帯紹介」カテゴリーアーカイブ

木綿の単衣にカンタワークの帯

肌寒い日が続き、単衣が着たくなる今日この頃ですね。

本日はこれからの季節にぴったりの木綿の単衣着物と、現在店内で開催中の外国裂帯展の中からカンタワークの帯をご紹介します。

カンタワークとはインドのベンガル地方に伝わる刺子の伝統技法で、幾何学文様が中心ですが、多様な色使いや、素朴な糸目が魅力です。
先にブロックプリントで布を染め分けていて、その上に刺し子を施しています。

まずは新入荷の久留米絣。可愛い模様が程よい大きさで意外と合わせ易そうです。

濃いピンクのカンタワークの帯を合せてみました。

未使用と思われ、証紙付きでとってもお買い得ですよ!

細かい手仕事が素敵ですね。

続いて綿のピンストライプの着物に、茶系に青・黄・緑など色とりどりのカンタワークの帯。

こちらの着物は合せる帯で印象を大きく変えていただけますので重宝ですよ!

ハッとする色彩は異国の物だからでしょうか。

ご紹介のお着物は木綿ですので9月下旬から着ていただけますし、羽織を着れば真冬直前まで大丈夫ですよ。ぜひお手にお取り下さい!

サイズ直しも出来ますのでお気軽にお問合せ下さいませ。

インドカンタワーク帯21-9-19 66,000円(税込)

インドカンタワーク帯2-9-21 66,000円(税込)

久留米絣 サイズ 裄1尺6寸2分(約62cm) 身丈4尺(152cm)22,000円(税込)

木綿ピンストライプ着物  裄1尺7寸2分(約65cm) 身丈4尺(152cm)20,000円(税込)

 

秋の赤

秋を感じる季節となりました。

思いきり可愛い新入荷商品のご案内です。

伊兵衛の着物に、更紗の接ぎ帯。

こんな装いでしたら、気分はあげあげ、実り豊か間違いなし。

店内にはまだまだ、これからのおたのしみが沢山ございます。

皆様にお目にかかれる日を、心よりお待ち申し上げております。

伊兵衛織色無地単衣
154,000円(税込)
着物21-09-01

身丈:4尺5分(約153.9cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
袖丈:1尺3寸8分(約52.4cm)
袖巾:8寸6分(約32.9cm)
前巾:6寸(約22.8cm)
後巾:7寸7分(約29.3cm)

 

更紗継ぎ開き名古屋帯
176,000円(税込)
帯21-09-22

長さ:9尺6寸(約364.8cm)
帯巾:8寸2分(約31.2cm)

通信販売可

『七緒』掲載!


秋の風を心地よく感じる季節となりました。

今回、『七緒』v o l.67〜特集 布に呼ばれて 世界一周。布の旅〜 にて、

灯屋2店主の渋谷が世界の布について取材をうけ、掲載されています。

世界中で出会った布について、その国の文化や歴史的背景が加わって一つの布ができている様子を、渋谷の感性でお伝えします。

ぜひ、ご覧ください!!

七緒掲載に合わせまして、灯屋2銀座店では外国裂の帯をご案内いたします。

掲載商品の他にも、色とりどりの外国裂の帯が、新に入荷しております。

HPにも新商品としてご紹介いたしておりますので、こちらも是非、ご覧ください。

今年の秋は、灯屋2の外国裂の帯で旅気分を味わってみませんか。

 

単衣の季節になりましたね。

 歌舞伎座の九月公演第三部は、仁左玉コンビが、四谷怪談を演じるということで、すでにチケットはソールドアウト。私は、初日の昨日観てきました。数回見るので、三階席の花道が見える東側のかなり舞台寄りの席を取り、舞台の端が見切れるかなと思っていたら、非常に舞台が近くてお得感満載!幕開きから、仁左衛門様の伊右衛門が、内職の傘貼りをしているのが上から良く見えて、美しい指の動きを、オペラで追って見つめていました。

 お岩の玉様は、産後の肥立ちが悪く、やつれ果てていますが、地味なグレー系の着物に紫系の縞が段々になったような着物を羽織り、たおやかで、とても美しい。裾を引き摺っているので、横向きになって何かしている時、後ろ姿がたっぷり見られるんです。畳の上に流れている着物がなんと美しいことか!

 ニ人の絡みで圧巻だったのは、伊右衛門が質に入れるようとする蚊帳に、お岩がしがみつき、ズルズルズルと引きずられるところ、さらに、もっとすご伊右衛門伊右衛門がそのお岩を蹴り飛ばすところです。アッと驚きました。人間国宝お二人、初日から息が合ってて、凄すぎます!

 今日は、お岩の着物からイメージする、色味を抑えていて、生地の美しさが引き立つ縦絽の単衣を紹介します。

縦絽は、単衣用に織られた布地で単衣時期にお召しいただけるお着物です。

ブルーグレー地に、白の暈に浮かぶ花模様があります。

かわいらしさのあるお花ですが、縞の模様のようでもあり、すっきりと着こなせます。

(サイズ)()内はcm

身丈尺4尺2寸(159.6) 裄1尺7寸(64.6) 袖丈1尺4寸(52.2)

 帯は、流水に岩の織名古屋帯。

黒地の帯は、これからの季節に使いやすいでよね。

小物合わせ

帯揚げは錦紗のべージュで柄があるもの、丸ぐけは、絽でベージュがかった黄色にしました。

(価格はすべて税込)

縦絽の着物  66,000円

絽の帯    27,500円

錦紗の帯揚げ 5,500円

絽の丸ぐけ  5,500円

歌舞伎座は、今三部制で、それぞれ2時間ちょとの公演になっています。一部、二部はまだチケットがありますし、観劇後に灯屋2にもお寄りいただける時間帯です。単衣の着物をお召しになってのご観劇、いかがでしょうか?

明日4日(土)ホームページで新商品をご紹介します。

どうぞ、ご期待ください。

過ぎゆく夏を楽しむ芭蕉布の着物

夏の始まる前、芭蕉布の着物へ問合せをたくさんいただきました。

NHK「美の壺」の放送も手伝ってか、大人気、店内に在庫がありませんでした。

夏の終わりになって何枚か入荷しましたのでご紹介いたしますね。

ジンダマーという”銭玉”を意味する商売繁盛を祈願した緯絣文様


続きを読む

秋の気配

 捩り織りの緯糸に刺繍糸を絡ませて、竹屋町のように風雅な趣をかもしだしています。
優しい色使いで秋草が表現されて、涼やかさが漂っています。

季節の表現が、胸を打つ美しい帯です。

色合わせで墨色暈しの単衣を置いてみましたが、秋が、裾に広がる付下げに合せるのもまた、風流。

21-08-13 秋草に水桶文様名古屋帯 88,000円(税込)

墨色暈し麻の葉文様単衣33,000円(税込)身丈4尺1寸3分 裄1尺7寸5分 前幅6寸 後巾7寸8分

 

新入荷帯のご紹介です

江戸期帷子の解き物から、夏帯ができました。

状態が良かったので水には、くぐらせず時を経た上布の優しい色味をご覧いただくことにしました。薄藍との取り合わせや糸目糊と藍棒の繊細な線にも、心打たれます。

このお色なら、まだ季節にも間に合いますね。

どうぞ、手に取ってご覧ください。

江戸帷子崩し名古屋帯

すっきり越後上布、能登上布に半幅帯

今の季節に最適な着物の一つである越後上布、能登上布が入荷しています。

洗い張りをしたお仕立直しですので、気持ち良くお召しいただけると思います。

まず、白にブラウンの井桁と十字絣の越後上布に、やはり上布で作った半幅帯を合せました。

黒ではなく、少しブラウンがかった80亀甲の能登上布もとても珍しく、シックです。

こちらの小絣の能登は少し前の時代のもので大変上質なものです。

本日は暑さ対策に、こちらも涼やかな半幅帯を合わせてみました。

上から2本は上質な上布で作った半幅帯。

渋めの細い横縞は合せる着物を選びませんし、白に墨黒の花文様は大人可愛いですね。

そして3本目は上布の継ぎ帯、胴前や結び目に変化の楽しさがありますよ。

灯屋2オリジナルの麻丸ぐけをキリリと締めてくださいね!

素材感はこんな感じ。

左から越後井桁と十字絣、能登亀甲、能登小絣

涼やかなお支度でぜひ夏を乗り切って下さい!

下記番号からHPの商品紹介に飛んでいただくと詳細がご覧いただけます。

白地井桁と絣の越後上布 21-08-02 99,000円(税込)

能登上布茶系亀甲 21-06-10 132,000円(税込)

小絣白地能登上布 21-08-01 88,000円(税込)

上布半幅帯 20-07-04 60,500円(税込)

白に墨黒柄の半幅帯 16,500円(税込)

上布切継ぎ半幅帯 20-08-03 66,000円(税込)

お色は秋色、素材は涼しく小千谷縮に個性派帯

長雨で少しひんやりする日が続きました。暦の上では秋といっても、まだまだ残暑は続きますね。

これからのお着物はお色は少し濃いめ、素材は涼しく、というのも一つの正解かも知れません。

こちらはとっても柔らかな上質の染の小千谷縮です。

個性的なデザインは、ねじれ竹模様。

敢えて、個性的な継ぎ帯を合せてみました。

同系色でまとめてみたので意外とすっきりしますね。

上布の切継ぎ帯は夏の軽やかさを表現しますね。

 

次に同じ着物に、苧麻の小格子の帯を合せました。

こちらもやはり同系色の帯。少し張りのある帯は少し秋めいても大丈夫ですね。

ぜひ店頭でも、また、お電話でもお問合せくださいね!

 

ねじれ竹模様小千谷縮 着物18-6-56

88,000円(税込) 身丈4尺(約152cm) 裄1尺7寸5分(約66.5cm)

麻の継ぎ帯  21-06-37 132,000円 (税込)

小格子苧麻帯  21-05-28 93,500円(税込)

 

 

送り火

立秋も過ぎ、涼しい日が続くと気持ちが秋にふっとかたむくようです。

連休も最終日、京都では五山の送り火がたかれることでしょう。

まだまだ夏日がやってくることと思いますが、季節の移り変わりに合わせて装いを楽しみたいです。
ご紹介の着物は、赤い実の南天が手描きされた付下げです。

生成り地に優しく描かれた図柄は、色味も抑えた色で帯合わせもしやすい着物です。

合わせた帯は沢瀉とオシドリの刺繍帯です。

抑えた色合いながらもおめでた柄尽くしのコーディネートで、お祝いの気持ちをさりげなく伝えてはいかがでしょうか。

 

絽地南天付下げ 66,000円(税込)

身丈 : 4尺3寸(約163.4㎝)

裄  :  1尺6寸5分(約62.7㎝)

 

沢瀉にオシドリコラージュの名古屋帯  110,000円(税込)  (帯21-08-20)

長さ:9尺7寸(約368.6cm)

帯巾:8寸1分(約30.8cm)