帯14-12-3
ご売約済
平安時代より前までは、野生の桜を観賞していたようです。
万葉時代の歌にも詠まれた桜ですが、、貴族達は、梅を愛でる大陸文化にあこがれ、桜の数は梅より少ないものでした。
平安時代頃よりは、野生の桜を都市部へ移植して、お花見の風習も出来てきたようですが、今のようにたくさんの桜は見られなかったそうです。
霞のぼかしの中に咲くこの桜、華やかにというよりは、可愛らしく小さいながらも緑の葉をたくさんつけ、伸び伸びと花を咲かせているようです。
生成り地に薄色のぼかしが、美しい明治から大正時代の縮緬型友禅を帯にお仕立てしました。