６種類の大正更紗を羽縫いにして、羽織をお仕立てしました。
愛らしい文様とその色にはおってみると着心地はさることながら、心まで軽くなるような楽しい羽織です。
縞や細かい柄がローラー捺染で正確に反物に染められた時代の産物、大正更紗です。
おおらかでモダンな大正の時代が、魅力的に表現されています。
どれも同じ物はない、ご自分だけのとっておきの羽織としてお楽しみいただけるかと思います。
大正更紗の羽織 105000円
身丈 2尺6寸(約98.8cm)
裄 1尺7寸8分(約67.6cm)
白井
季節は少しずつ寒くなり、洋服でもコートなしでは外出出来ない季節になってきました。
着物の外出では羽織やコート選びも楽しみの1つです。
今年、灯屋２では久米島紬の切継ぎのコートを2点製作。
切継ぎは毎年製作するわけではないので、出来あがった時のみのご紹介となります。
アトリエの中で生地を見ながら、色合い、柄の出方、コントラストなど全体のバランスを見ながら縫っては解きと接ぎ合わせています。
アトリエではおおよその出来上がりを想像しつつ、出来あがった形を見ると『頑張って作った甲斐があった！』と、自分でも見入ってしまうほど。
裏地にはインドサリーの生地をお付けして、おしゃれ心も満たされます。
画像左から
久米島紬 切継ぎ道中着 120000円
身丈 2尺6寸(約98.8cm)
裄 1尺8寸(約68.4cm)久米島紬 切継ぎ道中着 120000円
身丈 2尺8寸(約106.4cm)
裄 1尺8寸2分(約69.2cm)
アトリエ 上杉
木綿地ペルシャ更紗の羽織です。
ペルシャ向けにインドで製作されたもの。
天然染料はとても微妙なもので、水質が違っても発色が変わります。
インド製の茜染は、どれもきれいでどんな技があるのかといつも感激します。
用途としては、湯あみ布（タオル）・布団表・ドア飾り（間仕切り）などに使用されました。
胸元から袖にかけ虎の柄が、裾にはクジャクの柄が見られ、それぞれ強さと優雅美を表します。
守り神のようですね。
ペルシャ更紗羽織 168,000円
身丈 2尺6寸（約98.8cm）
裄 1尺8寸5分（約70.3cm）
斉藤
写真では、少し見えにくいのですが、象牙色をしたタッサーシルクのお着物は、お袖と裾に同色で菱文様の織りが入った付下です。もともとはサリーとして着用する布でしたが、それをいかしてお仕立ていたしました。
袷仕立てになっていますが、しなやかで軽い着心地は単衣の時期に近い頃でもお召しになるに向いています。やさしい光沢がありますので華やかなお席にもぴったりです。
伝統の織りベナレスシルクは、濃い目の白緑が美しく。お茶のお席にも色無地にはもちろん江戸小紋にもとても調和します。
柄付けのある染のお着物に帯をお探しの時、自然な感じでご着用いただけたと喜ばれる声もよく聞かれます。
巾広くご着用いただける名古屋帯です。
タッサーシルク付下 126,000円
身丈4尺3寸(約163.4cm) 裄1尺7寸(約64.6cm)
ベナレスシルクサリー名古屋帯 33,600円
白井
11月も下旬を迎え、そろそろ年末に向けてパーティーなどのお誘いも増えてくる頃かと思います。
街はクリスマスに染まりはじめ、風もひんやりとしてきました。
ほっこりとしたインドのカシミールショールからお仕立てした茜色の帯は、とても暖かそうです。モダンな黒猫や、キラキラ光る天然石の帯留はパーティーにとてもおすすめ。
和の気分はお正月にとっておいて、年末のこの時期こそ外国布を存分に楽しんでいただきたいです。
黒地格子柄紬 50,400円
身丈 ４尺３寸（約164.4cm）
裄 １尺８寸（約68.4cm）
インドカシミールペイスリー柄名古屋帯 29,400円紫水晶帯留 12,000円
黒猫帯留め 36,000円
黒めのう帯留め 15,000円
松田
幾何学文様も細かく落ち着いた色調ですので、幅広いお着物に合いそうです。
母親からよく「寒いから一枚はおって行きなさい。」と言われましたが、肌寒くなるこの時期、まさに羽織の季節です。
元々は男性の着物でしたが、男女区別なく着られるようになり、今では女性も様々な柄を楽しめるようになりました。
防寒でなくとも帯を汚れから守る良さもあり…
急ぎの支度で帯結びに自信のない日にも心強いですね。
インドタッサーシルク羽織 77,700円
身丈 身丈2尺7寸（約102.6cm）
裄 1尺7寸2分（約65.3cm）
斉藤
紬糸の墨色に手絞りをしたインドの布をお仕立ていたしました。
まるで日本の文様のようにみえますね。
やさしいいお色合いと軽い着心地に心をうばわれてしまいました。
帯もあわせやすく気張らずにお召しいただけるかと、可愛いらしさのある小紋です。
八掛も共布です。
インド、ベンガル州（現・バングラディシュ）で生まれたカンタワーク、日本の刺子と同じく何枚かのサリーを重ね合わせるために刺子をしたのがはじまりとききました。
刺繍帯の感覚で、紬にも柔らかものにもしっくりと素敵にお召しいただけます。
今回は、カンタワークの新作がたくさんございます。
ぜひ銀座店でご覧くださいませ。
インド絞り袷 140,000円
身丈 4尺2寸(約159.6cm)
裄 1尺8寸(約68.4cm)カンタワーク名古屋帯 72,000円
白井
堂々とした風格の中にどこか愛らしさを感じさせてくれるインド更紗の羽織です。
インドの土語で「最高級」を意味するサラーサという言葉が、布と一緒に伝えられたのではないかという方もいらっしゃるほど、茜色の赤が美しく思わず見惚れてしまいます。
更紗の定義で素材は綿です。この手描き更紗は、100年程前にインドから当時のペルシャ（イラン）へ輸出された布だと思います。
お袖と身頃上は、鳥と草花模様の木版更紗が、生成り、藍、茜色で彩られ、両袖口には花丸文様が対になるようデザインし、仕立てました。
胴まわりは、幾何学、イスラム文字、ペイズリー、鳥と花文様と７種の異なるボーダー図柄の絵羽織り仕立てです。
こんな風に羽織にお仕立て出来るものが、なかなか見つからず、こちらは特別な１着となりました。
明日11月15日より10日間にわたり、灯屋２コレクション「外国布の帯とはおりもの展３」を開催いたします。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。
インド更紗の羽織 241500円
身丈2尺6寸(約98.8cm) 裄1尺7寸7分(約67.3cm)
白井
そろそろ寝具にも毛布が必要になってきました。
我が家には愛猫が湯タンポのようになってしまっています。
冬の装いの準備には、まずコート。
インドのウール地よりお創りしました。
北インドのすぐお隣にはヒマラヤ山脈がそそりたち、寒村の地ではウールの巻き衣装もあるそうです。
裏地にはブロックプリントの茜染めシルクを使用。
お洋服でも活躍できるよう、袖は筒状にしてみました。
冷風も入らず、寒がりさんには嬉しいです。
軽く暖かく抱擁してくれる充分な防寒着。
他の柄ゆきも今年は数点ご用意できました。
お好きな1枚を探してみて下さい。
カシミール織りコート 147,000円
斉藤
うすい緑みの青・澄んだ水色の本場結城にひと昔前のフランス更紗で仕立てた名古屋帯をのせました。
ヨーロッパにインド更紗が紹介された時期については明らかではないと言われますが、４００年くらい前からフランスはマルセイユに更紗の工房が開かれていたそうです。
西洋の服装はもちろん日本とちがいお洋服ですので、裁断されていない布はインテリアファブリックの場合もよくあり、それらを帯にお仕立てする事もあります。
この布は手紡ぎの木綿で織られていて、地紋には横に細かく浮き織がされています。
柔らかな風合いが、可愛らしい文様をまた引き立てているようです。
ローズピンクの薔薇とカーネーションにしたインディゴブルーのリボン花束、小花のクリームイエロー、セピア色のレース文様がなんともロマンティックでながめているだけでやさしい気持ちにさせてくれます。
春に向くお色合いではありますが、澄んだ秋空に軽くショールをかけてお散歩なんていかがでしょう。
本場結城紬 126000円
身丈4尺2寸5分(約161.5cm) 裄1尺8寸(約68.4cm)
ヨーロッパ更紗名古屋帯 44100円
白井