯19-7-2