着物紹介」カテゴリーアーカイブ

「世界中の藍」

世界中の藍藍色を見ると海を想います。
海の彼方の国の空気の香りが、それぞれ違っているように、その中で育った藍もまたそれぞれの美しさです。

四季を通じて愛される藍色を国境を越えて並べてみました。
きもちのよい風が吹いてきそうです。

もうすぐ待望のアフリカ展が開催されます。
アフリカの藍色にも沢山の表情があって驚かされます。
週末からアフリカ展の商品をホームページにて紹介していきます。
皆様、どうぞお楽しみに!

着物 
朱色の振り布をあしらった結城紬、袷仕立て 147000円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺7寸2分(約65㎝)

帯 
上 アフリカ ケンテクロス名古屋帯 94500円
右下 ウズベキスタン アドラス名古屋帯 58800円
左下 中国 ミャオ族男物角帯 30000円

海老沢

郡上紬

郡上紬にウズべキスタンスザニ刺繍名古屋帯郡上紬は経糸に玉繭の節糸と緯糸は真綿ようなふんわりとした糸を使われることにより、軽い柔らかさが心地よいのが特徴。

「橙色」「茶褐色」「生成色」が日の沈みかけた頃の空の色彩のようです。

そして中央アジアの太陽を表す丸文の「スザニ刺繍」。
太陽は宗教や自然界にも強いつながりがあるだけに、パワーを感じます。
特徴的な個性のある帯ですが実は藍や茶紬などにも合い、以外と巾広くコーディネイト出来る帯として人気です。


郡上紬にウズべキスタンスザニ刺繍名古屋帯 郡上紬

郡上紬 147,000円
身丈 4尺3寸5分(約165.3㎝) 裄 1尺7寸5分(約66.5㎝)
ウズべキスタンスザニ刺繍名古屋帯 54,000円

斉藤

インド更紗付下

更紗コラージュお召付下にインド更紗名古屋帯太めの縞が洒落た雰囲気の焦茶色のお召に、インド更紗をかるたのように散らした、灯屋2オリジナルの付下です。
古くから、絶大な人気を集めていたインド更紗は、シャム、ペルシャ、ヨーロッパその他各国に、その国の好みに合わせたものがデザインされ、輸出されたそうです。
この付下の更紗はペルシャ、ヨーロッパ風。帯もペルシャ風のものを合わせました。
「異国情緒」あふれるきものと帯には、東南アジアのとんぼ玉などを合わせると素敵ですが、秋の風情を求めて、ちょっと無国籍な雰囲気の柿の帯留をのせてみました。

更紗コラージュお召付下にインド更紗名古屋帯 秋の花車模様訪問着

更紗コラージュお召付下 126,000円
身丈:4尺2寸(約159㎝) 裄:1尺6寸7分(約63㎝)
インド更紗名古屋帯 89,250円
柿木彫り帯留 16,000円

松田

江戸期小袖解き帯

鯉に牡丹の図刺繍名古屋帯軍配に菊の図刺繍付帯小袖は江戸期のオーダーメイドで「雛形本」ファッション誌を参考にしながら発注します。
このように帯のサイズになってもその刺繍、染めが全面に表現された華やかさは失われません。
贅沢品にもみえますがその後も形を変え襦袢にリメイクされたり、掛軸となったり、仏具として寺へ奉納されるなどその知恵なりは日本人のエコ精神を感じます。
鯉に牡丹の図刺繍名古屋帯軍配に菊の図刺繍付帯薩摩藩使節団が明治維新前にパリ万博に行った時、同行の女性の着物姿が美しいと西欧の人々が小袖をドレスに仕立て直したそうです。
その頃の西洋はコルセットのファッションが主流。
着物は帯を締めてはいますが、様々な部分にゆとり空間があり、女性にやさしい服装にみえ新鮮だったのでしょうね。
秋~冬のこれからの時期、美術館や観劇なども多く魅力的なイベントも増えます。
いつもより少し特別な着物で出掛けてみたい時の帯には打って付けです。

鯉に牡丹の図刺繍名古屋帯(帯12-10-24)  336,000円
軍配に菊の図刺繍付帯 220,000円
明治期江戸小紋裂切継袷 189,000円
身丈 4尺1尺5分(約157.7㎝) 裄 1尺7寸3分(約65.7㎝)

斉藤

錦紗の訪問着

秋の花車模様訪問着に綸子に絞り菊花刺繍名古屋帯儚いくらいに優しい色合いの、大正、昭和初期らしい訪問着。
錦紗のやわらかな感触が、肌に心地よくなじみます。
菊や色づいた楓が乗せられた、秋を運ぶ花車がとても雅で上品。
アンティークには珍しく、寸法も大きめにおつくりできました。

綸子地に菊花文が絞りで描き出され更に刺繍が施された帯は、丸帯を名古屋仕立てに直したもの。
大変凝った、華やかな帯です。
少し太めの丸ぐけを合わせましたが、帯留なども良く合いそうです。
数少なくなってきた錦紗の手触りを、ぜひお試しいただきたいです。


秋の花車模様訪問着に綸子に絞り菊花刺繍名古屋帯 秋の花車模様訪問着

秋の花車模様訪問着 54,600円
身丈 4尺2寸(約159.6㎝) 裄 1尺8寸(68.4㎝)
綸子に絞り菊花刺繍名古屋帯 84,000円

松田

展示会商品紹介

十字絣紬袷に演目札柄染名古屋帯本日はHP未掲載の展示会の商品をご紹介。
羽二重のような薄地で軽やか地に
「源平躑躅」に「近頃河原達引」と文字がはいる札は、歌舞伎の演目でしょうか。
赤茶や紫青緑、アースカラーの色相と明度が日本ならではの色で、粋を感じる染帯です。
角出し結びも似合いそう。
大小の十字絣の路考茶(ろこうちゃ)の紬は、下駄で軽快にお出掛けしたくなります。



十字絣紬袷に演目札柄染名古屋帯

十字絣紬袷 72,000円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺8寸(約68.4㎝)
演目札柄染名古屋帯 34,000円

斉藤

羽織

羽織女羽織の誕生で深川芸者が黒羽織を着るようになり、「羽織芸者」と呼ばれるようになりました。
キャメルの茶色に菊・鉄線染め、同柄の地紋も入ってます。
柳茶色の緑の羽織ものは色紙のような枠組みに菊・蔓の葉、広げた左袖には「柿」の柄も!
体の線を隠してくれる、紬のかたい着物に羽織ると気持ちもやわらかになります。
羽織の美しさは後姿で、きものと羽織の重なりは絹の饗宴という感じ。
きものと帯を親子に例えるなら、こちらは夫婦という間柄であると云う人もいます。
この秋は素敵な羽裏もみつかり、いつもより多く揃えられました。
それぞれお好みの1枚を探していただければと思います。
素敵な後姿の女性が増えると嬉しいですね。

茶色地菊に鉄線の図羽織 柳茶色菊蔓柿の図羽織

(下段の写真左から)
茶色地菊に鉄線の図羽織(着13-10-2) 85,000円
身丈:2尺6寸(約98.8㎝) 裄:1尺7寸5分(約66.5㎝)

柳茶色菊蔓柿の図羽織 85,000円
身丈:2尺8寸(約106.4㎝) 裄:1尺8寸2分(約69.1㎝)

斉藤

灯屋2の帯づくり

古い昔の帯地は気に入って身に付けられたものほど、端が擦り切れたり、結び目部分が痛んでいたりして、そのままで締めるには難しいものです。
状態の良い部分だけでも、なんとか帯として甦らせたいと、アトリエでは日々奮闘しています。
合わせる生地と生地との色合い、お太鼓柄のバランス、前柄のデザイン、裏地の色に至るまで妥協せず、美意識のすべてを賭けた帯づくり。
帯を開いていくごとに斬新な工夫の発見があり、お客さまにいつも誉めていただくのは、絶妙なデザインと色合いの美しさ、センスの良さ。
布への深い愛情が詰まっています。

黄八丈に楓染め縮緬と黄八切継ぎ帯 黒八丈に小鳥に竹切継ぎ帯 前柄

楓染め縮緬と黄八切継ぎ帯 58,600円
黄八丈 240,000円
身丈;4尺3寸(約163.4㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)

小鳥に竹切継ぎ帯 29,000円
黒八丈 300,000円
身丈:4尺2寸(約159.6㎝) 裄:1尺7寸5分(約66.5㎝)

松田

雀の帯

縮緬縞着物に縮緬雀柄名古屋帯秋展開催中です。
多数のお客様にご来店頂いております。
有難うございます。
日ごとに気温も下がり、秋も深まって参りました。
それにともない相応しい季節の柄に、皆様の熱い視線が集まっております。

なかでも可愛らしい雀柄は、
帯、着物、道中着など、染めや刺繍の種類も揃っており、大人気です。

今回は初雪の竹林で、はしゃいでいるような雀の帯に縮緬の縞着物を合わせてみました。


縮緬雀柄名古屋帯渋めのコーディネイトの中で、ちらりとのぞく袖の振り、朱色が素敵です。
雀の表情も、とっても可愛らしいですね!

他にもいろいろありますので、どうぞお客様お気に入りの雀をお探し下さい。

縮緬雀柄名古屋帯(帯13-10-24) 58000円
縮緬縞着物 57750円
身丈:4尺1寸(約155.8cm) 裄:1尺7寸2分(約65.4cm)

海老沢

猫の帯

結城縮袷に猫の刺繍名古屋帯秋を迎える展示会も開催中。
秋草もように猫の刺繍。
桔梗にすすき、女郎花。
秋の野にふさわしい格子の茶色地が素朴です。
淡い灰色が混じる赤墨色の杢の結城縮は、男物よりのお仕立直しです。
いつもは無地八掛を添えますが、この展示会に特別仕様で絹更紗を使ってみました。
浅蘇芳(あさすおう)色のほのかなピンクが点在し、ちらりと見える裏がラブリーです。
この猫の笑顔のようにスタッフ共々お待ちしております。
HP掲載商品以外も多く揃えていますので、お出掛けください。

結城縮袷に猫の刺繍名古屋帯 猫の刺繍名古屋帯

結城縮袷 147,000円
身丈:4尺3分(約153.1㎝) 裄:1尺7寸5分(約66.5㎝)
猫の刺繍名古屋帯(帯13-10-30) 87,000円

斉藤