10月、11月は結婚式シーズンを迎えます。
アンティークの訪問着は、季節の花を散りばめた、やわらかな色づかいが特徴。
渋めのおさえた地色でも、小物づかいでとても華やかになります。
アンティークだからこそ、刺繍の半衿をいっぱいに見せて装うと素敵。

トータルで合わせてみないとわからないのが、着物の楽しさのひとつです。
自由に絵を描くように、コーディネートも楽しんでいきたいですね。

晩秋の花づくし錦紗訪問着　85000円
身丈：4尺（約152cm）　裄：1尺7寸（約64.6cm）
秋草模様唐織袋帯　59400円

菊文様に扇面の図訪問着　（着物12-11-4）　81900円
身丈：4尺5分（約153.9cm)　　裄：1尺6寸9分（約64.2cm）
浅紫色菊模様丸帯　38000円

松田

そろそろ秋冬野菜が美味しい季節です。
カブや白菜、にんじん、小松菜など一年中出まわっているものでも旬の時期は栄養価も高く格別な味わい。

写真の帯はカブや人参、くわえ、栗などたくさんの野菜や果物など秋の実りを集めた楽しい帯です。
さり気なく縞の紬などと合わせると粋な着こなしになりそうです。

合わせた着物は灰地に濃灰と白縞が入った紬の袷。
野菜の帯を主役にした遊び心あふれる着こなしです。

合わせて栗の帯留も帯に添えてみました。

縞紬袷　58,000円　
着丈:4尺3寸2分(約164cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
秋の味覚染名古屋帯　(帯13-10-7)　68,000円
栗帯留(桜の木) 15,000円

田中

店を入ってすぐ「動物柄帯」のコーナーがあるのをご存知でしょうか。

沢山の種類の鳥や犬や猫など、お好きな方にはたまらない楽しく賑やかな一角となっております。

今日はその中から人気者をご紹介します。


「森の栗鼠刺繍名古屋帯」

松の木にリスが一匹、お空を伺っているようです、何を見ているのでしょう。
同系色の大正更紗の着物を合わせて。
袷ですが薄く軽い着心地で、リスのように軽快にどうぞ。


「子犬のにらめっこ名古屋帯」

じゃれ遊ぶ姿が何とも可愛らしい帯です。
光沢のある生地に、犬の毛並み部分がビロードの手触りで、とても凝った仕上がりです。
さて、どんなお着物を合わせて楽しみますか？

他にも元気な動物たちが、皆様のご来店をお待ちしております！

森の栗鼠刺繍名古屋帯　(帯14-9-51)　54000円　
大正更紗袷着物　126000円　
身丈：4尺（約152cm）　裄：1尺7寸3分（約65.5cm）　
鼈甲葡萄帯留　27300円
帯揚げ　4200円
子犬のにらめっこ名古屋帯　(帯14-9-50)　129600円

海老沢

足もとにまとわりつくように狆を刺繍した、肌さわりの良い縮緬の小紋。
和の染帯はもちろん、ウズベキスタンの刺繍タペストリー、スザニを帯にしたものを合わせたり、様々に楽しめる小紋です。
人と違う装いを楽しみたい方に、ぜひおすすめです。

お着物での美術散策も、楽しい季節ですね。
銀座８丁目にある、資生堂ギャラリーで現在開催されている『せいのもとで』にて、志村ふくみさんの糸を用いたインスタレーションが展示されています。

「一番美しいのは、糸そのもの」と話されていたという、志村さんの染めた糸が約３００本集められ、どのような作品になっているか・・・草木染の絹糸が、どのような表情を見せるか・・・ぜひ、足を運んでご覧になってみてください。
絹糸の美しさを、また違った視点から、感じることができるはずです。

http://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/
（会期は10月12日まで　入場無料）

縮緬染に狆の刺繍小紋　（着物14-4-29）　151,200円
身丈:3尺9寸7分（約150.9cm） 裄:1尺7寸（約64.6cm）
菊に楓染名古屋帯　38,000円
スザニ名古屋帯　89,640円

松田

秋も深まり紅葉の知らせも届くようになりました。
青々としていた山々が美しく色づいていく様子は何度見ても感動的です。
冬ごもりに備えて葉を落とす前に、燃えるように輝く植物の生命は春の花ざかりと同じくらいに、人の心をかきたてるもの。
女性は春に恋をしたくなり、男性は秋に恋をしたくなると聞いた事があります。
さあ、お洒落してお出掛けしましょう。
この秋は、紅葉にまけないぐらい貴女を輝かせます。
自信を持ってお勧めする装いの数々、これからも沢山ご用意しておりますので、どうぞ楽しみにして下さい。

写真は艶やかな秋田黄八丈に、茜染めで紅葉と源氏香をあらわした帯であでやかに組み合わせました。
帯留は木製の鈴が愛らしく、楽しい音が聞こえてきそうです。
ときめく一日をお過ごしください。

秋田黄八丈　147,000円
身丈：4尺2寸5分（約161.5cm）　裄：1尺8寸（約68.4cm）　
茜染め名古屋帯　88,000円
鈴帯留　24,840円
帯揚げ　3,000円

海老沢

いよいよ実りの秋、食欲の秋が到来。
秋になると様々な種類の果物が出回ります。中でも秋の果物として真っ先に思いつくのが柿。
以前は庭先の木になっていた柿は、今のようにお店で買うような果物では無かったように思います。
写真の帯の柿は紡錘状の形で、干し柿にされる市田柿のようです。
渋めのグレー地に墨絵風の柿の枝とシンプルにオレンジの柿だけ。
青みがかった墨色とオレンジの潔い染帯です。

合わせた片身代わりの着物は、本場結城の二枚の布を片身代わりに合わせた単衣。
結城の単衣なら10月の暑い日でも活躍します。
染めや外国布など帯が楽しめるお着物です。

縮緬柿柄名古屋帯　44,100円
結城片身代わり単衣　148,000円　
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)　裄:1尺6寸8分(約63.8cm)

田中

秋めくころの着物展へ、今回もたくさんのお客様にご来場いただき本当にありがとうございました！
まだまだ、汗ばむ日もございましたが、皆様お着物でお越しいただきお楽しみいただく姿が、拝見出来ました事、それぞれの心ときめく一枚との出会いによろこんでくださっている笑顔が、とても印象的でした！
スタッフ一同心より御礼申し上げます。

今回は、第一弾、秋のはじめの企画展でしたが、10月、11月とまたちがう企画展を続けていきますので、どうぞお楽しみに。
ぜひ、皆様ご来場ください！

あっ！という間に季節も10月。
黄金色の稲田は、まさしく日本の秋風景。
稲刈りも間近、身も心も豊かにさせてくれる、実りの秋がやってきますね！

このごろは、朝、道端には、「えっ?雀なの?」とおどろいてしまうほど、まあるくなって、草陰で食べる物をさがし、すばやくちょろちょろと動く雀達の姿を見かけます。
思わず今日も元気で過ごそうね！と声をかけてしまいます（笑）

袷のはじまり10月ですが、さらっとお召しになれる黄八丈や大島、綿唐桟、結城の単衣などお勧めのお着物をご用意してお待ちしております。
これから深まってゆく秋を楽しめる染名古屋や軽くお召しになれるおしゃれな外国裂帯など、秋めくころから実りの秋を存分に味わっていただける帯です。

また、お食事会も企画しておりますので、ご参加ご希望のお客様は、ご遠慮なくお声かけください。
お着物を好きな素敵な方との出会いがあるかもしれませんよ。

黄八丈は、端縫いするのが、とても技術のいる布
昔の黄八を52枚、端縫いした灯屋2の創作着物です。

端縫い黄八丈袷　294000円
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm)　裄:1尺7寸8分(約67.6cm)
雀の昔話おもしろ柄染名古屋帯　32400円

白井

吹き寄せる楓の葉に、秋の風情を感じる小紋。
帯の前柄は、紺青のぼかしにすっきりと紫の楓、お太鼓にはあでやかな紅い菊。
楓は紫なのに、菊だけ紅いところがアンティークの面白いところです。

今年の夏はあっけないほど短く、秋が深まるのも早そうな予感がします。
紅葉狩を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
能に「紅葉狩」という演目があり、昔一度だけ見たことがあります。
５、６人ほど舞台に並ぶ鬼女に変貌した一行が一斉に、被いだ衣からゆっくりとおもてをあげ、般若の面と紅蓮の髪を現す姿は、妖しく美しく、紅葉の紅に惑わされる情景を描いた様子が、印象的でした。

楓、紅葉模様は多数ご用意しておりますので、ぜひ、探しにいらしてください。

縞に紅葉文様小紋　(着物12-11-3)　81900円　お仕立て直し
身丈：4尺2寸2分（約160.4cm)　裄：1尺7寸4分（約66.1cm）
楓に菊花刺繍名古屋帯　42000円

松田