※帯09-5-14
ご売約済
大正末ごろ、首里の紺屋(染屋)では「ビンカタ」と呼ばれていました。
今の「紅型」は「紅」は色彩を、「型」は文様をさし、これが語源と考えられているようです。
染柄、色も独特の特徴があり、春夏秋冬が同時に存在するものもあったり、本来のその花の色ではない色づけがされるなどなど…
色使いの奔放さが、沖縄の強い日差しにはよく映えるものです。
紅型の衣装には植物染料以外に顔料を用いていたためか、「衣」でありながら「着る」だけではなく「見せる」「絵」のようで、このような明治期の紅型はとても貴重なものです。
時代を経た色が織りなす色彩の妙をどうぞお楽しみください。