ベニスの夕暮れ

ベニスの夕暮れ付下に紙布の開き名古屋帯寒さが少し緩んで、久しぶりに柔らか物に袖を通したくなりました。

ご紹介の付下は、ベニスの夕暮れをうつしたような図柄の付下。
肩のベージュのトーンとくっきりと描かれた風景がキリリとして知的な印象です。

合わせたのは、紙布の帯。
帯地の紙布は加賀二俣の作家もの。
作家は、1300年の歴史をもつこの和紙を大変な苦労をして芸術の域まで高めた。

その色合いと全体に入った皺の具合が何とも言えない気品をもっていて、着物の品を損なわない。

ベニスの夕暮れ付下 (着物17-2-5) 86,400円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝)  裄:1尺7寸(約64.6㎝)
紙布の開き名古屋帯 67,200円
メノウ帯留 8,640円
帯揚げ   4,300円

ベニスの夕暮れ付下に紙布の開き名古屋帯紙布の開き名古屋帯

紙布の開き名古屋帯にメノウ帯留

徳永

「流れる」にみる名妓の着こなし

「流れる」久しぶりの「映画の中の着物シリーズ」です。
細々と続けていますが、お客さまから暖かいお言葉もいただき、たいへんありがたく感じております。
また映画好きのかたに、私も未見の名作を教えて頂き、楽しみに探しているところです。

古い日本映画のなかの美や文化を、これからも皆さまと共感出来たら嬉しいです。

「流れる」
監督 成瀬巳喜男
原作 幸田文
出演 田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子、来島すみ子、他

この映画は必見中の必見!
何度見ても、新しい見つけものがある映画です。
舞台は花柳界の置き屋さん。
そこに住み込女中さんが、働き始めるところから始まります。
原作の小説では、しろうとである女中が、くろうとの女性を鋭く観察する様子が描かれています。
この映画では、女性の美しさ哀しさが際立ちます。
素晴らしい映像美。
人生経験を積むほどに、しみいる感動が味わえるでしょう。
くろうと女性の日常の立ち居振る舞いの見事さ。
年齢と経験でこそ、身に付く色っぽさです。
帯もちょっと斜めのお太鼓姿。
名妓である女主人は、まるで自分自身の華を知り尽くしているように、あっさりとした縞や暈しの着物が似合います。
そして流れゆくいきざまを悔いもせず、見つめる眼元はどんな濁りも涼しく変える強さ。

ほんとうの色気というのはそういうものなのでしょう。

ご紹介するのは、着尺の江戸小紋。
お手軽価格となっております。
抽象柄の帯で、引き算気味に着こなしてみて下さいね。
ご自身の華を、引き立てる装いとなるでしょう。

角通し着尺に浦野範雄 焼き箔名古屋帯角通し着尺
角通し着尺 59,400円 
浦野範雄 焼き箔名古屋帯 108,000円


毛万筋着尺に水紋織り袋帯毛万筋着尺
毛万筋着尺 59,400円
水紋織り袋帯 21,600円

海老沢

冬景色の色留袖

雪持ち松竹梅の図色留袖うっすらと雪を載せ白く浮かび上がる松、竹、梅のある風景。

枝先の雪は、今にもどさっと音を立てて落ちそうなほどたっぷりと積っていて、厳しい寒さの中に清浄な空気を漂わせています。
奥行きのある絵画を思わせる構図です。

凍えそうな波間に繋ぎ置かれた2艘の船は、これからどこへ向かうのでしょうか。
揺れ動きながら、持ち主の帰りを待っているようにも見えます。

美しい情景と品格がとてもよくマッチしています。
5つ紋の最高格の色留袖です。アンティークらしい長めのお袖丈と紅絹の胴裏で、当時のままの雰囲気になっています。

雪持ち松竹梅の図色留袖 43200円
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺6寸5分(約62.7cm)

雪持ち松竹梅の図色留袖雪持ち松竹梅の図色留袖

 
櫻井

立春

縞紬袷に菜の花に蝶刺繍名古屋帯まだまだ寒い日が続いていますが、間もなく立春です。
春らしい刺繍の帯と明るい縞の紬をご紹介します。
帯は菜の花と蝶の繊細な刺繍を施しています。
花芯と葉脈に金の刺繍糸をポイントに使い、華やぎをプラスしています。
前は二羽の蝶が楽しげに舞っています。

着物はくちなし色の縞紬。
風合いも良く着やすい一枚です。
翡翠の爽やかな帯留を合わせてみました。
こんなコーディネートで梅の名所にでもお出かけしてみてはいかがでしょうか。

縞紬袷に菜の花に蝶刺繍名古屋帯縞紬袷

縞紬袷 48,600円
身丈:4尺1寸5分(約157.7㎝) 裄:1尺7寸2分(約65.3㎝) 
菜の花に蝶刺繍名古屋帯 (帯17-1-7)
翡翠帯留 31,320円

田中

節分に向けて

水色地十字絣紬に半幅帯(浦野理一作)寒い寒いと思っても、日の光は春色をしていて気持ちが浮き立つようです。
渋い色目の着物が好きで毎日着ていますが、春を感じて明るいコーディネート。

水色に赤い絣が可憐な紬です。
小花のような模様が入った袖口・八掛がついていて、ぐっと気持ちが上がります。
合わせた半幅帯は、浦野理一作。
色々な色の糸が使われ、所々に節が入って、半幅帯でも存在感充分です。

今年はこんな可憐な装いで豆まきをして、「福」を呼び込みたいです。

水色地十字絣紬水色地十字絣紬

半幅帯(浦野理一作)

水色地十字絣紬 43,200円
身丈:4尺(約152㎝) 裄:1尺6寸7分(約63.5㎝)
半幅帯(浦野理一作) 
丸ぐけ  3,990円

徳永

新年会2017

新年会2017晴天に恵まれたある日曜日、2017年新年のお食事会をしました。
毎回のことながら、お集まりいただいた皆さまどなたもが、個性を上手に表現された装いをされていて惚れ惚れとします。

いつもは、お店の中でお目にかかるお客様にお外でお会いする。
そうした時は、いろいろなお話もうかがえる時間。
ほんのひと時ですが、心和む楽しい時間をご一緒させて頂くことに感謝いたします。
本当にありがとうございます。

素敵な皆さまの装いをご紹介させていただきます。
灯屋2では、季節のお食事会を時々いたします。

お食事会の事をご存知なく、ご参加希望のお客様がいらっしゃいましたら、ご来店の際にどうぞお声かけください。

白井

ウズベキスタン、スザニ刺繍の帯

ウズベキスタン、スザニ刺繍の帯銀座店で人気の商品、スザニ刺繍の帯をご紹介させて頂きます。
スザニ(SUZANI)とはウズベキスタン、タジキスタンなど中央アジアの国々で古くから作られている刺繍布で、綿や絹の地布に太めの糸で刺繍が全面に施されているテキスタイルです。

子孫繁栄を願うザクロやその実を食べると永遠の命がもたらされると言われる生命の樹、ペイズリー文様、恵をもらたす太陽、月や星、花々など、万物をモデルにした意味や願いを込めた図案が特徴的。
そしてその図案は、家々によって異なり、織り手である女性によって代々受け継がれていかれるそう。

もともとは婚礼の際の持参品として新婦が自身の手仕事技術の高さを表現する品として月日をかけて作製し、結婚式当日に新郎に手渡したと言われています。

ウズベキスタン、スザニ刺繍の帯当店では数年前よりこの刺繍布が日本の着物によく似合うと考え、帯に仕立てています。
現在では土産物として作られているものが多く見られますが、少し前の手仕事のものは手紡ぎの地に自然染料で染めた絹糸で刺繍をしており、その光沢感が品良く上質な味わいです。

当店では現地のテキスタイルショップへ直接出向き、ヴィンテージの質の良いものを探してきています。
同じ手織物同士、紬の着物との相性は抜群!珍しい図柄が程良いアクセントとなります。

普段の着こなしに、外国の刺繍を取り入れてみるのも面白く着こなしの幅が広がると思います。

スザニ刺繍名古屋帯 86,400~108,000円

菊池

春の帯留

そろそろ羽織の季節が近づいてきました。
重いコートを脱いで、帯や帯留でおしゃれを楽しんで下さい。
見せたくなるような春らしい帯留がたくさん入荷してきましたのでご紹介します。

小鳥と花翡翠帯留

小鳥と花翡翠帯留 32,400円

翡翠は新緑の半透明な宝石の一つ。
中国や中南米では古くから金以上に珍重された。
古くから玉(ぎょく)と呼ばれ人気が高い宝石です。かわいい小鳥と花と実が刻まれています。
透け感があるので帯と馴染みやすく気軽にお締めいただけます。

夫婦鶴象牙帯留

夫婦鶴象牙帯留 32,400円

寄り添う夫婦丹頂鶴の彫りが美しい帯留。
頭頂部の赤と羽根の黒がポイントです。
貴重な象牙の素材です。

水仙メノウ帯留

水仙メノウ帯留 21,600円

天然石であるメノウには、様々なカラーがあります。
緑メノウは明るい未来を引き寄せる開運石と言われます。
大振りの水仙が華やかな帯留。
すてきな春の帯にお締め下さい。

チューリップメノウ帯留

チューリップメノウ帯留 16,200円

春らしいチューリップのモチーフを彫り込んだ赤メノウの帯留。
春が待ち遠しくなるような帯留です。



田中

吉祥柄を着る

本場結城紬に紅花染半巾帯毎日、結城のぬくもりに包まれながらの生活は、なんとも贅沢な気持ちになります。
ほっこりした質感と軽さを楽しみながら、日々のコーディネート。

ご紹介の着物は、本場結城紬。
焦げ茶色に灰色が混ざったような絶妙な色合いの地に、吉祥柄の石榴が桃色や青色の糸で織り出されています。
結城がヘビーローテーションで登場のこの季節、石榴柄も吉祥柄として楽しめます。
合わせた半幅帯は紅花染。
紅花で染められた糸の濃淡が自然にあらわれて、優しい気持ちになります。
半巾帯で軽い雰囲気でお出かけもいいものです。

本場結城紬紅花染半巾帯

本場結城紬 75,600円
身丈:4尺(約152㎝)  裄:1尺7寸4分(約66㎝)
紅花染半巾帯 16,200円

徳永

春待ちアドラス羽織

ウズベキスタン・アドラス羽織大寒も過ぎ、もう寒さの底から折り返しています。
これからは暖かくなってまいります、どうぞご安心くださいね。

さあ、花を見つけににお出かけしましょう。
気分はもう春です。

ショールの下は、カラフルなアドラスの羽織をまとって季節を先取りしてみませんか?

ウズベキスタン・アドラス羽織(イエロー)当店オリジナルのこの羽織は、表地がウズベキスタンのアドラス、裏はインドサリーの布で仕立て上がっています。
楽しく個性的な着こなしは、お洒落の先取りもお得意の女性にぴったりです。

生地もしっかりしていて適度な重みがあり、この季節にふさわしい羽織りもの。
進化し続ける灯屋2の羽織で、街角に明るい春をお呼びください。

ウズベキスタン・アドラス羽織

ウズベキスタン・アドラス羽織
(着物16-11-3)
129600円

身丈:2尺7寸(約102.6cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)



ウズベキスタン・アドラス羽織(イエロー)

ウズベキスタン・アドラス羽織(イエロー)
97200円

身丈:2尺6寸5分(約100.7cm) 裄:1尺7寸8分(約67.6cm)



海老沢