着物紹介」カテゴリーアーカイブ

伊兵衛織コート

14日の成人の日は数年ぶりの大雪となり、ここ銀座にも大粒の雪が降りました。
1月に入りもう半ばですが、さらに寒くなっています。
先日も、コートはありますかとお問合せがありましたのでご紹介します。
金茶に黒格子の伊兵衛織よりお仕立てしました。
羽裏にこのような女性らしい花柄をあわせてあると、ちょっとしたことですが着ているだけで心が高なり嬉しさが増すものです。
伊兵衛織のしっかりとした紬は、充分に防寒着に適していると思います。
この色は深い色の着物に羽織っても重く見えず、もちろん薄色着物との相性もよいものです。
2月3月と、この気温は続きそう。
今からでも充分活躍しそうです。

伊兵衛織コート 伊兵衛織コート

伊兵衛織コート 168,000円
身丈  2尺8寸(約106.4cm)
裄 1尺8寸(約68.4cm)

斉藤

ひげ紬コート

最近の寒さで、コートをお探しの方が多いようです。

ひげ紬と言っても、ひげの感じはおとなしめ。
お色も深緑でお着物にも馴染みやすく、何よりも裏地が野菜柄でとても可愛いのです。
裏地に凝れるのは、灯屋2だからこそ。
是非コートをお探しにいらして下さい。

ひげ紬コート ひげ紬コート  ひげ紬コート

ひげ紬コート 94500円
身丈 2尺8寸(約106.4cm)
裄  1尺8寸2分(約69.2cm)

アトリエ 上杉

お着物は、暖かです

「とにかく暖かいお着物を選んでください!」と先日お客様からリクエストをいただきました。
「それなら、真綿に包まれちゃいましょう!」と結城紬を纏っていただくと、「肩にかけているだけで暖かくなってきすね。」と
ご着用前からお気に召していただけました。
私事で恐縮ですが、以前、小雪舞うとても寒い中で袷仕立ての結城縮を着ておりました時「なんて暖かいのだろう・・」と感謝の念を持った事を忘れられません。

これからの寒い時期に、真綿の暖かさをご堪能いただける本場結城紬、縮の反物が只今銀座店に揃っております。
道中着やコートにお仕立て出来ます。
お値段もお仕立て上がりでコート9万円・お着物12万円からございます。

お写真は、HPでもご紹介した子供の着物よりお仕立てした、仔犬の帯をのせてみました。
図柄の愛らしさもさる事ながら、藍の美しさと優しさに心いやされる思いがいたします。

藍結城縮反物にタンポポと仔犬の図名古屋帯 タンポポと仔犬の図名古屋帯  タンポポと仔犬の図名古屋帯

藍結城縮反物  
お仕立て上がり140,000円 
出来あがり寸法 身丈4尺2寸(約159.6cm) 裄1尺8寸4分(約70㎝)まで
タンポポと仔犬の図名古屋帯  94,500円 

白井

春の装い

お正月は、皆さんどのように過ごされましたか。
今週から仕事始めの方も多く、新しい年のスタートです。
小寒、大寒とこれからが寒さも本番。
でも雪の下では春の草花が根を張り、季節の準備をしきっと待っているのでしょう。
ひと足お先に春の装いを、紹介します。
小紋は総柄で華やかながら落ち着いた黒地。
お太鼓柄帯ですっきりとまとまりました。
帯の前柄は、タンポポにレンゲ草。
お太鼓柄には、早蕨にタンポポの春の野を思わせる刺繍になっています。
花の香りに誘われて、ひよこが2羽寄って来たように見えますね。

黒地流水に四季花文小紋とひよこに春の野刺繍名古屋帯 黒地流水に四季花文小紋とひよこに春の野刺繍名古屋帯 黒地流水に四季花文小紋とひよこに春の野刺繍名古屋帯

黒地流水に四季花文小紋 95,000円
身丈 4尺3寸5分(約165.3cm)
裄 1尺7寸5分(約66.5cm)
*こちらの商品は着物12-10-13にて詳細をご覧いただけます。

ひよこに春の野刺繍名古屋帯 126,000円

斉藤

よもぎ染無地紬にインドシルク名古屋帯

よもぎ染の手織り紬は、風合いもとてもやわらかく、やさしいお着物。
うす墨を筆で引いたような横段の織りが、より美しさを感じさせてくれます。
上品なお着物ですが、紬をスマートにお楽しみいただきたくて、今、一番気になっている帯をのせてみました。
露草で染めたような花浅葱の色に大胆な曲線が印象的な名古屋帯です。
切り嵌めかと見間違うほど、きれいにパッチワークされた線をなぞって、黒い糸色の刺子がリズムを刻みます。
たどりつく先には、スパンコールがかざってあります。
モダンなアールデコで余裕を待たせた、大人の装いをお楽しみください。

よもぎ染無地紬にインドシルク名古屋帯 インドシルク名古屋帯 インドシルク名古屋帯

よもぎ染無地紬  168,000円  
身丈 4尺4寸(約167.2cm)  裄 1尺8寸(約68.4cm) 
インドシルク名古屋帯 79,800円

白井

ざざんざ織

ざざんざ織は伊兵衛織にも似て、その魅力は太くおおらかな糸。
控えめな色の組み合わせは、時代の風にとらわれない力強さです。
やや厚手ですが、しなやかさを兼ね備え意外に体に馴染みます。
この青緑に薄茶の着物には、素朴な古裂を使った当店オリジナルコラージュ帯がぴたりと合いました。
着物の色が大地のようで、そこから早蕨が芽吹いたかのように見えます。
明治期の江戸小紋や江戸縮等1ピースずつこだわり選んだ布に、
ぜひ眼を凝らして見て頂きたいです。

ざざんざ織単衣に早蕨柄コラージュ名古屋帯 ざざんざ織単衣に早蕨柄コラージュ名古屋帯

ざざんざ織単衣 136,500円
身丈 4尺3寸(約163.4cm)
裄  1尺7寸5分(約66.5cm)
袖丈 1尺3寸4分(約50.4cm)
早蕨柄コラージュ名古屋帯 147,000円

斉藤

羽織|糸巻

今年も七五三の時期には、可愛らしい着物姿を多く見られました。
成長を祝う為、子供の衣装には吉祥文が入っているものも多いです。
糸巻き文様もそのひとつ。
日本だけではなく韓国の李朝古民具シルベ(糸巻き)と云うものもあり、
裁縫の長い糸は長寿を表し、強く糸を巻くと衣服に困らないとも云われているそうです。
お正月に、ちょっと羽織ってみてはいかがでしょうか。

糸巻き柄羽織 糸巻き柄羽織 糸巻き柄羽織

糸巻き柄羽織 68,000円
身丈 2尺6寸(約98.8cm)
裄 1尺7寸8分(約67.6cm)

斉藤

白梅の付下

すっきりと、大輪の白梅がふわりと咲いている付下。
ところどころ、蕾に刺繍がされていて光沢のある絹地に松葉の地紋、さりげないおめでたさもあり、お祝いの席にもとてもお薦めのお着物です。
昔の丸帯を仕立て直した織りの帯は渋めですが、一番お顔に近い重ね衿は少し明るめの色を合わせると、肌うつりも綺麗になります。

余談ですが、帯結びは雪の下といいます。
雪の下で春を待って小さな芽を出しているところを表現したもの…らしいです(昔、着付けの師匠に習いました)。
本格的に寒さが増してきましたが、草花は土の中で春に向かって着々と準備していることでしょう。

白梅付下に丸帯仕立て直し袋帯 白梅付下に丸帯仕立て直し袋帯 白梅付下に丸帯仕立て直し袋帯

白梅付下 69,000円 
身丈 4尺(約152cm) 裄 1尺7寸(約64.6cm)
丸帯仕立て直し袋帯 24,000円

松田

帯|鶴に梅

染に織地を剥ぎ、お仕立てしました。
縮緬地には友禅の手描きの繊細さが感じられます。
川辺に梅の古木、その下に立つ鶴。
風景の柄でありながら、観世水の古典文様が格調高くよりみせます。
煤竹色の裂にも松と梅が織りだされ、より新春の雰囲気が高まります。
雪散しの江戸小紋とあわせてみました。
波に菊の地模様に辛子色も爽やかで、一つ紋(六瓜に揚羽蝶)が入っています。

江戸小紋と本綴袋帯 本綴袋帯

江戸小紋 52,500円
身丈 4尺2寸(約159,6cm)
裄  1尺7寸(約64,6cm)
袖丈 1尺2寸5分(約47,5cm)

鶴に梅の図名古屋帯 64,000円

斉藤

浦野理一 経節紬帯

小津安二郎の映画の衣装担当をし、昭和40年代に一世を風靡した染織研究家、浦野理一氏。
浦野氏作にはおなじみの、経糸にふしのある黒無地の紬帯です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、かすかに光沢もある絹紬です。
赤と黒の市松柄紬に黒無地の帯、そしてビーズ丸ぐけを合わせると、格好いい中にもかわいらしい雰囲気が。
黒は強い色ですが、この帯には、その風合いから柔らかさと優しさがあります。思う以上の黒の優しさは、私自身にも発見でした。

映画で大女優が着こなす浦野理一作のきものや帯は、当時一般人にはなかなか買い求められない希少の品で、おしゃれな女性たちの間での憧れだったそうです。
現在でも根強い人気の浦野理一作品は当店でも多数取り揃えております。
ホームページでも商品をご紹介しておりますので、是非ご覧になってください。

赤と黒市松柄紬に浦野理一作 黒無地紬名古屋帯 赤と黒市松柄紬に浦野理一作 黒無地紬名古屋帯 赤と黒市松柄紬に浦野理一作 黒無地紬名古屋帯

浦野理一作 黒無地紬名古屋帯 168,000円
赤と黒市松柄紬 65,100円
身丈 4尺(約152cm) 裄 1尺7寸2分(約65.4cm)
ビーズ刺繍丸ぐけ 8,400円

松田