「夏展を前に浦野理一特集なの?!」とお客様のうれしさと驚きの声。
名残の桜から、美しい新緑の浦野邸へ、何度かお伺いして参りました。
鬼縮緬の紅型も素朴な藍の型染めもまだ鋏の入っていない反物も皆様に早くお見せしたくての掲載です。
自由で力強い魅惑の女性のようであり、控えた心使いに芯の強さを感じさせてくれる昔の日本女性のようであり、どの着物にも帯にも個性が宿る、浦野の世界。
どうぞ、手に取り、纏い感じてください。
白井
春のやわらかな陽射しの灯屋2銀座店内で七緒の取材の様子です。
初版の「着物はじめ」では、店主渋谷が6頁に渡り、取り上げていただいた時からの長いお付き合い。
七緒ファンの着物熱に、私達スタッフも励まされる事しばしばです。
皆さまの美しい着物への情熱に感謝申し上げます!
そんなお着物好きな方々への耳より情報!
銀座松屋さんで、4月4日(火)~10日(月)七緒の「和トセトラ」が開催されます。
ステージイベントの一つに7日(金)8日(土)、各日先着100名様の着物でご来店のお客様を、プロカメラマンが無料で撮影してくれる企画があります。
お写真から選ぶ、銀ぶらコーディネイト大賞には、豪華賞品のプレゼント進呈とのこと!
桜の華やかさにまさる、美しいお着物姿の女性達で、銀座がうめつくされる日になりそうです。
4~10日の期間、イベントにあわせて灯屋2では、バティック帯とインドサリー帯30%OFFセール「単衣にGO!」を開催します。
肌寒い季節も春の足音に顔を上げたら、あっという間に単衣の季節。
まさにお花見の時期ですが、銀座にもお花見名所もございます。
着物日和のこの季節を楽しみにお気に入りのお着物で銀座へおでかけください。
皆さまのご来店心よりお待ち申し上げます。
七緒の「和トセトラ」公式ページはこちらをご覧ください。
白井
花の季節のきもの展へ連日たくさんのお客様にご来場いただきありがとうございます。
灯屋2も展示会の最中ですが、銀座ご近所で現在開催している手工芸の展示会をご紹介させていただきます。
場所・奥野ビル4階にて
日時・3月11日(土)まで 11:30~18:30
金や鉄の短冊を使って、漢詩や心をともす言葉がパネルに刻まれた篆刻展。
パネルの大きさも小スペースに飾ることのできる物です。
ご自身の名前をアレンジして印を作るなんて、愉快な事も出来ちゃいます。
「花に座し月に酔う」・・花咲く処に腰を下ろし月をながめて酒を楽しむ。
春の宵を楽しめそうですね!
2つ目は、
「ポケットにぐい呑を3」山田英幸仕覆展
横森美奈子のNEW利休Bag展 Vol.16 同時開催。
場所・松屋銀座7階遊びのギャラリー
日時・3月14日(火)まで 最終日17時閉場
アンティークの酒器にそれぞれの物語、山田さんの手で縫われた古布のお仕覆が、美しく展示されています。
布好きには、たまらない愉しいスペースです。
New利休Bagは、横森さんプロデュースによる京都の職人さんによる手作りの伝統利休バック。
自由でポップなバックが、揃っています!
3月12日(日)までの灯屋2「花の季節のきもの展」へもぜひご来場ください。
各展示会のご案内状もございます。
白井
志村ふくみー母衣(ぼろ)への回帰ー
志村ふくみ・・大正13年(1924)滋賀県近江八幡市生まれ
平成2年(1990)に紬の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
今年2月、京都からはじまり、沖縄、そして東京世田谷美術館で11月6日に幕をおろした志村ふくみさんの文化勲章記念展示。
「母衣(ぼろ)への回帰」は、新作に寄せる「母から受け継いだ紬の原点に立ち返って」という志村さんの思いからなるタイトル。
晴れやかな最終日にきもの好きの仲間達と行ってきました。
美術館内には、志村さんが、織られた紬を間近に見られるお客様の歓びで、静かなる熱気が、あふれていました。
このたびの展示会は、志村さんの代表作を中心に、初期作品から、今回の為に織られた最新作、また、織物をはじめる影響を受けた、ご母堂・小野豊さんの作品など、志村ふくみさん創作活動60年のあゆみが、一堂に展示されていました。
なかでも、昭和32年(1957)伝統工芸展への初出品で入賞した初めての作品と民芸運動に共鳴して織物を習い始めたというご母堂・小野豊さんの作品を拝見出来た事は、とても貴重な体験でした。
はじまりに展示された無地紬は、心をほっとさせてくれる自然のあたたかな色。
照明が、暗いのは、「演出?」と思いましたが、天然染料への配慮から、ライトを強くしていないと聞き、またそれが、幻想的で、どこかちがう世界に迷い込んだような感覚になりました。
灯屋2でもこれまで志村ふくみ作品を、お着物で20作品以上お客さまにお手渡ししてまいりました。
どのお着物も精魂こめて作られた、輝きを持っている素晴らしい物でした。
今回の展示作品の説明にも昨年、2015年作成の文字が、たくさん見られました。
湧き出してくる、ますますの創作意欲で美しく、力強い紬を織りだしていかれる志村ふくみさん。
灯屋2もまた、新しい志村作品との出会いへと希望が、ふくらみます。
自然から頂いた繭を紡いで作られる着物。
その宝物を纏うしあわせに感謝して、これからの紬の季節を楽しもうと思います。
白井
10月7日、銀座中央通りにて、リオオリンピック・パラリンピックの凱旋パレードが行われました。
灯屋2は中央通りに面したビルの2階。
まさに特等席です!
窓際に観覧用の雛段をつくり、特別に早くからお客様をお迎えしました。
店主渋谷、白井の手により即席日の丸旗が作成され(笑)、お客様、スタッフ一同思い切り手を振って黄色い歓声をあげ(!?)大興奮の中、パレードが通り過ぎて行きました。
試合のときとはまた違う雰囲気の選手の方々、眩しいほどの笑顔が輝いていました。
皆で、心からの「感動をありがとう!」を送りました。
この日はテレビ朝日「スーパーJチャンネル」のカメラが入り、店内の模様も放映されました。
店長白井のインタビューもオンエアされたようで…
忘れられない一日になりました。
4年後の東京オリンピック・パラリンピックも今から楽しみですね!
1882年(明治15年)中央区銀座2丁目に、日本初の電気街灯(アーク灯)がともりました。
ガスやランプをはるかにしのぐ輝きである電気の明かりを、多くの人々がその時初めて目にしたといいます。
当時をしのぶ記念灯として、4代目のアーク灯が、26日LED光源でよみがえりました。
灯屋も、皆様の灯明になれればとの思いを込め、30年以上営業を続けてまいりました。
銀座は古き良きものが、お洒落なままに人々を刺激し続ける街。
これから私共も、文明開化のころうたわれたように、「1にお天道様、2にお月様、3に銀座のアーク灯、そして灯屋2」と心に励んでまいりたいと思っております。
この志のように高くそびえるアーク灯です。
どうぞご来店の際にご覧になるには、3丁目に渡る交差点の角を、上を向いてお歩き下さいませ。
そのまま、2丁目あたりで灯屋2の明るい灯を目にしていただけるかと思います
明日、10月1日(土)より10月10日(祝)まで、秋の着物展「秋麗」を開催いたします。
秋麗に衣ずれの音賑わしく、皆さまお誘い合わせの上、どうぞご来場ください。