今回は、先月に訪れたインドから探してきた布から仕立てた帯を中心にご紹介いたします。
世界各地で手仕事による製品が失われ、工業製品化しつつある現代において、手仕事が受け継がれている希少な国ーインド。
伝統的な織りや刺繍、染めの技法を土台とし、近年では若手デザイナーによるモダンなデザインが発表されつつあります。
伝統とモダンをうまくミックスさせ、さらなる魅力を生み出しています。
灯屋2では定期的にインドのテキスタイル工房へ通い、着物、特に紬に似合うテキスタイルをセレクトし、帯に仕立てています。
繊細な布達が帯に仕上がると、なんともうれしい気分になります。
インドの繊細な布の世界、是非お楽しみください。
帯09-10-8
SOLD
綴れのようにドット文様が織りこまれたインドシルクで仕立てた名古屋帯です。
落ち着いた白茶色にマットな光沢感のドットが浮き立ち、モダンな印象です。
また横糸の濃淡茶のグラデーションが上品な印象を与えます。
白大島や張りのある質感の着物に合わせ、質感の違いを楽しむコーディネートも素敵だと思います。
街並みの色彩が深みを増すこれからの季節に是非お勧めの帯です。