月別アーカイブ: 2019年4月

蝶と縞

銀座の街の陽射しも、だんだんとまぶしく感じられる今日この頃、季節は春から初夏に向かっているようです。

こんな時期、袷の着物でも、落ち着いた色味のものを選ぶと、爽やかに着こなすことができます。

着姿をスッキリとお洒落にみせてくれる縞紬。

銀鼠色や薄い桑色、墨色の縞に、所々に織り込まれている経節糸がアクセントになっています。

さらりとした艶やかさが感じられる紬に、さっぱりとした蝶々柄の塩瀬の帯を合わせて、新緑に向かう軽やかな着こなしにいたしました。

お気に入りの装いをお探しに、ぜひ灯屋2銀座店にお立寄りくださいませ。

縞紬:100,000円+税

身丈:4尺1寸5分(約157cm)

裄丈:1尺6寸5分(約62.5cm)

蝶の紅型名古屋帯(帯17-4-31):85,000円+税

長方形に菊の帯留(翡翠):ご売約済

 

藤の季節

このうえなく美しい、藤の花。

昨年は思いのほか早く咲いて、驚かされました。

今年はどうでしょうか。

店内では、もう満開ですよ。

是非、早めにご用意くださいね。


藤にチョウの付下 ご売約済
着物19-3-03身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)

藤の織り開き名古屋帯 50000円+税(同じ柄で袋帯もあります)

 


藤と春蘭染め名古屋帯 40000円+税

 


藤の縮緬名古屋帯 30000円+税

 


ぼかし藤織り開き名古屋帯 65000円+税

 


山門に下がり藤の名古屋帯 50000円+税
帯16-4-18

単衣の紬とワラビの染帯

葉桜の木から桜の花びらが、ひらりひらりと舞い落ちていく4月の中頃、

だんだんと暖かい日も多くなり、野の草花が元気に姿を現す新緑の季節も、もうすぐそこまで来ています。

そんな時期から着たくなる単衣の紬、十字亀甲絣で表された花唐草模様。

薄い生成り色が、纏っているだけで、明るく軽やかに見せてくれます。

お太鼓には、春柄のワラビ、桔梗や菊などの秋草柄が表された切嵌風の染帯、春だけでなく秋の着こなしにも四季折々の楽しさを感じさせてくれます。

木彫りの枝豆の帯留を合わせて、春の香りがする銀座へどうぞお出かけくださいませ。

花唐草文亀甲単衣紬:100,000円+税

身丈:4尺3寸(約163cm)

裄丈:1尺7寸5分(約66cm)

ワラビと秋草柄縮緬染め名古屋帯:90,000円+税

枝豆の帯留(ツゲ木彫り):8,400円+税

紫だちたる

三寒四温、花冷えの1日となりました。

気候が安定しない春の日々、お着物は柔らかく華やかなものを選んでみました。

金平糖のような小さな絞りの紫根染の帯に合わせたのは、バラの香が届きそうな80亀甲の結城紬です。

白地に紫の糸でバラの花が織り込まれた結城はとても品良くはんなりしています。

帯留めには白蝶貝の可愛い兎を合わせました。

本場結城紬80亀甲袷着物 160000円+税
身丈4尺1寸(約155.8cm)裄1尺6寸8分(約63.8cm)

紫根染名古屋帯 ご売約済

白蝶貝 兎帯留め ご売約済

バラの刺繍半襟 12000円+税

 

藍とアフリカ

気まぐれなお天気に悩まされながら、着物を選ぶ毎日です。

単衣着物を準備しながら袷の紬に袖を通してみたり、ショールを手に持ちながら1日を過ごしてみたりしています。

ご紹介の紬は、ふわっと柔らかくこなれた糸にしっかり染められた藍が美しい着物です。

無地紬に糸の風合いと染めの技術が重なって、飽きのこない一枚です。

 

 

 

合わせた帯は、ナイジェリアの布で作られた名古屋帯。

アフリカの布は布巾が狭いので、接ぎ合わせて帯巾にしています。

 

色糸の入った部分と組み合わせてデザインされた帯を、藍の紬に合わせてスッキリした着こなしに。

外国布の帯は、真夏以外、季節を関係なくしめることができて重宝です。

 

藍染め紬 ご売約済

身丈:4尺2寸(約159.6㎝) 裄:1尺7寸8分(約67.6㎝)

ナイジェリア・アショケ名古屋帯 ご売約済

あたたかな季節に

桜舞うあたたかな季節になりました。
今日は灯屋2銀座店のお客様と銀座でお食事会です。
皆様、春のお着物でお越しくださり、店内が一層華やぎました。

どんどん暖かくなるこの季節は、軽やかで涼しげに着こなしたくなりますね。

塩沢はこれからの季節にピッタリな織物です。
少しずつ移りゆく季節を小物や柄に加えて楽しみたいですね。

本塩沢袷着物 90,000円+税
観世水に蟹の紅型名古屋帯 100,000円+税
翡翠の帯留め 15,000円+税

単仕立ての結城縮と外国布帯

暖かくなりました。
窓辺の桜のむこうには、日ごとに伸びる若葉が見えます。

寒暖の差が大きいので、袷着物では汗ばむ日もあるでしょう。
とはいえ、単着物では心もとない。
そんな今だからこそ、結城縮の単仕立てがおすすめです。
織りの単仕立ては、暖かく軽いので着用期間が意外に長いのです。
普段のお洒落は、身体に正直な着こなしを楽しんでください。

帯は明るい色の外国布名古屋帯で。
インドネシアの南州都パレンバンで主に作られた絞り染め「プランギン」。
結婚式のある家の庭の木に布が掛けられていたという話もあります。
主にお祝いの時に作られていたようで、菱形は吉祥模様です。
絞りと染めがカラフルで可愛らしいですね。

カジュアルにオールシーズン締める事の出来る帯は、お持ちになっていると安心です。
他にも沢山の外国布帯を揃えていますので、是非当店でご覧になってください。

結城縮(単衣仕立て)
85000円+税
裄1尺7寸5分(約66,3㎝) 身丈4尺1寸5分(約157,2㎝)

インドネシア ブランギン名古屋帯
60000円+税
(白地や薄い色のお着物に着用すると、汗をかくことで染めが色移りすることがあるかもしれません)

 

コウモリの半襟

皆様に人気のコウモリの半襟を入荷しました!

これから衿元で活躍してくれそうです。

刺し方により変化のある2種類。

お出かけのお供にどうぞお連れください。

コウモリの刺繍半襟 12,000円+税

 

「新緑の日のきもの展」ありがとうございました。

桜も咲き揃い、これからは次々と沢山の花が開く季節となりましたね。

おかげさまで「新緑の日のきもの展」無事終了致しました。

ありがとうございました。

店内では、お気に入りの着物や帯を手にされた、お客様の笑顔が美しく咲きました。

これからもますます明るい陽射しが皆様の心に届きますように。

灯屋2のあかりが、おひとりおひとりをあたためますように。

新しい元号「令和」が決まり、こころもあらたに励んでまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

スタッフ一同

 

桜の次は藤尽くしですね!

藤枝にツバメのお散歩着
ご売約済
着物19-3-04
お仕立て直し身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺7寸7分(約67.3cm)

 

白地大輪藤の刺繍名古屋帯
80000円+税
帯19-3-04