名残の宮古上布

名残の宮古上布宮古上布はいつまで着てもいいですか?とこの時期、お客様からよく問われます。
上布は盛夏の衣とされているので、着物暦からいくと7,8月の着用です。
しかし、東京は、まだまだ30度を超える気温が、続きそうな気配…

暦にある立秋の文字が気になるのは、お洒落さんならばこそですが、残暑には、抵抗せず、無理をせず。
季節の変わり目をこなせたら、お出かけする時に気持ちにも余裕が出来て、着物で過ごす時間がもっと愉しくなってくると思います。

白い上布や白の麻襦袢は、真夏のイメージですが、藍上布に青磁色やお納戸色に染めた麻襦袢を重ねるとすっきりした装い。
お洗濯も簡単ですので、まさしく夏のしっぽを快適に過ごせます。

秋図柄の半襟や帯を合わせてお召しいただくと、この上ないほどの軽やかさ🎵
その上秋の図柄を取り入れているので気分は、すっかり秋めいて。
涼しい風が、身体をぬけて思わず鼻歌まじりのお出かけです。

夏のはじめには、スタイリスト原由美子さんのご紹介で、甲田益也子さんに当店の宮古上布を対丈で格好よく着こなして頂きました。
夏だからこそ、軽い感じの着こなしが、目立ちません。
いつもとちがう着こなしに夏の終わりの冒険として、ぜひお楽しみください。

白井