木村雨山に続いて加賀友禅を牽引した、談議所栄二作の付下。
すらりと描かれた花は、片栗の花のようです。
優しく落ち着いたピンク色に、葉の色はひすいのように澄んだグリーン、花芯の紫色も、ほんの少しなのに、なんと美しく全体を引き立てていることでしょうか。
シンプルな柄付けの中に、洗練された美が佇んでいます。
談議所栄二作 片栗の花付下 194400円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝) 袖丈:1尺3寸5分(約51.3㎝)
喜多川平朗作 二葉葵名古屋帯
松田
ここ数日、寒さも和らいできました。そろそろ羽織姿でお出かけしたくなる季節。
お店にも春の羽織が入荷して参りましたので、ご紹介します。
橘の織柄に大胆な双葉葵を配した羽織。
葵文は古くから吉祥文様として好まれ、季節を問わずお召しになれます。
64800円
身丈:2尺4寸5分(約93.1㎝)
裄:1尺7寸(約64.6㎝)
紗綾形に菊と春蘭の地紋に牡丹、桜、笹が描かれています。
身丈、裄ともに充分ありますので大きな方にもお勧めです。
91800円
身丈:2尺8寸(約106.4㎝)
裄:1尺8寸(約68.4㎝)
地紋のぼかしがアンティークらしい羽織。
枝から伸びる黄とピンク色の薔薇が可憐な印象です。
97200円
身丈:2尺7寸3分(約103.7㎝)
裄:1尺7寸5分(約66.5㎝)
橘の地紋に大きな橘の柄を流れるように配しています。
地色の若草色が優しく春らしい装いにお召しになって頂きたい一枚です。
三つ紋。少し汚れがございますので、お店でご確認ください。
身丈:2尺7寸2分(約103.3㎝)
裄:1尺7寸(約64.6㎝)
白々と明けていく空のグラデーションを見ると、いつも、紅花染めを思い出します。
「紅花栄う」とは、5月の小満の次候。
紅花を摘むころです。
紅花染の色の美しさには、着物好きだったら一度は魅了されたことがあるのではないでしょうか。
こちらの紅花紬は、とても淡い黄色とピンクのスイートピーをあつめて花束にしたような、ほんわりと優しい色合い。
浦野氏の無地の経節シリーズは、皆様ご存知のとおり、色の美しさで大変な人気です。
たくさんの色が見比べられる今、ぜひご覧になってください。
春色紅花紬(証紙付)108000円
身丈:4尺2寸(約159㎝) 裄:1尺6寸8分(約63㎝)
※裄出しできます。
浦野 藤鼠色経節紬名古屋帯
194400円
松田
黒と絹鼠色が経緯交互に織り込まれた生地に、うっすらと立ち昇る桜色のような立涌の色は、近くでよく見ると橙のような糸。
グレイに橙が溶け込むと、ピンクのように見えるという、視覚の不思議です。
先日立ち寄った、鎌倉の八幡宮内にある弁財天社には、もう桜が咲いていました。
染井吉野よりもう少し緋色がかっていて、寒桜に続いて早くから咲く河津桜。
もう少し先だと思っていた桜の、とても美しい色を見ることが出来て、嬉しくなりました。
そんなピンク色を見たあとだったので、桃色の帯に珊瑚色の帯揚げ、手作りの眠り猫の帯留の三分紐は薄桜と、ピンク尽くしにしてしまいました。
(着物の八掛も桃色です)
浦野作 立涌模様紬
身丈:4尺4寸(約167㎝) 裄:1尺7寸2分(約65㎝)
桃色無地経節紬名古屋帯
眠り猫帯留 16200円
松田