「江戸の美」

「小袖」とは公家階級が着用していた「大袖」に対して袖口が小さいことからそう呼ばれ、古くは肌着として着用されていました。
現代のきものの原型といわれていて、表着とされるようになってきた江戸期、用いられる意匠・技法は、町人、武家、公家、それぞれ異なったそうです。
例えば流行に敏感な町人の間では、より新しい様式や技法を求めてデザインが豊かに展開され、武家女性は王朝文学や能を思わせる意匠を細かく配して知性や文学的教養を暗示し、デザインは保守的に。
また公家女性は刺繍を主体に大振りな草木を全体に配したものが多く、武家や町人女性とはまた違った様式美を展開しています。
江戸裂を見ていると、その頃の日本人が自然を肌のように身近にしていたことが、つくづく感じられます。

現代では美術館、博物館でお目にかかることのほうが多い江戸後期の衣裳を、当店では数多く集め、江戸の美を今に楽しんでいただきたいと、帯にお仕立て直しをしております。
夏を目の前に控えた今は、絽の単衣や麻の帷子から仕立てた江戸裂の帯で店内を彩りました。

「江戸の美」 「江戸の美」 「江戸の美」

松田

「夏のワルツ」開催中!

今年も上布の季節となりました。
棚には皆様にも選びやすいよう金額も分け、背も高くアンティークを諦めていた方にも大きなサイズは分かりやすいように別棚にし揃えました。
「新涼」という言葉あり。
秋の初めの涼しさ、その心をいうそうです。
夏帯にも秋柄は多いですが、その頃の暑さを抜けた安堵感を込められているのかもしれません。

灯屋2の夏展開催中です 虫に秋草絽名古屋帯と秋草図麻名古屋帯

右より
虫に秋草絽名古屋帯 24,600円
秋草図麻名古屋帯 35,700円

斉藤

灯屋2の夏展「夏にワルツ」はじまりました。

25日より、夏展「夏にワルツ」がはじまりました。
初日よりたくさんのお客さまにご来店いただき、スタッフ一同、皆様にお会いできることが嬉しくて、張り切っております。

今では希少になってしまった日本中の上布、宮古上布、越後上布、芭蕉布、その他あわせまして80枚以上取り揃えております。
帯は毎年大人気のアンティークの刺繍のもの、染めのもの、多数新商品が届きました。
途中、新しく入荷もございますので、一度だけといわず二度でも三度でも、着物好きを惹きつけて止まない夏の美しい布を探しに、ぜひお出掛けください。

灯屋2の夏展「夏にワルツ」はじまりました 灯屋2の夏展「夏にワルツ」はじまりました

灯屋2 銀座店

空からの贈り物

ある朝、開店前のお店の前に1匹の雀のヒナがおりました。
どうやら巣立ちが上手くいかず、飛び立つ事が出来ないようです。
そこで、私達は親鳥が来る事を願ってヒナを籠に入れ、代々木店の屋根の上に置いて見守る事にしました。
待ち続ける事何時間か・・・
チュンチュンと可愛い鳴き声が聞こえてくるではありませんか。
見ると、親鳥がヒナに餌をあげている光景が飛び込んできました。
代々木のスタッフも一安心。
野性の生き物ですから、人工的な餌はなるべくあげたくないものです。

次の日も、親鳥がせっせと餌を運んでいます。
今はこの雀の親子の光景を見るのがスタッフの心の癒しになっていますが、それもあと少しの事。
何日か後には元気に飛び立っていくのでしょう。

空からの贈り物 空からの贈り物 空からの贈り物

アトリエ 栁

愛らしい小花文様

愛らしい小花文様
インドの染織工房より、数ヶ月前にオーダーしていたテキスタイルが届きました。
ヨーロッパ更紗を思わせる愛らしい小花柄に胸がトキメキます!
今年は洋服の各メゾンでもリバティープリントが流行の兆しで、大好きなテキスタイルを身に纏う楽しさは着物ならではの世界♪

何になるのかは、乞うご期待ください!

代々木店アトリエ 菊池

夏羽織

夏羽織のうっとりするような美しさを楽しめる季節になりました。
まるで麻のような質感の生成り色の単衣は見た目にも涼しく、夏日が多くなる5月におすすめです。羽織はアンティークの花車模様が優美な透紗紋(すきしゃもん)という織り。
さらさらと、歩く度に涼しげに翻るはんなりとした紋紗の羽織を、このようにざっくりとした生紬に合わせていただいても素敵です。

夏羽織 夏羽織

花車模様紋紗単衣羽織(着物12-6-34) 58,800円
裄 1尺6寸2分(約61.6㎝)
身丈 2尺6寸(約98.8㎝)

生紬単衣 48,000円
身丈 4尺5分(約153.9㎝)
裄 1尺6寸5分(約62.7㎝)

格子名古屋帯 12,000円

松田

鷺|夏帯

袷から単衣、そして夏物へと向かい着物の種も変化が楽しめる時期。
みなさん待ち遠しいのか、夏の商品のお問い合わせも増えています。
来月は単衣の月になりますが、帯は絽染で軽やかにしてみました。
黒地の中央に蓮の水辺に白鷺が、輪郭はぼかされ羽毛の柔らかさが感じられます。
サギの字体の「路」は「露(透き通る白いつゆ)」
「鷺」は「透き通る」ように白い鳥を差しているそうです。
くちばし、首、脚が細長く気高くみえます。
こちらの帯は、帯巾8寸(約30.4cm)とやや狭いです。

鷺|夏帯 鷺|夏帯

白大島単衣 127,000円
身丈 4尺2寸(約159.6cm)
裄 1尺7寸3分(約65.7cm)

蓮池の鷺絽名古屋帯(帯13-4-26) 58,000円

斉藤

それぞれに

気温が、さだまらないままでしたが、気がつくと、陽射しと葉の色に新緑の季節を感じます。
歌舞伎座開場以来、いつにもまして、華やかな銀座になりました。
今日は、銀座店のスタッフを紹介いたします!
代々木レンタルフロアでおなじみのお客様も多いかと、松田千穂と大野雅子です。
二人並んだ着物姿の松田は、以前は、レンタルフロアで着付けを担当しておりましたが、現在、銀座店にてお客様の接客をさせていただいております。
大野は、現在もレンタルフロアでヘアメイクを担当、臨時スタッフとして5月16日(木)は、銀座店におります。
お着物を着る時の髪形が、上手くいかなくて・・というお客様は、16日の1日だけとなりますが、お気軽にご相談ください。
青い江戸小紋の根本容子は、灯屋2の和裁士募集に希望して来た所を銀座店でスカウト、毎日ではありませんが、現在、接客を担当させていただいております。
皆、30代の同世代、三人三様、それぞれの個性でお客様をお迎えいたします。どうぞよろしくお願いします。
もちろん、斉藤、白井もお待ちしております!

銀座店スタッフ 銀座店スタッフ 銀座店スタッフ

白井

海のきもの

ゴールデンウィークは、楽しく過ごされましたでしょうか。
新緑が青々と芽吹くのを見届けたあとに思いをはせてしまうのは、青い空、白い雲、輝く海…。気がつけば立夏ですね。
深い紺色のアンティークの絽縮緬に群青の波、縦に走る有職文をかたどったような細い帯が、作り手のモダンな感性が垣間見えます。
海辺を思うなら、やはり貝がら。形が面白く種類が豊富なことから、江戸時代から意匠にされてきたそうです。
貝の帯で思い出すのが、上村松園の「蜃気楼」という絵。蛤から立ち昇ったゆらぎに浮かび上がる美女の図です。
白珊瑚のかんざしにきものの裾には波模様、貝尽くしの美しい丸帯を無造作に、華やかに締めています。
美しい海の精が纏う貝の帯が、私にはとても新鮮にうつりました。

銀座で海を見ていたら、本当の海に出掛けたくなってきました。

海のきもの 海のきもの 海のきもの

波模様絽縮緬小紋 54,600円
身丈 4尺5分(約153㎝) 裄 1尺7寸8分(約67㎝)
貝尽くしの図名古屋帯(帯13-4-7)30,000円
魚に珊瑚名古屋帯(帯11-7-18) 65,100円

松田 

夏の半衿

夏に向けての涼しげな刺繍半衿が集まってきました。
夏素材は一般的に、楊柳は5月末から6月中旬にかけて、6月は絽縮緬や絽、盛夏に入ると紗や麻など…といわれていますが、きもの用の素材でなくても、涼しげな生地で爽やかな色であれば、普段づかいで気の向くままに楽しむのもおすすめです。

灯屋2でも毎年オリジナルで刺繍衿をお作しておりますが、今年は上品な色合いの露芝や、そよぐ柳に流水とあめんぼなど、やさしいものが揃いました。
見ているだけでも心がなごむ、アンティークの素晴らしい刺繍のものや、まだまだ今使えるビーズ刺繍半衿もご用意しております。

夏の半衿 夏の半衿 夏の半衿 夏の半衿

露芝模様絽刺繍半衿 9,450円
柳に流水絽刺繍半衿 12,000円

アンティーク刺繍半衿 上から
蜻蛉に観世水絽縮緬刺繍半衿 10,500円
藤模様楊柳刺繍半衿 14,700円
貝合わせに汐汲桶楊柳刺繍半衿 12,600円

ビーズ刺繍半衿 各7,360円

松田