※帯09-9-25
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鶸色の江戸縮緬に桜と紅葉が糊置きされ刺繍された名古屋帯です。
見えない部分にはぎが入っておりますが、全通仕立てになっています。
もともとは衣装だったものですが刺繍の状態がよく、太めの刺繍糸がこの時代ならではの品を醸し出しています。
この今では作ることができないと言われる、極細の糸を使った薄い繊細なしぼの縮緬が「江戸ちり」として知られていますが、本当に見る者をなんとも優しい気持ちにさせてくれます。
外に出ない部分につくしなども刺繍されており、季節を愛でる当時の心持ちが伝わってくるようです。