着物紹介」カテゴリーアーカイブ

秋のめざめ 9月の装い

木綿インドサリーの単衣にインドミラーワーク名古屋帯食欲の、スポーツの、そして芸術の秋。
春のめざめならぬ、秋のはじまり。
朝のお散歩も深呼吸が、なんとも気持ち良い季節です!

いつも灯屋2HPをご覧いただきありがとうございます。
「毎日、チェックしてるわよ~」の声に励まされ、スタッフもお話が出来るような気持ちで、楽しみながらHPやブログをお届け出来てしあわせです。
つい昨日、HPの更新もありましたが、週明けより「秋めくころの着物展」の新商品も掲載予定です。

お写真のお着物は、インドサリーにてお仕立てした世界で一枚だけの木綿サリー単衣。
繊細な手紡ぎ木綿の糸にウッドプリントされた、現代のインド更紗単衣着物です。
花唐草の文様と片身替りのボーダーも楽しく、色がまた良いでしょう!

秋といっても、まだまだ、この時期はどんな単衣をお召しになるか迷われる方も多いかと…
秋めくころの装いを少しの時間楽しめるのが、また心地よいお着物です。

帯もやはり単衣につけて軽くお召しになれる、希少な色と素材。
格子の織りとミラ―ワーク手仕事の技が光っています!
帯締めも少し重いかな…と感じる方にぜひおすすめな蜻蛉玉の帯留。
9月の装いがよりいっそう輝くお着物であなただけのしあわせな時間を過ごしていただける事でしょう。

木綿インドサリーの単衣木綿インドサリーの単衣インドミラーワーク名古屋帯

木綿インドサリーの単衣 62000円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
インドミラーワーク名古屋帯 48000円
ビーズ刺繍半衿 7500円
蜻蛉玉帯留 8500円

白井

秋のおしゃれはじめ

一つ紋水色地流水に桔梗沢瀉文様訪問着に縮緬地市松に菊刺繍帯朝のひんやりとした空気に、秋の気配を感じる頃になりました。
美しい単衣の訪問着をご紹介します。
澄みきった水色に入子菱の地紋が織り込まれ、流水に草花が配されています。

桔梗や萩、とりどりの花々が描かれたうえに刺繍が施され、流水や葉の形を金駒刺繍で縁どり、藍や緑の色を際立たせてみずみずしい雰囲気を出しています。

訪問着ですので絵羽模様の華やかな印象ですが、流水や葉の色が、藍鼠色や鉄納戸色のおさえた色合いが使われているので、全体にしっとりと落ち着いた印象です。
帯は菊の刺繍帯で合わせました。
重陽を過ぎましたが、秋に装うなら秋の花を一つ添えて季節感を出して着こなしたいです。
同系色のおさえた色味の帯をあわせると、また違った印象の装いになると思います。
少し涼しくなって、着物を着るのが心地よくになってきました。
秋のおしゃれを着物で楽しまれてはいかがしょうか?

一つ紋水色地流水に縮緬地市松に菊刺繍帯縮緬地市松に菊刺繍帯

一つ紋水色地流水に桔梗沢瀉文様訪問着 64,800円
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺7寸(約64.5cm)
縮緬地市松に菊刺繍帯 54,000円

帯揚げ 4,200円
丸ぐけ 3,990円

徳永

ウズベキスタン・スザニの帯

はなだ色本場結城紬にウズベキスタンスザニ帯灯屋2ではオリジナルで外国布の布を帯に製作していますが、中でも人気なのがウズベキスタン・スザニの帯です。
ウズベキスタンのタペストリーとして、女性が花嫁道具として持参するものとして作られていたものです。

「スザニ」は糸を刺すという意味。
この帯は現代のスザニから仕立てたもので、大きな柄が伸びやかで美しいものです。
刺繍は天然染料を使用しているので、素朴な雰囲気が優しく紬との相性が抜群です。

今回コーディネートしたのは、はなだ色の無地の結城紬。
地色の明るい帯と合わせたことにより軽やかな雰囲気になりました。スザニ帯はこの他にもいくつかございますので、お店でコーディネートして見て下さい。

はなだ色本場結城紬はなだ色本場結城紬にウズベキスタンスザニ帯 

ウズベキスタンスザニ帯(帯14-4-32) 78,840円 
はなだ色本場結城紬(着物14-3-32) 126,000円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)

田中

毬と狆

丸文に幾何学模様絽縮緬着物に毬に狆名古屋帯狆は、大正から昭和のアンティーク着物、帯のモチーフに数多く使われています。
顔もさまざまに描かれていて、こちらの狆は、優しげな瞳に柔らかな表情。
毬と色とりどりの紐に遊ぶ狆の姿は、特に共に描かれていることがほとんどで、駆け回る姿の愛らしさに心うばわれた人々が、いかに多かったことかと思います。

赤の絽縮緬は、ミラーボールのような不思議な模様。
絽縮緬は単衣の時期にも着ていただけます。
お嬢様の装いに、思いきり可愛らしく、いかがでしょうか。

丸文に幾何学模様絽縮緬着物に毬に狆名古屋帯

丸文に幾何学模様絽縮緬着物 54,000円
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)

毬に狆名古屋帯 33,600円

松田

単衣のたのしみ

縄文笹山紬に生成り地茜胡麻手花唐草模様インド更紗名古屋帯カラッと晴れた秋空には軽やかなひとえ着物が似合いますね。

こちらは信濃川流域で織られた紬です。

縄文遺跡としても有名なところで、古来から人の営みが盛んな所では、しぜんに織りの技術も磨かれていったのでしょうね。

縄文笹山紬帯は茜色が華やかで美しいインド更紗、手紡ぎ木綿のアンティークです。

こうした装いで、世界規模の文化交流を、身をもって楽しむことができます。
灯屋2に集められた沢山の布で、広い世界のなかから自分だけの組み合わせを、是非お探し下さい。

縄文笹山紬 証紙

縄文笹山紬 63,000円 
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 4尺5寸(約170cm)まで丈出し可能
裄:1尺6寸5分(約62.5cm) 1尺8寸2分(約69cm)まで裄出し可能
生成り地茜胡麻手花唐草模様インド更紗名古屋帯(帯14-9-8) 151,200円

海老沢

そろそろ秋の装い

縞小紋袷に朝服の図写し名古屋帯日常の生活の中に秋の気配を感じる季節。
夏の終わりと同時に秋が除々にやって来ています。
そろそろ今年の秋冬のコーディネートを考え出す頃ですね。

写真の着物は縞小紋の袷。
どんな帯とも相性が良く粋な着こなしができる一枚です。
9月号のフラウでも灯屋2の着物として紹介されています。
帯次第で、カジュアルにも正統派の着こなしもできます。

朝服の図写し名古屋帯合わせた帯は朝服の図柄を写した丸帯を仕立て直した帯です。
龍のモチーフの力強さがやさしい色合いで織られています。
帯前の部分に多少折り跡がありますので、お店で確認してください。

縞小紋袷

縞小紋袷 37,800円 
着丈:4尺1寸5分 (約157.7cm) 
裄:1尺6寸5分(約62.7cm)

朝服の図写し名古屋帯 (帯14-9-5) 32,400円

田中

初秋の木綿

森山工房正藍久留米絣にインド更紗 ゾウの帯今年の夏は着物をどれだけお召しになりましたか?
当店のお客様は、みなさん暑さにもまけない着物への情熱をお持ちの方ばかりです。

夏ならではの素材をこころゆくまで楽しまれた事でしょう。
お若い方の浴衣もたくさん見かけました。

夏だけでなく、年中通して楽しんでもらいたいものですね。

森山工房正藍久留米絣木綿は四季を通して楽しめる馴染み良い素材です。
伝統的手法で凝った織りや染めのものもございます。
こちらは久留米絣のなかでも重要無形文化財久留米絣森山絣工房のものとなっております。

正藍に亀甲が美しく、細い糸で滑らかな肌触りの木綿の単衣です。
寸法が少々小さめですが、どなたにもお似合いになる事でしょう。

インド更紗 ゾウの帯合わせた帯は20世紀中ごろの手紡ぎ手織りのインド更紗です。
ブロックプリントの象やアラベスク模様がとても美しく味わいのある名古屋帯となりました。

盛夏とは一味ちがうこんな初秋の木綿の装いで、和服の素晴らしさを感じて頂きたいものです。

森山工房正藍久留米絣 89,250円 
身丈:3尺8寸7分(約147cm) 裄:1尺7寸(約64.5cm) 袖丈:1尺2寸4分(約47㎝) 
インド更紗 ゾウの帯 帯14-1-55 120,000円

海老沢

蜻蛉の羽織

蜻蛉刺繍長羽織急に秋めいてきたように思うこの頃です。
気温がちょっとさがるだけで敏感に反応する私達は、本当に自然に生かされているのですね。

まだ夏物を着るだけでも大汗、なんて思っていても、間違いなく空気は秋風を含んでいます。
虫の音が賑やかな夜にもなるといっそう澄んで、思いがけなく聞こえる遠くの花火の音に、過ぎゆく夏の名残を感じます。

蜻蛉刺繍長羽織とビーズの羽織紐
そんな心持ちに相応しい長羽織をご紹介します。
絽に金糸と銀糸で刺繍された蜻蛉が一面にとんでいます。
どこか自然の神々しさまでもあらわしているような三つ紋の黒羽織。
ながめていると、謙虚にこれからも生かされていこうと思います。

羽織の紐には蜻蛉玉をあしらった繊細なビーズのものをお使いになってみてください。

蜻蛉刺繍長羽織 80,000円 
身丈:2尺6寸7分(約101cm) 裄:1尺6寸5分(約62.5cm) 1尺7寸8分(約67.5cm)可
ビーズの羽織紐 13,000円

海老沢

秋色を纏う

有松絞に撫子の単衣着物に茜染め名古屋帯盛夏とよばれる8月がもう幾日かで過ぎようとしている。
さて、9月からは何を着よう。
この季節になると、なんとなくどんな着物を着ていいのか不安になります。
そこで、9月から着れる単衣着物をご紹介します。
着物は昭和初期ごろの単衣着物で、全体に絞り染になっていて地銀通しで渦巻き文様に撫子がちりばめられています。
利休鼠の地色に赤い絞り染は、一見すると大胆な配色ですが、纏ってみると全体に何とも言えない色合いで、儚げで、雰囲気のある一枚です。
合わせた帯は茜染めです。
赤トンボをイメージして合わせてみました。
鹿の子絞りでシンプルに染められた愛らしい帯です。

有松絞に撫子の単衣着物に茜染め名古屋帯有松絞に撫子の単衣着物

有松絞に撫子の単衣着物(着物14-5-24) 43200円
身丈:3尺9寸5分(約150.1cm)  裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
茜染め名古屋帯 97200円
丸ぐけ 3990円
帯揚げ 2625円

徳永

秋暑(しょしょ)のコーディネート

粋紗単衣に秋草名古屋帯暑さのピークは過ぎつつありますが、まだまだ日傘が手放せない季節です。
そんな夏の終わりには粋紗の着物がお勧めです。
粋紗は玉繭からとれる玉糸を経糸に用いて、強い撚りをかけた夏用の絹織物です。
紬の趣があり、透けるように織りあげられているためとてもさらりとしています。

粋紗単衣写真の粋紗は美しい刷毛目の地紋に萩の葉を飛び柄で染めています。
色数が少ない分無地ライクに着用できどんな帯でも合わせやすく、帯次第で様々な表情を出せます。
衿はバチ衿ですが、広衿にお直しできます。
合わせた帯びは錦紗の着物から帯に仕立て直した、雲紋に萩と撫子柄の染帯です。
秋を予感させる様な色遣いがほっとさせてくれます。
少しヤケがありますので、お店で手にとってご確認ください。

秋草名古屋帯に象牙瓢箪帯留

粋紗単衣 35,700円 
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
秋草名古屋帯 28,000円
象牙瓢箪帯留 セール価格 16,200円

田中