小千谷縮

大渦巻きの小千谷縮に麻の名古屋帯この季節になると小千谷縮が棚に並びます。
独特のシボがさらさらと爽やかで、色も柄も豊富。
麻なので水に強く、お手入れも簡単です。
私もこの時期の仕事着としてたいへん重宝しています。

写真のこちらも、とても素敵な小千谷縮、経緯糸共にからむしの縮はもはや貴重なものとなりました。

麻の縮はかつて夏の衣として多くの人に愛されていたものです。
日本文学の中にもその様子が残されている事を、ご存知の方も多いでしょう。
川端康成『雪国』

大渦巻きの小千谷縮映画にもなり、我が国の自然と抒情の美が極まった名作として、世界にも誉れ高い小説です。
夏を迎える今だから、もう一度読んでみたいと思います。
皆様も、駒子と島村の逢瀬を思い浮かべながら、再読下さいませ。

「雪のなかで糸をつくり、雪のなかで織り、雪の水に洗い、雪の上に晒す。績み始めてから織り終わるまで、すべては雪のなかであった。雪ありて縮あり、雪は縮の親というべしと、昔の人も本に書いてある」
川端康成『雪国』

大渦巻きの小千谷縮 194400円 (着物15-5-43) お仕立て直し
身丈:4尺1寸(約155.8cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
麻の名古屋帯 32400円

海老沢

涼しげな経絽

双葉のよろけ縞経絽縮緬小紋に花刺繍絽塩瀬名古屋帯双葉の芽をついだような、面白くてとてもお洒落なよろけ縞です。
経絽の縮緬が光に透けると、とても涼しそう。
経絽の縮緬は、単衣の時期にお召しいただけます。
糸が細く、とても繊細な経絽縮緬は、今では希少になってきました。
このようなモチーフもとても珍しいので、ぜひおすすめしたい素敵なきものです。

帯は絽塩瀬に、芥子に似た可愛らしい花の刺繍。
丸みを帯びた葉の形が優しげで、先端は、蔓のように少し巻いています。
何という花なのでしょうか?
きものと帯の合わせで、色を多く使ってないので、帯留を取り入れて変化をつけるのも素敵です。
天然の紫水晶、オパールのようなガラス、珊瑚・・・ちょっと個性のあるものを合わせてみてはいかがでしょうか。



双葉のよろけ縞経絽縮緬小紋帯留でアクセントを

双葉のよろけ縞経絽縮緬小紋 81000円
身丈:4尺5分(約153cm) 裄:1尺7寸(約64cm)
花刺繍絽塩瀬名古屋帯 27000円

紫水晶帯留 16200円
菱型遊色ガラス帯留 8640円
珊瑚玉つなぎ帯留 30240円 

松田

「夏のおもかげ」開催中です!

渦巻き模様宮古上布に麻名古屋帯6月14日(日)まで、灯屋2夏きもの展「夏のおもかげ」を開催しております。
連日たくさんのお客様にご来店いただきありがとうございます!

始まってそろそろ1週間ですが、新入荷も続々と店頭に並んでおります。
ブログにて随時新入荷のお知らせをさせていただきますので、ぜひご覧ください。

渦巻き模様宮古上布夏の陽射しにひんやりと涼しさを感じさせてくれる最強の宮古上布。
上布とよばれる美しい苧麻の着物は、お手入れも簡単でお着物に慣れていない方でも安心してお持ちいただけます。
琉球藍の深く優しい美しさもさることながら、渦巻きの文様に心が軽くなるような楽しさの珍しい絣文様。

ぜひ、ごらんください。

渦巻き模様宮古上布 280800円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺7寸6分(約66.9cm)
麻名古屋帯 32400円

単衣のよそおい

薄に女郎花縦絽付下に龍村製妙心寺錦袋帯衣がえの時期になると、着物や帯から小物までいろいろな迷いが出てきます。
ご紹介するのは、縦絽の付下。
縦絽の着物は単衣のあつかいですので、6月・9月にお召しいただけます。

ご紹介の着物は、女郎花にすすきなので秋単衣に最適ですが、色も図柄も意匠化されていますので寛容にお召しいただいてもよいかと思います。
合わせたのは龍村製の夏の袋帯。
付下に袋帯で、お呼ばれのお茶会や少しあらたまった席にもお召しいただけます。

今回合わせた小物は、絽の帯揚げに組紐の帯締め。
帯締めは、夏用の帯締めがありますが、涼しい色の組紐や細目の組紐もお締めいただけます。
また、夏のモチーフの帯留をしめて、涼しさや爽やかさ・自分らしさを表現して楽しんでいただきたいです。



龍村製妙心寺錦袋帯薄に女郎花縦絽付下

薄に女郎花縦絽付下 68000円
身丈:4尺3寸5分(約165cm) 裄:1尺7寸(約64cm)
龍村製妙心寺錦袋帯 54000円

徳永

鮎解禁

渓流に鮎絽縮緬付下に鵜の図染名古屋帯6月に入り、鮎釣りが解禁されましたね。
私の自宅近くの多摩川では、年中釣り人が並んで竿を垂らしていますが、この時期には多摩川でも鮎が釣れるのでしょうか?

肩から胴まわりには稚鮎、裾模様には渓流をのぼる鮎のとても珍しい絽縮緬の付下。
杭にわけられた水流がしぶきを上げる線描が、あっさり見えてとても巧みです。
帯には籠にとまってひと休み中の鵜。もう一仕事頑張ろう!というところなのでしょうか。
初夏のひとコマを、昔はこうして楽しんでいたのかなと思いながら着せてみました。



渓流に鮎絽縮緬付下に鵜の図染名古屋帯渓流に鮎絽縮緬付下に鵜の図染名古屋帯渓流に鮎絽縮緬付下

渓流に鮎絽縮緬付下 64000円
身丈:4尺5分(約153cm) 裄:1尺6寸5分(約62cm)
鵜の図染名古屋帯 72000円
黒貝に真珠の帯留 29160円

松田

「夏のおもかげ」始まります。

「夏のおもかげ」始まります。皆様に気持ちよくお召しいただける、夏の訪問着、上布が思いのほかたくさん揃いました。

店内は気温の上昇とともに、どんどん爽やかムードになってきています。

準備を終えて今、明日のお客様たちの期待と喜びにはじけるお顔が目に浮かびます。

今日の小雨で、心が少し落ち着いたところで、明日はぜひお出掛けください。

灯屋2

韓国のポジャギ

ポジャギ一枚の布にしたポジャギです。
ポジャギは韓国の言葉で包む布の固有名詞。
日本の風呂しきのようなものですがその用途は最も多く包むだけでなく、運ぶ、飾る等日常生活に欠かせない必須品でした。

ポジャギの材料は麻、木綿、絹が主で服、布団等に使わった残布や古くなった布の再活用に使用されました。

今回のポジャギは麻で作られて繋ぎの形、細かさを見て古くなった残布を再活用したものではないかと思います。
何日もしくは数ヶ月、数年集めた小さい布を一針、一針を表と裏、どちらでも縫い代が同じ特独な繋ぎ方で一枚の絵のような布になっています。

子供の時、外から家に戻ると、台所には蒸した芋の上に小さいポジャギが被ってました。
真夏日風通しと虫除けの為だと思いますが、飾り気ない台所を一時美しい空間にしようとしたおばあちゃんの気持ちかも知れません。
一時代の前の韓国の母親達は、物と時間を大切にしながら地道な作業を愉しんだのだと思います。

明後日30日からの展示会でポジャギの帯を展示します。
素朴な麻、透ける絹のポジャギが創る美しい造形美を楽しんでください。

アトリエ 森

ドクダミの花ざかり

小千谷縮着物とどくだみの刺繍名古屋帯季節の移り変わりを一番感じさせてくれるのは、毎年けなげに咲いては散る花々ではないでしょうか。
今、日陰に白い小さな花が沢山咲いてのを見る事ができます。
ドクダミの花です。

生葉は匂いがきつく、敬遠する方もいると思いますが、乾燥させたものは生薬として名高く「十薬」と言われています。
私も小さい頃、足の怪我が化膿した時に、祖母に葉をもんで傷口に当ててもらった思い出があります。

とても丈夫な草で、どんどん繁茂するのがちょっと困るなと感じた時もありましたが、今では可憐な白い花が大好きになりました。
なのでこの帯も大好きです。
強く個性的でありながら、役に立って可憐なドクダミって、素敵です。

どくだみの刺繍名古屋帯 (帯14-6-44) 91800円
小千谷縮着物 59400円
身丈:4尺(約151.5㎝) 裄:1尺7寸5分(約66.3㎝)
麻地丸ぐけ 6300円

海老沢

「金魚」帯留

金魚は夏の季語。
お祭りやイベントで金魚すくいを楽しんだ思い出のある方も多いと思いますが、そんな金魚は夏の人気のモチーフです。
水草の中でゆらゆらと泳ぐ金魚は、見ていても涼しげで優雅なものです。
そんな金魚に憧れる方が多いのも頷けます。

特に金魚の帯留は、夏の装いにプラスすると、見た目にも爽やかでかつユーモアに富んでいます。
素材も色々ですがやっぱり赤が定番でしょうか。


ベークライト金魚帯留(ピンク帯締め付)メノウ金魚帯留(帯締め付)メノウ金魚帯留

写真左から
ベークライト金魚帯留(ピンク帯締め付) 15,120円
メノウ金魚帯留(帯締め付) 48,600円
メノウ金魚帯留 54,000円

田中

夏結城と麻の葉帯

夏結城と麻の葉名古屋帯そろそろ夏の装いが気になる頃。
お店でも上布や小千谷縮の着物を探されるお客様が目立ってきています。
今回紹介する着物は夏結城と麻帯のコーディネート。
夏結城は夏大島、夏塩沢などと同じ時期(6月の終わり頃から8月)に着用出来ます。

写真の夏結城は丸文の中に絣の柄が描かれたモダンな柄ゆき。
帯しだいでシックにも華やかにもなります。
肌離れが良くやわらかで麻とは違った感触が味わえます。
麻の葉を大胆に織り込んだ織りの帯を合わせてみました。
黄味ががった緑が夏の陽射しに映えそうです。


夏結城と麻の葉名古屋帯夏結城

夏結城 64,800円 
身丈:4尺1寸(155.8cm) 裄:1尺7寸(64.6cm)
麻の葉名古屋帯 48,600円

田中