日別アーカイブ: 2021年9月3日

ご来店お客様の装い

ご来店お客様の装い~葦と萩の葉が、秋を呼ぶ素敵な刺繍の帯。

上手にお召し、ご愛着頂き、ありがとうございます。

スタッフ一同、感謝申し上げます。

9月に入ったとはいえ、小雨模様の銀座には、藍の上布が、ちょうどよい感じです。

銀座にご用の際には、どうぞ、お気軽にお立寄りください。

週末4日土曜日頃、HPで新商品のご紹介をさせていただきます。

どうぞ、ごらんください!

お電話、メールにて通信販売のお問合せ、ご注文もお待ち申し上げます。

ご来店お客様の装い~立秋の頃

まつむし草、桔梗、ぎぼうしゅ、女郎花。。

秋の野を歩く心地良さ、気持ちは遠く山の彼方へ

流水暈しの美しさ。

はかない蜻蛉、揺れる袂のたおやかさ。。

モダンな縞とお花の刺繍、アンティークの醍醐味ですね。

秋を告げる艶やかな赤い朝顔。

菱文の絣にきれいですね。

 

単衣の季節になりましたね。

 歌舞伎座の九月公演第三部は、仁左玉コンビが、四谷怪談を演じるということで、すでにチケットはソールドアウト。私は、初日の昨日観てきました。数回見るので、三階席の花道が見える東側のかなり舞台寄りの席を取り、舞台の端が見切れるかなと思っていたら、非常に舞台が近くてお得感満載!幕開きから、仁左衛門様の伊右衛門が、内職の傘貼りをしているのが上から良く見えて、美しい指の動きを、オペラで追って見つめていました。

 お岩の玉様は、産後の肥立ちが悪く、やつれ果てていますが、地味なグレー系の着物に紫系の縞が段々になったような着物を羽織り、たおやかで、とても美しい。裾を引き摺っているので、横向きになって何かしている時、後ろ姿がたっぷり見られるんです。畳の上に流れている着物がなんと美しいことか!

 ニ人の絡みで圧巻だったのは、伊右衛門が質に入れるようとする蚊帳に、お岩がしがみつき、ズルズルズルと引きずられるところ、さらに、もっとすご伊右衛門伊右衛門がそのお岩を蹴り飛ばすところです。アッと驚きました。人間国宝お二人、初日から息が合ってて、凄すぎます!

 今日は、お岩の着物からイメージする、色味を抑えていて、生地の美しさが引き立つ縦絽の単衣を紹介します。

縦絽は、単衣用に織られた布地で単衣時期にお召しいただけるお着物です。

ブルーグレー地に、白の暈に浮かぶ花模様があります。

かわいらしさのあるお花ですが、縞の模様のようでもあり、すっきりと着こなせます。

(サイズ)()内はcm

身丈尺4尺2寸(159.6) 裄1尺7寸(64.6) 袖丈1尺4寸(52.2)

 帯は、流水に岩の織名古屋帯。

黒地の帯は、これからの季節に使いやすいでよね。

小物合わせ

帯揚げは錦紗のべージュで柄があるもの、丸ぐけは、絽でベージュがかった黄色にしました。

(価格はすべて税込)

縦絽の着物  66,000円

絽の帯    27,500円

錦紗の帯揚げ 5,500円

絽の丸ぐけ  5,500円

歌舞伎座は、今三部制で、それぞれ2時間ちょとの公演になっています。一部、二部はまだチケットがありますし、観劇後に灯屋2にもお寄りいただける時間帯です。単衣の着物をお召しになってのご観劇、いかがでしょうか?

明日4日(土)ホームページで新商品をご紹介します。

どうぞ、ご期待ください。