「立春」

弁慶格子本場結城紬にひよこの図名古屋帯「りっしゅん」なんと素敵な響きでしょう。
寒さも峠を越えてこれから春に向かうことを意味する節気名です。
ところがここ数日は寒い日が続き東京では雪の予報まででています。
まだまだ、春は遠いのでしょうか。

写真は黒地にひよこが蒲公英と蕨と戯れているかわいい刺繍を施した帯。
ひよこには特に季語はありませんが、蒲公英と蕨の季語は春です。
帯前には可憐なすみれも刺繍され春を感じさせてくれる帯です。
合わせた弁慶格子の着物は本場結城袷。
糸の風合いもとても良くスッキリしたブルーがこれからの季節に映えそうです。

弁慶格子本場結城紬にひよこの図名古屋帯ひよこの図名古屋帯

ひよこの図名古屋帯  (帯14-1-33) 120,000円
弁慶格子本場結城紬  (着物15-1-16)  お仕立て直し 91,800円 
身丈:4尺2寸(約153.9cm)  裄:1尺8寸3分(約63.8cm)

田中

春を待つ

結城紬にヨーロッパ更紗名古屋帯本日ご来店のお客様が、「娘にお店を見てきて」といわれて…と足を運んで下さいました。
娘さんが、最近お着物に興味を持たれて、お召しになるようになったのでとのこと。
着物をご紹介している私達としては、とても嬉しい言葉でした。

春色のコーディネイトをご紹介します。
着物は、結城紬。
なんといってもこの時期、あたたかく着れます。
春を待つ気持ちで、綺麗色で装いたいです。
帯は、ヨーロッパ更紗。
色合いが優しくて、綺麗色の紬に良く合います。
帯留を象牙の薔薇にして、少しアンティークな雰囲気にしてみました。

春色の装いで、お出かけしてみてはいかがですか?

ヨーロッパ更紗名古屋帯ヨーロッパ更紗名古屋帯と薔薇の帯留

・結城紬 86000円
 身丈:4尺1寸(約155.8cm) 裄:1尺7寸(約64.5cm)
・ヨーロッパ更紗名古屋帯 89250円
・薔薇の帯留(象牙) 37800円

徳永

ウズベキスタン・アドラスの帯

ウズベキスタン・アドラスの帯シルクロードの中継地であるウズベキスタンには、<アドラス>と呼ばれる日本の絣と同じような方法で作られた色鮮やかな布地があります。
あらかじめ部分的に染分けた縦糸の模様に従って織りあげます。大正から昭和にかけて日本でも普及した銘仙のルーツとも言われています。
<アドラス>は原色をふんだんに取り入れた民族衣装として、砂漠の太陽の光を浴びてカラフルに輝きウズベキスタンの女性を引き立てています。

灯屋ではそんな美しい縦絣のアドラスを帯に仕立て、大島や結城などの紬と合わせることで新たなアドラスの魅力を提案しています。
殆どのものは、伝統的な絣柄を復元した布。
写真の白と緑のアドラスは100年も前のアンティークアドラスです。
縦糸が絹で緯糸が綿と光沢があり柔らかく締めやすい帯です。

白と緑アンティークアドラス名古屋帯赤水玉アドラス名古屋帯ペイズリーアドラス名古屋帯

白と緑アンティークアドラス名古屋帯 (帯14-10-15)  97,200円 
赤水玉アドラス名古屋帯 (帯14-10-12)  59,400円
ペイズリーアドラス名古屋帯 (帯14-10-13) 59,400円

田中

二部式襦袢

サリー二部式襦袢いつもご好評を頂いている二部式襦袢が新しく入荷しました。
サリーのもの、和布のもの、共に充実しております。
お襦袢はやはり絹のものが静電機も少なく無駄に埃を寄せ付けません。
お着物にも優しいです。
そして色や柄がカラフルなほうが、目にも楽しく、お袖口の汚れも目立ちにくいでしょう。
和布二部式襦袢軽やかなサリー、暖かな和布のもの、どちらをお好みでしょうか。
着物からお仕立てし直した襦袢には、季節の梅の柄や凝った染めのものもございます。
どうぞ着物としてはちょっとためらうけど、というぐらいの華やかなものをお選びくださいね。

サリー二部式襦袢 28000円~
和布二部式襦袢 36000円~

無双袖や半無双袖、裾除けやお袖のみの販売もございます

海老沢

紫根染の帯

唐桟袷に麻の葉絞紫根染帯紫根染は多年草ムラサキの植物の根からとった染料で染め上げたもので、遠く中国春秋時代から伝わる草木染めです。
天然染料で染め上げた紫は、落ち着いた深みのある色で、古代紫と呼ばれています。
日本には小野妹子ら遣隋使により伝えられたとされ、古来より高貴な者のみ許された「禁色」でした。

明治時代に入り染色技法が複雑な上、高価な紫根は化学染料ににより必要とされなくなり途絶えてしまいましたが、大正時代に入り国内の染料技法を復活改良しようという事で「南部紫根染研究所」が設立され復活しました。

紫根染めの特徴は色の濃淡。草木染めは何度も何度も染色を重ねるため、濃淡の微妙なムラが出来独特の美しさを醸しだします。
手絞りを施しているので、完全に一点もの。
年を経るごとに少しずつ色が変わって行くのも味わいの一つです。

写真の綿唐桟と合わせた紫紺帯は麻の葉の絞り柄が美しい帯です。
紫の色目が味わい深く変化しています。
この他にも写真の「立涌絞り」や「網目絞り」など紫紺染の帯がいくつかあります。
ぜひ、古来より高貴な色とされてきた紫の味わいをお楽しみ下さい。

麻の葉絞紫根染帯立涌絞紫根染帯網目絞紫根染帯(絹)

唐桟袷(仕立て直し) 62640円 
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)

左:麻の葉絞紫根染帯 97200円
中:立涌絞紫根染帯 129600円
右:網目絞紫根染帯(絹) 126000円

田中

スタッフの休日「暫く~」

スタッフの休日「暫く~」先日、松田も歌舞伎のお話をさせていただいておりましたが、お店にいらっしゃるお客様にも本当に歌舞伎が大好きでお詳しい方がたくさんいらっしゃいます。
歌舞伎座からの行き帰りにお立ち寄りになるお客様達の活き活きとした笑顔には、ついお話をうかがいたくなります。
それぞれ、どの役者さんもご贔屓が、いらっしゃると思いますが、年末、新春と玉三郎さんのお舞台を楽しみ行かれた方も多かったのではないでしょうか。
玉三郎さんのファンと言っても、私は、まだまだで…どなたかぜひおしえて下さい!

有難い事に大歌舞伎ファンさんからチケットをとっていただき、よろこんでお出かけしてまいりました。
今の時代でもこんなに胸が躍るのに娯楽のなかった昔は、どれほど楽しみに歌舞伎座へ向かったのだろう…と想像するだけで、ジーンときます。

スタッフの休日「暫く~」夢のようなひとときの後、あいにくの雨模様で地下に向かうと外国からいらした学生さん達とお会いしました。
みなさん歌舞伎を楽しまれた後の元気な笑顔が印象的。
こんな風に日本に触れて下さるのは、やっぱりうれしいものですね!
今年引退を表明した、シルヴィー・ギエムは、「来日したダンサー達は、TDRへ行く時間があれば、ぜひ、歌舞伎を観に行くべきよ。学ぶ事がたくさんあるわ」とメッセージしています。

類をみない衣装と演出で「かぶく」舞台は、ここでしか観ることの出来ないエンターテイメント!
日本を代表する伝統芸能だからこそ、観客側もどんな風におしゃれして出掛けようか…と装う事もまた楽しみです。

そういえば、若いお客様が、「歌舞伎座でお着物の組み合わせに注意を受けてから、なんとなく着ていけなくて…」と仰ってました。
相手を思っての先輩からのお気持ちかと思いますが、そんな時には「暫~く~」どうぞ、あたたかく見守って下さいませ。
もし、何か言われても「着て行けない」なんておっしゃらずに、どうぞお着物をお楽しみくださるよう心から願う、今日このごろです。

白井

早春賦

袷ぜんまい紬にぜんまいとシダ刺繍名古屋帯春までは、まだ時間がありますが、雪に覆われた大地の下で、春を待っている草花達もたくさんいます。
生成りに茶色のぜんまいが織り込まれた、ぜんまい紬に草色の帯。
なんだかとっても自然な感じで素敵です。

草色に手刺繍したモチーフは、シダとぜんまい。
無意識でしたが、ぜんまいづくしになっていました(笑)

でも本当に素敵な色合いでこのお着物と帯なら、他の色にも合わせやすいという長所もありますね!
おまけにぜんまい織りは、箪笥に入れておくと一緒にいれたお着物にも虫がつかないほど、防虫効果もあるそうです。

春に向けて明るいお色をお探しでしたら、ぜひ一度ご来店の上、お試しください。
当店は、お仕立て上がりのお着物が多いのでご試着すれば、感じがよくわかるのも長所です。
ご来店心よりお待ち申し上げます。

ぜんまいとシダ刺繍名古屋帯ぜんまいとシダ刺繍名古屋帯

袷ぜんまい紬 126000円 
ぜんまいとシダ刺繍名古屋帯 84000円

白井

ジャワ更紗

ジャワ更紗ジャワの各地で作られるバティックは、その模様・染色にそれぞれ特色をもっています。

茜色を特徴とするバティックは、ラッサムという町で作られます。
ラッサムの特徴は何と言っても「赤」。
この赤色は、ラッサムでしか染められていないそうです。

また、植物や波などを図案化した伝統的な模様のバティックは、ジャワ島中心部のジョグジャという古都で作られた更紗です。
王族が身に着けるバティックを生産していたのもこのジョグジャで、色も抑えめで美しく気品のある文様です。

ソガ染めという植物染料を使った伝統的な染色方は、かつては門外不出の染色技術だったそうです。

そしてカラフルで華やかな更紗は、パカロガンという町で作られます。
多色使いで花鳥模様を表したものが多く、輸出向けバティックを量産しています。
早くから化学染料を用いて、柄付けを行ったのも特色の一つです。

ラッサム更紗名古屋帯ソガ染め更紗名古屋帯パカロガン更紗名古屋帯

左: ラッサム更紗名古屋帯 86400円
中: ソガ染め更紗名古屋帯 (帯14-10-25) 37800円
右: パカロガン更紗名古屋帯 43200円

徳永

これさえあれば!

深緑無地道中着寒い毎日が続きますが、お着物は本当に暖かい!と実感します。
この時期、お出かけに重宝するのが、道中着!
羽織の華やかさとは、またちがう着こなしをお楽しみいただけるかと思います。
足元から見えるお着物の分量もあまり多くないので、お写真のような無地道中着でしたら、柔らか物の上にでも無理がありません。

表地は、深い緑色のおとなしめのひげ紬、そしてなんと言ってもこの裏地には、かぶ、とうがらし、竹の子、くわい、大根、蓮根、茄子、人参のお野菜と葡萄、スイカ、りんご、柿、なんとパイナップル!果物がおしゃれな色合いで染められています。

シンプルな形ですので、お太鼓の膨らみがつくる雰囲気のある後姿は、他にはない美しい女性らしさです。
もちろん、寒い時期だけではなく、幅広くお召しいただけます。
紬地ですので、急にお天気がくずれても水にも強く、身体を包むように守ってくれます。
外出の際、着物の衿元に薄いスカーフをしていただくと冷たい風も入ってきませんので、その上にショールをかけると、とても暖かくてお薦めです!

深緑無地道中着深緑無地道中着

深緑無地道中着 94500円
身丈:2尺8寸(約106.4cm) 裄:1尺8寸2分(約69.2cm)

白井

本紅型帯と格子袷

格子生紬袷に紅型帯本紅型の特徴は染料ではなく顔料を使う事。そのため染料と違い、重みのある温かみのある表現になります。
デザイン、型彫り、染めまでをひとりの人またはひとつの工房内で一貫して行っています。

写真の紅型は紬地に霞に山々が連なる景色を配したもの。
柳鼠色の落ち着いた色合いで都会的に気軽に紅型を締めたい方にはぴったり。

合わせた着物は、枯野色に象牙色、茶や黒など数えきれないほどの色で複雑な格子を表現しています。
紬の紅型と合わせてほっこりしたコーディネートにしました。
帯留も珊瑚五連を二列にした繊細なもの、珊瑚はパワーストーンの一つなので、是非身に着けたいですね。

紅型帯格子生紬袷と珊瑚五連二列帯留

紅型帯 25200円
格子生紬袷 64800円
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm) 裄:1尺7寸2分(約65.3cm)
珊瑚五連二列帯留 19440円

田中