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寒暖差激しい“秋”いま何を着よう?

10月後半になっても25℃超えから20℃へ急降下、こんなときにお出かけに何を着たらいいか、ホントに悩ましい2024年の秋です。

オススメの3点は、結城紬の単衣、綿薩摩、やわらかな濃い目のお色の単衣。下着は気温とお出かけ先に合わせて調節されたらいかがでしょう。

御所解き風に織り出された本場結城紬の単衣に鶸色地に菊・紅葉などを描いたやさしい染め帯。しっくり身体にそう軽くて楽な装いです。

着物:154,000円 24-05-39  帯:25,000円 24−10−16

明るい藍の亀甲絣の綿薩摩にいまは貴重な大正更紗を切り継いだ帯。一枚は欲しい綿薩摩、滑らかで足元の軽い楽しい装いです。

着物:110,000円 24−10−1  帯:100,000円 20−09−03

濃いグレー地に大きな黄色の麻の葉模様を大胆に置いたかわいい縮緬の単衣、帯はレンガ色の鬼シボ縮緬の名古屋帯。濃い色目はこの時期にもしっくり。

着物:33,000円 24-10-60  帯:15000円

 

華やぐ秋の付下げ

待ちに待った秋到来、菊薫る秋はお慶びのお集まりが多い季節。はんなりとやさしく、美しく可愛いお着物に喜びの心を込められてはいかがでしょう。

色の品よい地に桜菊橘を描いた中に潮汲み桶を置いた文芸の香りあふれる五つ紋の付下げ。帯は光によっておさえた金色の丸帯崩しの名古屋

着物:77000円 23−11−16帯:33000円 24−01−23

金茶地に大きな市松地紋、菊に栗を華やかに置いた可愛い付下げ、帯はこれも大胆に菊を刺繍した名古屋

着物: 88000円 19−10−5  帯:44000円

こっくりした紫の絞り疋田の素敵な庭園紋様の訪問着。帯は着物の華やかさを失わないように控えめな織の半幅で

 着物:132000円 21−10−38 帯10000円

 

日本人には着物が似合う−−原由美子さんのスタイル

 スタイリストの先駆者・原由美子さんが、衣食住と仕事について綴った新刊『スタイルを見つける』(大和書房 1600円)のご紹介です。

 原さんは「アンアン」創刊(1970年)に参加以来、ファッション雑誌の第一線で活躍されてきました。新しいファッションをどう取り入れて、洋服を着こなしてゆくか・・・提案を続けてこられました。

 人間だけがもつ「着る」ということに向き合い、 “自分らしい”スタイルを手にいれるにはどうしたらいいか? を探し求めてこられました。

「身についたお気に入りを長く大切に着たい。そうすることで自分らしさはできあがり、自信もつく—

 2010年から、ファッション誌の連載で“きもの”についての思いを語り始めましたが、それも長い“洋服”にかかわる仕事からの自然の流れだと言えるのでしょう。

 自信を持って洋服生活を楽しむ人が多くなった今の日本人に−—

「きものに興味があったり、着てみたいなと考えている誰かにきものの魅力や組み合わせの楽しさ、着た時に本人だけが感じる心地よさみたいなものを伝えることしかない。何よりも伝えたいのは、日本人にはきものが似合うということ。」

 本書が“朝食”からはじまるのは、『スタイルを見つける』というタイトルにふさわしいオープニング、ぜひここから読みはじめてください。

『婦人画報』11月号(10月1日発売)に原由美子さんが「灯屋2銀座店」を紹介してくださいました。

『「銀座」と「私」の今昔物語』という企画の中で、原さんのお気に入りの銀座の店5店の中に選ばれました。きものの店は「灯屋2」だけです。ありがとうございました。

秋の訪れを前に〜夏の名残りを楽しみたい

お彼岸頃には暑さも落ち着きそう、という予想にちょっとホッといたしますね。

今夏ほど麻の着物が大活躍した年はありませんね。そろそろお手入れしてお仕舞いにしたいところ。ご自宅でやさしく手洗いなさってください。

昔なら長月(ながづき)秋が深まる頃です。『源氏物語』「賢木」の巻。光源氏と六条御息所の野宮での別れも長月7日、秋草が盛り、虫の音すだく夜の濃密な時間を描いた場面は源氏全巻でも秀逸と言っても良いと思われます。

酷暑の名残りのこんな9月のいま、おすすめしたい着物と帯のご紹介です。

白鷹紬の縞の単衣 24−06−04 66,000円

身丈4尺3寸 裄1尺7寸8分

コーラルピンクのかわいい伊兵衛織の半巾帯 55,000円

蟹が描かれた貝型蒔絵の帯留をアクセントに。帯留 22,000円

亀甲絣の藍夏大島24−08−05 66,000円 身丈4尺 裄1尺7寸5分

バティックの半巾帯15,000円

龍を描いた七宝の帯留を添えて楽しむ。帯留 22,000円

こんなに暑い9月!何を着たらいいかしら?

昔の暦どおりであれば、単衣を爽やかにまとって・・・初秋のオシャレを楽しむ季節ですが、ことしはまだ30℃超えの暑さ、お着物好きには何を着ようか悩ましいですね。

麻の上布もちょっと!? 結城の単衣もちょっと!?、では木綿の着物はいかがでしょうか。

久留米絣、凛とした蚊絣の着物に、さっくりとした手触りの木綿の藍の型染め。すっきりカッコいい組み合わせ。

着物:66000円 身丈4尺、裄1尺7寸4分 帯:30800円

井桁のかわいい久留米絣に現代的なチェックの木綿の帯

着物:66000円 身丈4尺 裄1尺7寸 帯:44000円23-11-07

 

アトリエ便り

夏の暑さも極めを通り越して、大型台風を待つ思いは辛いですね。
被害の少ないことを願うばかりです。

代々木のアトリエでは、夏休みも終わって、いよいよ秋もの体制へとスイッチを切り替えています。まずは、木綿や外国布などこの季節にご紹介したい帯の制作を進めています。こちらは、オールドアドラスで、20年ほど前、あちらで求めてきた方が所蔵していたものです。
汚れもあるので、躊躇なくハサミを入れることにしましたが、ウズベキスタンの友に聞いても、もはや見つけることは難しいとのことでした。

天然染料の緑と赤が、蝋引きした内側からなお輝いて精彩を放っています。

裏地にはかわいいヨーロッパ更紗が使われていて、女性用のチャパンでした。

汚れを除いてスクウェアにしてから帯になりますので、2週間後位にお目見えします。

秋が恋しい8月終わり、9月に入っても楽しめる帯

「お暑いですね」がいまも毎日のご挨拶。わずかながらも秋の気配を感じたい8月の終りです。

この8月の暑さは9月まで引きずりそう、絽の帯は本来7、8月に使用するものですが、ご紹介する「虫のパレード」の帯は、暑さが続きそうな9月はじめにも今年はお使いいただけるのではないでしょうか。

縞の紬の単衣に2本のグレイツシュな絽の帯。もともと1本の丸帯をしめやすいように、2本にして名古屋帯にお仕立てしました。

キリギリス、カブトムシ、コオロギ、カマキリ、さまざまな虫たちに、芒、女郎花、萩をあしらった素敵な帯です。どちらも甲乙つけがたい初秋にもふさわしい2本です。

着物:66000円 身丈4尺3寸 裄1尺7寸5分 24-08-18

帯(上)(下)とも44000円 24-08-14、24-08-13

 

爽やかなブルーの格子、本場結城の単衣に、ざっくりした紬地に美味しそうな野菜、果物を手描きした帯。いかにも秋の風情溢れるおしゃれな組み合わせ。

着物:132000円 身丈4尺、裄1尺7寸3分 24-08-16

帯:85000円 22-09-40

 

夏の終わりに・・・上布に感謝

酷暑、猛暑、熱帯夜〜体温を超えるほどの暑い毎日、それに加えてゲリラ雷雨! どなたも経験なさったことのない2024年の夏です。

麻の着物の素晴らしさが感じられた夏でもありました。涼しく、軽く、お手入れの楽な、夏着物の優等生、今年は9月になってもまだまだ活躍しそうです。

店頭には残り少なくなってしまいましたが、素敵な越後上布、宮古上布そして憧れの芭蕉布をご紹介します。

本場越後上布2点です。

左は経緯苧麻の可愛い絣。11万円。身丈3尺8寸7分、裄1尺7寸5分

右は少し濃い色目の秋口にもお召しいただけるモダンな絣。15万4千円。身丈3尺9寸5分、裄1尺7寸3分。

宮古上布2点です。

左は幾何学的な個性豊かな絣。36万3千円。身丈4尺1寸5分、裄1尺7寸。23−05−51

右はオーソドックスな亀甲絣。17万6千円。身丈4尺、裄1尺7寸。

あこがれの芭蕉布2点です。

左は現代的な大柄の絣。55万円。身丈4尺1寸5分、裄1尺7寸5分。24−06−22

右は手の込んだ格子に藍の絣。49万5千円。身丈4尺5分、裄1尺7寸2分。22−7−11

 

お客様の装い〜白の蚊絣の越後上布と刺繍の夏帯

本日は越後上布と豪華な刺繍の夏帯でお出かけのお客様のご紹介です。美しい白の蚊絣の越後上布をさらっと着こなしたお客様。

合わせた帯は黒の銀通しにススキ、撫子や女郎花など秋の花々、そして虫籠を刺繍で表現した豪華なもの。抑えた色合いがかえって美しさを際立たせますね。

まだまだ暑さが続いていますが、一足先に少し秋の気配を感じさせていただきました。

お写真のご協力いただいたお客様、ありがとうございました。

皆様も着物でお出掛け下さい。