「立夏」

蜻蛉に秋草花紋単衣に秋草に虫籠の図絽名古屋帯暦の上では夏の始まりの時期。
ここ数日初夏を感じるような日もあり、夏着物も気になる頃です。
灯屋2では、27日(土)から夏の企画展がはじまります。
少し先がけて、夏までお召しになれる単衣をご紹介します。
写真の蜻蛉に秋草花紋の単衣は紋錦紗と呼ばれる、蜻蛉の羽根のように軽やかな生地でできています。

糸が細く透け感があるので、単衣の時期から夏着物の時期までお召しになれます。
花と花の間を蜻蛉が優雅に飛びかっている紋様は、甘くなりすぎず大人の女性がさらりと着れる夏着物です。

合わせた黒地の絽の帯は、お太鼓にも前にもたっぷりの刺繍を施しています。
お太鼓には虫籠があり、秋の気配を感じる絵柄。
ぴったりの撫子の帯留を合わせてみました。

蜻蛉に秋草花紋単衣に秋草に虫籠の図絽名古屋帯銀撫子帯留

蜻蛉に秋草花紋単衣 64,800円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺6寸3分(約61.9㎝)
秋草に虫籠の図絽名古屋帯 54,000円
銀撫子帯留 16,200円

田中